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大学受験勉強のやり方がわからない方必見!効果的な勉強方法と計画の立て方ガイド

大学受験勉強のやり方がわからない方必見!効果的な勉強方法と計画の立て方ガイド
大学進学に向けた受験勉強はただ机に向かうことではなく、自分自身と向き合い自己管理を学ぶ過程でもあります。

しかし「どのように勉強を進めればいいのかわからない」「計画を立ててもなかなか実行できない」といった悩みを抱える受験生は少なくありません。

目標は見えていても、達成までの具体的な道筋が見えないと不安や焦りを感じてしまうものです。

そこで本コラムでは、大学受験の効果的な勉強方法と、実行に移すための計画の立て方をわかりやすく解説します。

ただ漠然と勉強時間を増やすのではなく、質の高い勉強をどのように実現するか詳しく紹介するので、受験勉強の不安を解消するガイドとして役立ててみてください。

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大学受験勉強はいつから始めたらいい?

受験生が最も頭を悩ませる疑問の一つが「いつから大学受験の勉強を始めるべきか?」という点です。

結論からいうと、現在の学力や目標とする大学によって異なりますが、早ければ早いほど受験対策しやすくなります。少なくとも高校2年生の春〜夏ごろから準備を開始するといいでしょう。

高校2年生からと聞くと「少し早いのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、早期開始には複数の利点があります。早期から始めることで、勉強内容をゆっくりと深く理解する時間が増えるため、基礎力をしっかりと固められます。

また、苦手分野を早期に特定し対策を練る時間が十分に取れるため、勉強の質も高まるでしょう。

受験生活は、精神的・身体的にストレスがかかりやすいもの。できる限り早めに計画を立てて、長期戦を乗り切る準備をしておくといいでしょう。

大学受験勉強の開始時期は、国公立や私立大、難関大学によって異なるケースがあります。いつから始めるのがいいのか詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

また、受験開始時期についての受験生のリアルな声も参考にしてみてください。

大学受験勉強のやり方がわからない!開始前にやるべきことは?

大学受験の準備を始めるにあたって、どのように勉強計画を立て進めていくかは大きな課題です。

目標を達成するには、受験勉強を始める前の準備が欠かせません。具体的に、勉強開始前に行うべき3つのステップを解説します。

ステップ1:現状の学力を確認する

受験勉強を開始する前に、まずは現状の学力を正確に把握しておきましょう。

自分の強みと弱みを知ることで、効率的な勉強計画を立てられます。

学力の把握には、過去の試験結果の分析や模擬試験の受験が有効です。これらの結果を基に、特に力を入れるべき分野やすでに理解している内容を見極める判断材料になります。

ただし、自己評価は正直に行い、過信や過小評価は避けましょう。客観的に現状を把握するためにも、確実に分析してみてください。

ステップ2:目指す大学・学部を定める

次に、具体的な目標を設定するために、目指す大学や学部を明確に定めてみましょう。

この段階では、将来の目標や興味関心、現在の学力を踏まえたうえで現実的な目標を設定することが重要です。

志望大学の選択は、大学のランキングだけでなく、学部の特色やカリキュラム、キャンパスの立地など多角的な視点から検討を行うといいでしょう。

また、オープンキャンパスへ参加することで学校の雰囲気をつかみやすく、大学選びに役立ちます。

ステップ3:受験当日までの勉強計画を立てる

目標が定まったら、受験当日までの具体的な勉強計画を立てましょう。

計画には、勉強の目標設定や勉強スケジュールの作成、定期的な進捗の確認を含んでみてください。

計画を立てる際は、自分に合う勉強スタイルや生活リズムを考慮し、無理のないスケジュールを作成することが大切です。

また、年単位の長期的な計画と同時に、月や週単位の短期的な目標を設定しましょう。細かな計画を立てることで、達成感が蓄積されモチベーションを維持しやすくします。

また、勉強計画は立てて終わりではなく、進捗に応じて都度調整するといいでしょう。

大学受験勉強の効果的な進め方

大学進学に向けた受験勉強は、ただ時間をかけるだけではなく、どのように勉強するかがポイントになってきます。効率的な勉強法を実践するために、具体的なアプローチを解説します。

1日の勉強スケジュールを決める

受験勉強の成果を最大限に活かすには、1日の勉強スケジュールを決める必要があります。

1日の勉強スケジュールとは、勉強時間の配分や休息時間など具体的な流れのことです。

流れを決めておくことで、継続可能な勉強習慣を築けるでしょう。

スケジュールを立てる際は、自分の最も集中できる時間帯を見極め、その時間に重要科目を集中させると効果的です。

また、科目ごとに勉強時間を分け、特定の学習だけに偏らないようバランス良く配分してみてください。

1日単位のスケジュール例については、こちらのコラムで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

基礎力を固める

大学受験勉強において、基礎力の強化は最も重要な要素の一つです。

基礎がしっかりしていれば、応用問題にも対応しやすくなるでしょう。

基礎勉強には、教科書や参考書を繰り返し読み込み、理解を深めることが重要です。また、基礎的な演習問題をこなすことで、知識の定着につながりやすくなります。

苦手科目がある場合は、その部分を重点的に勉強し、受験勉強の初期の段階で理解度を高めておきましょう。

苦手教科を知る

効率的に勉強するには、苦手教科を正確に把握し、克服するための対策が欠かせません。

苦手教科を知るには、自己診断テストの活用が有効です。教育関連のWebサイトや参考書では、学力を測る診断テストができることが多いものです。これらのテストを利用して、どの範囲が苦手なのかを明確にしましょう。

苦手意識を持つ教科に対しては、基礎から徹底的に理解を深めることが重要です。基本的な概念、公式、規則をしっかりマスターすることで、応用問題への対応能力が自然と向上するでしょう。教科書を繰り返し読み、基本事項を覚えることから始めてみてください。

現状の学力に合う参考書を購入する

現状の学力に合った参考書を選ぶことも、大学受験勉強において非常に重要です。

参考書には、基礎から応用までさまざまなレベルがあります。自分の学力に合わせて、適切な難易度のものを選びましょう。

たとえば、基礎を固めたい場合は、入門書や基礎レベルの参考書が適しています。基礎レベルが習得できていれば、応用問題を扱った参考書を選びましょう。

また、参考書を選ぶ際は、解説のわかりやすさも重要なポイントです。できれば書店で実際に手に取り、サンプルページを確認するといいでしょう。ネットで購入する場合は、レビューや評価を参考にするといいかもしれません。

塾・予備校を利用する

塾や予備校を利用することも、大学受験勉強に有効な手段です。

多くの塾・予備校では、学生の強みや弱みに応じてカスタマイズされた勉強プランを立ててくれます。個別指導があれば、苦手分野を集中的に改善でき勉強効率が大きく向上するでしょう。

また、塾・予備校で定期的に実施される模擬試験は、自分の進捗を把握する機会になります。テストの結果に基づく講師からのフィードバックにより、勉強の方向性を都度調整できるでしょう。

ただ、塾や予備校に通えば必ず成果が出るとは限りません。塾や予備校だけに頼りきるのではなく、自主勉強の時間を確保しバランスの取れた勉強計画を立てるようにしましょう。

大学受験でやらない方がいい勉強方法

大学受験の準備を進める際に、効果的な勉強法を見つけることは非常に重要です。しかし、避けるべき勉強法も存在します。

受験勉強は、頑張っているからこそ陥りやすいことが多いので、大学受験勉強で避けた方がいい勉強法を理解しておきましょう。

一つの科目に偏って勉強する

一つの科目に偏った勉強は、避けましょう。

多くの大学入試では、複数の科目の知識が求められます。一つの科目だけに偏った勉強を行うと、他の科目の成績が疎かになり、全体のバランスが悪くなる可能性があります。

全科目を均等にカバーし、バランス良く勉強していきましょう。

過去問のみに頼る

過去問を解くことは、試験の傾向や出題形式を理解する上で有効ですが、過去問のみに頼る勉強法はおすすめできません。

過去の問題だけを解いていると、新しい形式や最近の出題傾向を見落とす可能性があるからです。

大学入試の出題形式は年々変わることがあります。たとえば、教育政策の変化や大学側の選抜方法の見直し、新たな学習指導要領の導入などさまざまな要因によって変化する可能性があるでしょう。

また、大学によっては多角的な学力や能力を測るために、従来の筆記試験だけでなく論文や面接、小論文、実技試験などさまざまな試験形式を取り入れるケースが増えています。

出題形式の変化に柔軟に対応するためには、常に最新の情報を得て幅広い能力を身につけることが重要です。

睡眠時間を削って勉強する

受験勉強の範囲は広く、長時間の勉強が必要かもしれませんが、睡眠時間を削ってまで勉強することは避けるべきです。

十分な睡眠は記憶の定着や疲労回復に不可欠で、睡眠不足は学習効率の低下や健康問題を引き起こす可能性があるでしょう。

適切な休息を取りながら勉強スケジュールを組むようにしてください。

分からないところを飛ばす

学習中に分からない部分に遭遇した際、それを飛ばしてしまうのはよくありません。

分からない内容を放置すると後々大きな障壁となり、学習の進行に影響を及ぼす可能性があります。分からない部分は、教師や友人に聞いたり参考書で補足学習をしたりするなどして、しっかりと理解しておきましょう。

新しい参考書や問題集を次々と買う

多くの参考書や問題集を購入すること自体は悪いことではありませんが、購入したものを十分に活用せずに次々と新しいものを買うのは避けましょう。

一冊の参考書をしっかりと理解し終えることが、知識の定着につながります。必要な教材を選び、それを徹底的に使いこなすことが重要です。

大学受験勉強に関するよくある疑問や悩み

大学受験勉強に関するよくある疑問を紹介します。

文系・理系で勉強計画は異なる?

文系と理系では、重点を置くべき教科や学習内容が異なるため、勉強計画に違いがあるでしょう。

理系学生の場合は、数学、物理、化学、生物などの科目が重点科目になります。基礎理論の理解と応用力が求められるため、理解度を深めるために多くの時間を割く必要があるでしょう。

特に数学と物理は、理系の大学入試において高いウェイトを占める科目です。これらの科目に対する理解を深め、問題演習に多くの時間を割いた方がいいといえます。

文系学生の場合は、国語、社会、英語の科目が中心になります。これらの科目では、幅広い知識とともに、読解力や論述力が特に重要視されるでしょう。読む速度と理解度を上げる訓練、さらには論述練習にも力を入れる必要があります。

文系・理系ごとの勉強計画については、以下のコラムで詳しく解説しています。

将来が不安になってしまうときはどうすればいい?

大学受験は、人生で最も大きなイベントの一つです。将来への不安がよぎることもあるでしょう。

まずは、何が不安の原因なのかを明確にしましょう。不安を感じる具体的な理由を理解することで、対処法を考えやすくなります。「特定の科目が苦手だから」「試験の形式がよくわからないから」など、原因が見えてくるかもしれません。

受験勉強は、決して楽なものではありません。しかし、努力すれば必ず結果はついてきます。

悩みを抱えている受験生は、一人で抱え込まずに周囲の人に頼ってみるのも有効です。

まとめ

大学受験の勉強方法は、徹底したスケジュール管理と、現状分析が欠かせません。苦手分野を知り、基礎力をしっかり固めて進めていきましょう。

また、受験勉強の方法に不安を感じるのは自然なことです。ただ、やり方が分からないまま時間を過ごすより、乗り越えるための対策を取ることが重要です。

ぜひ、自分に合った勉強方法を見つけてみてくださいね。

ライター
ドーミーラボ編集部

「夢中になれる学生生活」を探求するウエブマガジンです。進学や進路のあり方、充実した学生生活をおくるために実践できる知恵やヒントを発信していきます。