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特集・映画で見る学生寮、映画・ソーシャル・ネットワーク。

特集・映画で見る学生寮、映画・ソーシャル・ネットワーク。
今回は学生寮が重要な役割として登場する映画をご紹介したいと思います。ご紹介するのは『ソーシャル・ネットワーク』(原題: The Social Network)です。

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この映画は、世界最大のSNS『Facebook(フェイスブック)』を作った若き創業者・マーク・ザッカーバーグの自伝的な映画です。彼はまだ大学在学中という若さで会社を創業しますが、まだ30代という若かにも関わらずこのような映画が作られてしまうほど彼が行なったことは革新的な偉業だったと世界中の誰もが評価しています。

我々は彼のスター性にのみフォーカスされた側面だけをメディアを通して見せられていますが、彼には彼なりの喜びや苦悩といった若者らしい物語を生きてきました。何億という支持者を得た一方で、彼が失ったものとは何だったのか? 監督デヴィット・フィンチャーが初期のザッカーバーグを支えたエドゥアルドの視点から描いたドラマがこの映画です。

あらすじ

ハーバード大学に通うイケてない学生・ザッカーバーグは、ガールフレンドのエリカに振られた腹いせに、ルームメイトのエドゥアルドと共にあるサイトを立ち上げました。

それはハーバードの女子寮名簿をハッキングして手に入れたデータをもとに、在学する女子学生をランキング化したサイト『フェイススマッシュ』でした。多くの男性が興味を示し広まっていく一方で、そのサイトは女子学生や大学関係者をはじめ多くの人の反感をかってしまい、ザッカーバーグは大学側から謹慎処分を受けてしまいます。

ハーバード大学のキャンパス風景

しかしながら、ここからがザッカーバーグが凡人と異なる点だったと言えるところでしょう。彼はなぜこのサイトが多くのアクセスを集め注目されたかを考えていました。その理由は、身近な存在を対象にした情報が掲載されていたことだろうと彼は考えます。ザッカーバーグはその思いつきから、誰でも申請さえすれば社交場を広げる事が出来る、ネット上の社交場『フェイスブック』を作ろうと考えました。

より複雑なアルゴリズムを書き、サーバーを確保するためには、エドゥアルドの力は必要でした。しかしエドゥアルドは、その前に学内のクラブで大きな影響力を持つフェニックスのトップ、ウィングルボス兄弟に認められる必要があると言い、良きパートナーだった2人の意見は徐々にすれ違い始めます。そんな時、音楽ファイル共有サービスNapstarの創業者であるショーンパーカーから出資したいとの連絡があり、二人の関係は修復不可能なほどに・・・。

Harvard - birthplace of Facebook
マーク・ザッカーバーグが暮らしたカークランドハウス寮

学生寮だから生まれたFacebookのスピード感

この映画にも上手く表現されていましたが、ザッカーバーグがアイデアを閃いた次の瞬間、彼は同じ寮に住む専門知識をもった友人を頼り、素早くテストサービスをリリース。このスピード感を実現できたことこそ、学生寮が持つ価値だと言えるでしょう。

ザッカーバーグのようにこの世に無い新サービスを考えついた時、あるいは素晴らしい論文のアイデアが閃いた時、自分の心の中だけにとどめておくのではなく誰かに話すことで実行できたり、アイデアが深まったりすると思います。コロナ禍以降は様々なことがオンライン化したのでZOOMなどを使えば直ぐに話すことは可能です。しかし、それでも実際に目の前で相手の呼吸や動きなど言語化できない情報があってこそ伝わるものが多いことを私たちは知っています。やはり、同じ空間で生活を共にする学生寮というのは素晴らしい施設であると改めて感じました。

まだ観たことがなかったあなた、もう一度観返したいと思ったあなた、ぜひ本作をご視聴ください。

ライター
学生会館ドーミー

学生会館「Dormy ドーミー」は、一人暮らしのスタートアップにぴったりな、学生向けのサービスアパートメント。学生の皆さんがやりたいことに夢中になれる環境とサービスを提供しています。全国に307棟展開、2万人を超える学生が利用しています。