受験生の年末年始はどう過ごす?心構えや注意点、おすすめの勉強場所まで
世間は一気にお正月ムードですが、年明けの1、2月に本番を迎える受験生にとって、年末年始は受験期直前の大きな山場です。
今回は受験生として年末年始を過ごす際の心構えと注意点、おすすめの勉強場所について紹介していきます。
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受験生として年末年始を過ごす際の心構えと注意点
世間はお正月で浮かれていますが、受験生は年明け1月には大学入学共通テスト、2月には一般選抜ラッシュを控える、受験期直前の非常に大事な時期です。
年末年始にやりたいことは、合格してから考えよう
正月休みは毎年やってきますが、大学受験という人生を大きく左右するイベントは一度きりです。
あと数週間、数ヶ月の頑張りで、辛かった受験勉強ももうすぐ終わり。
厳しいことを言うようですが、受験生に年末年始の休みなどないととらえて、後ほんの少し、辛抱して乗り切りましょう。
志望校に合格した後の遊びや旅行、来年の年末年始は、受験を頑張って乗り越えた分より一層充実したものとなるはずです。
家族や友人など周囲にも協力してもらえる状況を整えよう
年末年始は大掃除や初詣、親戚の集まりから、忘年会に新年会、駅伝や特番などのテレビ番組、初売りセールまで、誘惑的なイベントが盛りだくさんです。
正月は勉強するんだ!と心を決めたら、家族や友人など周囲にもしっかり意思表示をし、協力を仰ぎましょう。
大掃除や初詣は親御さんに代わりに行ってもらう、テレビの音は小さめにしてもらったり録画を頼んでおく、どうしても欲しいセール商品は受験をしない友人に買ってきてもらう、などなど。
受験生本人の意思だけでなく、周りの協力がより重要になります。
勉強計画をしっかり立てよう
年末年始は学校や予備校も休みの期間になりますので、普段のペースと違って思うように勉強を進めにくくなる場合もあります。そこでより重要になるのが、勉強計画をしっかり立てることです。
だらだらと無駄に時間を過ごしてしまわないためにも、「過去問を何校分解く」「単語集を何周復習する」など、勉強の具体的な内容や分量まで決めておくのがおすすめです。
生活リズムを崩さないように気をつけよう
年末年始は生活リズムが崩れやすいことにも注意を払わなければいけません。
カウントダウンをしたいから日付が変わるまで無理して起きていたなんてもってのほかです。
受験生にとっては日頃と変わりないので、いつもどおり早寝早起きを心がけるようにしましょう。
集中できる勉強場所をみつけよう
年末年始は普段勉強している場所が利用できないケースも考えられます。
またいつもと同じ場所でも、年末年始のせいで環境が変わることもあるでしょう。
年末年始は、自分の勉強スタイルに合っていて集中できる勉強場所をみつけられるかどうかが大切です。
<自宅>
間違いなく年末年始でも空いているのが、自宅です。普段から自宅での勉強に慣れている人ならいいですが、自宅だと集中できないという方は家族の協力を仰いだり、別の場所も織り交ぜるなど工夫してみましょう。
<塾・予備校の自習スペース>
塾や予備校に通っている方であれば、年末年始も空いているところが多いため、思う存分勉強に励むことができます。周りのライバルの姿も目に入ってくるので、より緊張感をもって取り組めることでしょう。
<有料のテレワークスペース>
昨今はコロナ渦において在宅勤務が普及したこともあり、有料のテレワークスペースも増加しています。利用料金はかかってしまいますが、勉強に集中するという目的でいえば申し分ない環境が整っていますので、一度試しに利用してみてもよいでしょう。
<カフェやファミレス>
カフェやファミレスであれば年末年始でも空いているところが多いです。が、特に混雑しやすい時期でもあるので、環境の良し悪しや周囲への配慮という観点では注意が必要です。
<ネットカフェやカラオケ>
意外に思われるかたも多いかもしれませんが、ネットカフェやカラオケも自習スペースとして向いています。料金を払った時間内であれば、周囲を気にせず落ち着いた環境で集中して勉強に取り組めます。息抜きに一冊漫画読んだり、一曲歌ったりしてもよいでしょう。ただし年末年始は混み合ったり、利用料金が普段よりも高めに設定されている場合もあるため要注意です。
<図書館>
あまり数は多くありませんが、年末年始でも利用可能な図書館もあります。図書館なら無料で利用できるので、近くの図書館の営業情報も確認してみましょう。
適度な息抜き・休憩も大切
いくら受験生の年末年始といっても、適度に息抜きをして休憩することも大切です。
ただし、「正月だから特別に休む」のではなく、「勉強のペース・質を保つために必要だから休む」ということを意識してみてください。
無理にイベントに参加したりする必要はないので、読書やスマホ時間など、普段どおりの息抜き方法で適度に休憩するよう心がけましょう。
勉強しない日はつくらないようにしよう
「一日くらい完全に休もう」と決めて、メリハリが付けられる場合は良いですが、勉強しない日をつくるのはおすすめできません。
それまで毎日勉強してきた人が、一日全く勉強に触れないで過ごすと大いにペースが乱れることもあります。最悪の場合、「一日では足りないから2.3日くらい休んでもいいかもしれない」という思考になることも。
また、お正月休みなのに勉強をしなかったという事実は、後々自分の精神衛生上よくありません。単語帳を見直す、自分の苦手分野の過去問だけは解くようにするなど、勉強に少しは触れてそれまでの受験勉強モードが崩れないようにしましょう。
出かける時は隙間時間を有効活用しよう
受験生とは言え、お正月休み中に全くお出掛けをしないのは難しいかもしれません。
そのときは、隙間時間を有効に使うのも大切です。
お出掛け中の待ち時間や移動時間にさっと開けるようなノート、単語帳を持っていくと少しの隙間時間も勉強に充てることができます。
受験前のお正月をどのように過ごしたか、学生会館ドーミーに済む先輩がインタビューに答えてくれています。こちらも合わせて参考にしてみてくださいね!
年末年始を意識せず、普段どおりメリハリをつけて臨もう
年末年始だからと変に意識し過ぎずに、普段どおりメリハリをつけて勉強に臨むことが大切です。
受験期直前、緊張感も高まる時期ですが、もう後少しの辛抱。一日一日を大切にして、後悔のないよう頑張っていきましょう!