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受験生の親必見!今すぐ実践したい7つのルール

更新日 2024.02.28
受験生の親必見!今すぐ実践したい7つのルール
受験生にとっては、家庭は勉強に集中する場所であると同時に、心身の疲労を癒す環境でもあります。しかし、親の過度な心配や行為によっては子どもにストレスを与えてしまい、居心地の悪い環境になってしまうことがあるでしょう。

そこで今回は、漫画『ドラゴン桜』の作中で紹介された「東大合格家庭の10カ条」を参考に、ドーミーラボの視点を交えて「受験生の親が実践したい7つのルール」として紹介します。子どもへの接し方の見直しに、ぜひ参考にしてみてください。

⏱この記事は約5分で読めます

①子どもの体調管理に気を配る

大学受験生の体調管理は非常に重要です。

受験勉強という大きなプレッシャーを抱えている中で体調を崩してしまうと、勉強に集中できなくなり実力を発揮できない可能性があります。受験に対するモチベーション低下にもつながりかねません。

体調管理をするためのポイントとして、以下のことを意識してみてください。

  • 睡眠時間をしっかりと確保させ、規則正しい生活を促す
  • 栄養バランスの良い食事の提供をを心がける
  • 適度な運動をさせストレス解消を促す
  • 体調が悪そうなときはしっかり休ませてあげる

もし子どもの体調に異変を感じたら、しっかり休ませてあげましょう。特に、風邪が流行しやすい時期は、毎朝の健康チェックが重要です。

②親自身も体調管理に気を配る

体調管理は、子どもだけではありません。親自身も健康に気を配るようにしてください。

受験は、親にとってもストレスを抱えやすい時期です。子どもは勉強でプレッシャーを感じ、親は子どもを支えようと気を張るため、どちらも体調を崩しやすい状況であることは間違いありません。

親が体調を崩してしまうと、子どものサポートが十分にできず心配をかけてしまいます。子どもの体調にも悪影響を与えかねません。

睡眠時間の確保や適度な運動、ストレスマネジメントを心がけてみてください。

受験期の親のストレス解消法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

③子どもの話をよく聞く

受験勉強は、子どもにとって大きなプレッシャーです。不安や悩みを抱えながらも、日々努力を続けています。一番近くにいる親に話を聞いてもらうことは大きな支えになるでしょう。

子どもの話を聞く際のポイントとして、以下を意識してみてください。

  • 子どもの話を聞いて共感を示す
  • 子どもの話を批判したり否定したりしない
  • 一方的なアドバイスや意見を押し付けない
  • 子どもの話を最後まで聞く

子どもの話を聞くことで、受験に対する今の気持ちが理解できます。親子の信頼関係を築く良き機会にもなるでしょう。

子どもの話を遮らず、聞くに徹することが重要です。

④子どもを信じて見守る

親としては、心配のあまりついつい口出ししてしまったり、あれこれ指示したくなってしまうことがあるでしょう。しかし、子どもを信じて見守ることも、親にとって大切な役割です。

具体的に、次のことを意識してみてください。

  • 子どもの勉強に口出ししない
  • 勉強方法に指示しない
  • 結果よりも過程を評価する
  • 子どもの努力を認める

子どもを信じて見守ることで自主性が育まれ、自立を促せます。

親が不安を抱えてしまうと、表情や態度で子どもに伝わりやすくなります。

親が子どもを心配する気持ちは自然なことです。しかし、過度な干渉は子どもにストレスを与えかねません。受験勉強だけでなく、親子関係にも影響するでしょう。

受験生の親のNG行為については、こちらの記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

⑤子どもが勉強に集中できる環境を整える

子どもが集中して勉強できる環境を整えるためには、勉強部屋の掃除を怠らないのはもちろんのこと、勉強部屋以外のスペースも綺麗に保ったり、親側の過ごし方にも配慮する必要があります。

共同スペースが散らかっていると、快適な受験生活を妨げる要因になります。リビングやダイニング、トイレやお風呂場、玄関など、普段よく利用するスペースは清潔に保ちましょう。ゲームやマンガなど、勉強の妨げになるようなものはできる限り視覚に入らない場所へ収納しておいてあげるといいでしょう。

また、リビングから響くテレビの音などにも気を払う必要があります。生活音への配慮は見逃しがちなので、ぜひ意識してみてください。

⑥月に一度は家族全員で過ごす時間を作る

家族とのコミュニケーションの場は受験生の息抜きに有効な手段です。

とはいえ、とにかく忙しい受験期、何気なく過ごしていると家族みんなで集まる時間を作るのはなかなか難しいでしょう。

そこで例えば、月に一度は家族で外食するなど決め事にしてしまうのも良いかもしれません。

もちろん受験生の体調や時間帯を優先し、無理のない範囲で行うことが大切です。

受験期は環境の変化に敏感になりやすく、家族仲に亀裂が入りやすい時期でもあります。

家族全員で過ごす時間をしっかり作ることで、家族仲を良好に保ち、気持ちよく受験準備に臨めます。

⑦家族全員で話し合い、ルールを共有する

最後に、ここまでご紹介したルールを、家族全員で共有することです。

今回紹介したもの以外に、それぞれのご家庭なりのルールを設けても良いと思います。

ただ、ルールを設けることも重要ですが、家族全員がルールを把握し協力し合えなければ意味をなしません。

特に、共同スペースの整理や外食の習慣、生活音に対する配慮などは家族全員の理解が必要です。

家族全員で協力して受験生を支え、一緒に乗り越えていきましょう。

家族が一体となってルールを守ることが重要

受験は、受験生ひとりが頑張ればいいものではありません。

家族が守りやすいルールを決め、無理のない範囲で守っていけるよう努力する必要があります。

受験生にとって居心地の良い環境を整えて、家族一体となって受験に臨みましょう。

参考:東洋経済新聞|東大生が力説「親子で朝食とると成績上昇」のなぜ 受験生の親に実践してほしい10大ルール

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ライター
ドーミーラボ編集部

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