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「やりたいことに打ち込める」貴重な環境です。 KCH#2

「やりたいことに打ち込める」貴重な環境です。 KCH#2
東京理科大学の専用寮である葛飾コミュニティハウス。東京理科大学の葛飾キャンパスに通う多くの学生が生活をしています。理系大学の学生がどのような生活を送っているのか、少し垣間見てみましょう。今回ご紹介するのは、東京理科大学 基礎工学部 生物工学科 4年のYさんです。

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一年生の頃は北海道の長万部キャンパスにいたんです。全寮制だったんですが、四人部屋で……。楽しかったけど、プライベートは無かったですね(笑)。今は一人で過ごせる場所が確保されてるので、課題や研究に集中できます。

あと、下宿をしている人よりも家事に取られる時間が少ないと思うので、その点でも楽をさせてもらえてるなあと。下宿だと、ご飯を作ったり、水回りの掃除をしたりしないといけないので。

私の学科は三年生になると実習が一気に始まるから、急激に大変になりました。二年生の頃もテスト勉強に追われてましたけど……。土曜か日曜のどちらかは、課題のために空けておかないと作業が追いつかないですね。

今の時期は卒研が佳境なので、大学に行って実験して、寝る……という生活です。細胞を扱っているので「何時間後にこれをする」みたいなことが出てくるんですよ。例えば、細胞を撒くのが夜九時、とか。だから晩ご飯を一度食堂で食べて、学校に細胞を撒きに行って、帰ってきて寝る、ということもあります。

生物系の学科に行こう、というのは入試の時点で決めてました。創薬※に興味があったんですけど、高校生の頃はその分野がどういうものなのか、しっかりとは分からないじゃないですか。だから、薬だけに狭めない方がいいかなと思って生物系を選んだんです。学んでいくうちに、やっぱり創薬をやりたいなと思うようになったんですが、抗体を作る時も大腸菌を使ったりするので、いま学んでいることもちゃんと繋がってるなって思うんです。

この寮には理科大生しかいないから、学校の話ができるっていうのはやっぱり強みだと思います。洗面所で会った先輩に、研究室の話を聞いたりもしました。課題や研究は大変なんですが、やっぱり「やりたいことに打ち込める」貴重な環境だと思いますね。

※創薬・・・病気の診断・治療・予防などに利用できる物質を新たに発見・開発し、医薬品として実用化すること。「デジタル大辞泉」(小学館)より

※この記事は葛飾コミュニティハウスWebサイトの記事を転載したものです。また2020年2月時点の内容です。


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ライター
ドーミーラボ編集部

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