奨学金を申請する際、経済状況を説明する例文やフォーマットはある?【奨学金アドバイザーが詳しく解説】
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奨学金申請の際の「経済状況」はどれくらい書くべきか
奨学金申請、大変ですよね。経済状況の説明はどれくらいかいたほうがいいかとか悩まれる方も多いかと思います。
まず大きく分けて、学生支援機構と民間の奨学金で少し違いがあります。
⚫︎学生支援機構の場合
200文字くらいで経済状況を書く欄があります。ここは素直に、現状を正確に書く場所です。200文字という限られたスペースなので、家庭状況を簡潔にまとめなければなりません。毎年約40万人が奨学金の新規貸与を受けているので、機構の職員が細かくチェックしているとは考えられません。あまり神経質にならずに、置かれている状況を丁寧に記入しましょう。
⚫︎民間の奨学金の場合
民間の奨学金では、この部分が非常に重要です。経済状況だけでなく、自分の活動や夢をしっかりと書くことが求められます。例えばボランティア活動や将来の夢などを、入試のエッセイと同様にしっかりと書くよう努めましょう。自分の力と進学後になりたい姿をしっかりアピールするのがいいですね。ゆっくりと準備しましょう。
奨学金申請の経済状況説明のフォーマットはある?
フォーマットについては、申請先によって違うことがあるので、ちゃんとしたガイドラインに沿って記入するのが一番です。
ところで、大切なことが一つ。それは「嘘を書かないこと」です。以前、経済状況の悪さを強調しすぎて、細かな問い合わせがきてしまった方もいました。
素直に、そして分かりやすく書くことを心掛けましょう。
この記事の監修者:奨学金アドバイザー・久米忠史
この記事の監修者:奨学金アドバイザー・久米忠史(くめ ただし)
株式会社まなびシード 代表取締役。2005年頃から沖縄県の高校で始めた保護者・高校生向けの奨学金ガイダンスが「わかりやすい」との評判を呼び、現在では高校だけでなく全国各地で開催される進学相談会や大学のオープンキャンパスなどで毎年150回以上の講演を行う。2009年には進学費用対策ホームページ「奨学金なるほど!相談所」を開設。