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推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)の対策はいつから始めるべき?時期別の準備と効果的な対策法

推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)の対策はいつから始めるべき?時期別の準備と効果的な対策法
大学進学を目指す皆さんにとって、推薦入試は一般入試より早く進路が決まる魅力的な選択肢です。でも「推薦入試の対策っていつから始めればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では推薦入試について、種類別の最適な対策開始時期と、時期ごとの具体的な準備内容を解説し、皆さんが充実した受験準備ができるよう効率的な対策方法もご紹介します!

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推薦入試の種類と特徴

推薦入試には主に2つの種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った入試方式を選びましょう!

学校推薦型選抜(旧指定校推薦入試)

学校推薦型選抜(旧指定校推薦入試)は、一定の成績条件を満たし、校長からの推薦をもらうことで出願できる入試形式です。

一般的な選考方法としては、書類審査や学科試験、面接・小論文が課されることに加え、大学によっては基礎学力テストが課されることもあります。

学校推薦型選抜には、「指定校推薦」「公募推薦」の2種類があります。指定校推薦は、大学側が指定した高校の生徒のみに出願資格が与えられる選抜方式で、主に私立大学で実施されています。一方、公募推薦は大学側が定めた出願条件を満たしていれば出願可能な選抜方式です。

総合型選抜(旧AO入試)

総合型選抜(旧AO入試)は、大学側が求める人物像にマッチする学生を、学力以外の部分も含めて総合的に評価して選抜する入試方法です。学力だけでなく、志望理由や将来の目標、特技や活動実績などあなたの様々な魅力が総合的に評価されます。

一般的に、志望理由書などの書類選考や小論文試験、面接複数回の面接、課題提出、プレゼンテーションなどが課されることが多く、自分の強みや個性をアピールできるチャンスになります。

推薦入試の対策はいつから始めるべきか?

結論から言うと、推薦入試の対策は高校1年生から意識し始め、高校2年生の秋から本格的に取り組むのが理想的です。ただし、推薦入試の種類によって準備の内容や必要な期間は異なります。

学校推薦型選抜(旧指定校推薦入試)の場合

開始時期:評定平均を意識した日々の学習に取り組みつつ、高校2年生の秋頃からは小論文や面接対策などの本格的な対策を

学校推薦型選抜では評定平均値も重視されるため、日頃の学習姿勢が大切です!対象となる成績は、高校1年生から。出願の意思を決めたら、すべての定期テストに全力で取り組みましょう。

さらに小論文や面接対策が必要になることが多く、これらの準備には数ヶ月の練習期間が必要です。遅くとも高校2年生の秋頃にはこれらの具体的な対策を開始しましょう。

学校推薦型選抜に受かる人の特徴や、さらに具体的な対策方法は以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

総合型選抜(旧AO入試)の場合

開始時期: 高校1年生から活動実績の蓄積、本格的には高校2年生の夏頃から

総合型選抜では、学外活動やボランティア経験、資格取得などの実績が評価されることが多いため、早い段階から計画的に活動実績を積み重ねる必要があります。また、志望理由書や自己PR文の作成にも時間をかける必要があるんです!

また、選考では当然ながら「学力」の部分も重要視されます。定期テストで高得点を取り、評定平均を上げておくことも大切です。

総合型選抜に受かる人の特徴や、さらに具体的な対策方法を以下の記事でも解説しています。

学年別・時期別の推薦入試対策スケジュール

それでは、具体的に学年別・時期別に、推薦入試の対策スケジュールをみていきましょう。

高校1年生

目標:基礎学力の向上と評定平均値の維持

4月〜7月: 高校の授業にしっかりと取り組み、定期テスト対策を徹底
8月〜9月: 苦手科目の克服と部活動や校外活動への積極的参加
10月〜3月: 学校行事や委員会活動などに積極的に参加し、リーダーシップを発揮する機会を

この時期は特に推薦入試だけを意識するのではなく、学校生活全般で高評価を得られるよう意識するのがポイントです。日頃の授業態度や提出物の質も評定に影響します!

高校2年生

目標: 進路の具体化と推薦入試に向けた準備開始

4月〜7月: 志望大学・学部の調査、学校での成績維持
8月〜9月: オープンキャンパス参加、資格取得等の準備
10月〜12月: 志望大学の推薦入試情報の収集、小論文対策の開始
1月〜3月: 推薦入試の出願準備と面接対策の基礎練習開始

2年生の後半からは具体的な志望校を絞り始め、各大学の推薦入試の特徴や条件を調べておきましょう。また、総合型選抜を検討している場合は、自分の強みとなる活動実績を意識的に積み重ねていく時期です!

高校3年生

目標: 具体的な出願準備と試験対策の完成

4月〜6月: 推薦入試の出願条件の最終確認と志望理由書の作成
7月〜8月: 小論文・面接対策の本格化とオープンキャンパス再訪
9月〜10月: 出願書類の作成と提出、模擬面接の実施
11月〜12月: 各種試験への対応と合格後の準備

3年生になると推薦入試の出願時期が迫ってきます。志望校の出願期間や提出書類を確認し、計画的に準備を進めましょう。また、不合格の場合に備えて一般入試の対策も並行して行うことをおすすめします。

推薦入試合格後の過ごし方も考えておこう!

推薦入試に合格すると、一般入試までの期間をどう過ごすか迷うことがありますよね。この貴重な時間を有効活用するためには、あらかじめ計画を立てておくことが大切です!

大学入学前の準備として、専門書を読んでおくことや、基礎学力の補強、英語力の向上などに取り組むことができます。また、大学生活のスタートに向けて、新生活の準備も忘れてはいけません。

「推薦入試が終わったあとは何をする?」という疑問について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください!充実した大学生活のスタートを切るための準備について紹介しています。

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ライター
ドーミーラボ編集部

「夢中になれる学生生活」を探求するウエブマガジンです。進学や進路のあり方、充実した学生生活をおくるために実践できる知恵やヒントを発信していきます。