体育祭も文化祭も楽しみたい!受験生が学校行事と勉強を両立するコツ
「学校行事と勉強、どちらかを諦めなきゃいけない…」と悩んでいる受験生は少なくありません。
そこで本コラムでは、学校行事と受験勉強を両立するためのコツをお伝えします。高校生活の最後に、後悔のない思い出を作りながら、志望校合格も目指しましょう!
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受験生にとって学校行事は最高の思い出作りになる
大学受験を控えていると、学校行事に積極的に参加しようか迷いますよね。
どちらを優先した方がいいとは断言できません。しかし、体育祭や文化祭などの学校行事は、仲間と一緒に思い出を作る貴重な機会です。
勉強を頑張ることはもちろん大切ですが、苦楽を共にしてきたクラスメイトと過ごす時間は、この時期だからこそ経験できるもの。体育祭で汗を流しながら団結し、文化祭で一つの作品を作り上げる経験は、受験勉強だけでは得られない達成感や感動を与えてくれます。
また、こうした行事を通して得た思い出は、受験勉強の励みにもなります。
不安で押しつぶされそうになっても「あの時全力で楽しんだ瞬間を思い出して、勉強を頑張ろう」と思えるのは、仲間と共有した時間があったからこそ。学校行事を楽しんだ経験は、将来ふと振り返ったときに心を温かくしてくれる、人生の宝物になるはずです。
受験勉強に集中しなければいけないという気持ちが強くても、学校行事を通じて心をリフレッシュすることも大事です。そして、そのリフレッシュの時間が、きっと新たな活力や前向きな気持ちを与えてくれるでしょう。
忙しい受験生活の中で学校行事を楽しむことは、勉強との良いバランスを取るための大切な要素になり得ます。
学校行事と受験勉強の両立で受験生が悩みやすいこと
学校行事は貴重な思い出を作るチャンスですが、同時に受験勉強へのプレッシャーも大きくなります。
ここでは、そんな受験生が抱えがちな悩みについて詳しく見ていきます。
勉強に専念したい自分と学校行事を優先する友人の温度差に悩む
受験勉強と学校行事のどちらを優先したいかで、周りとの温度差に悩む方は多いでしょう。
友人が行事の準備で盛り上がっているのを見て「受験勉強に集中できなくてつらい…」という気持ちが湧くのは自然なこと。また「自分だけ勉強を優先して疎外感を感じたらどうしよう」と、周囲の目が気になることもあるでしょう。
こうした温度差は、人間関係の摩擦を引き起こすこともあるため、受験生にとっては精神的な負担になりがちです。
自分が友人と同じように学校行事を楽しめなくても「自分にとっての優先順位は何か」を考えることで、後悔の少ない選択ができるかもしれません。
両方にメリハリをつけて、友人関係を大切にしつつ自分のペースで勉強に取り組むのも一つの方法です。
受験勉強を理由に体育祭や文化祭を休んでいいか相談しづらい
受験勉強を優先したい場合、体育祭や文化祭を勉強のために休もうかと考えている方も多いでしょう。けれども、そうした相談はしづらいですよね。
特に、クラス全体での活動や役割分担がある場合「自分が抜けると迷惑をかけるのでは?」と感じ、罪悪感を抱くこともあります。
そんな時は、自分一人で決めるのではなく、担任の先生や保護者に相談してみるといいかもしれません。「部分的に参加する」「当日だけ参加する」など、無理のない範囲で関われるか相談してみてもいいでしょう。
勉強しない時間へ罪悪感を覚える
文化祭などのイベントの準備や本番に集中していると、一時的に勉強から離れることになりますが、その時間に対して罪悪感を感じる人も少なくありません。
しかし、勉強の合間にクラスメイトとリフレッシュすることで、かえって集中力が高まることもあります。思い出を作ることは、精神的な充足感を得られる大切な時間です。学校行事を楽しむことも、受験に向けた気持ちのリフレッシュと考えてみてもいいかもしれませんね。
学校行事と受験勉強を両立させる8つのコツ
学校行事と受験勉強を両立するのは大変ですが、少しの工夫でどちらも楽しむことが可能です。具体的な方法を8つ紹介するので、できることから実践してみてくださいね。
①学校行事のスケジュールを把握して計画的に準備する
まず、学校行事のスケジュールをしっかりと確認し、勉強の計画を立ててみましょう。
行事が近づくと準備やリハーサルで忙しくなり、勉強時間が取りにくくなります。行事の予定が分かったら、それを避けるように勉強のスケジュールを組みましょう。
行事前は予習中心、終わった後は復習に時間を割くなど、事前に計画的に準備することで、時間を効率的に使えるはずです。
効果的な勉強計画の立て方は、こちらのコラムで紹介しています。あわせてご覧くださいね。
②疲労を感じたら無理せず睡眠時間をしっかりとる
学校行事と勉強が重なると、疲れが溜まりますよね。そんなときこそ無理をせず、十分な睡眠を確保してください。
睡眠不足は集中力を下げ、効率的な学習が難しくなります。体調を崩してしまうと、せっかくの行事も楽しめなくなってしまいます。
疲れを感じたら、しっかり休むことを心がけましょう。
③通学時間やスキマ時間を活用して勉強する
通学時間や待ち時間など、スキマ時間をうまく活用するのも効果的です。
単語の暗記や過去問の確認など、短時間でできる学習内容をこの時間に取り入れることで、受験勉強が進んでいるという自信につながります。行事の合間にできることを、今のうちにピックアップしておきましょう。
④夏休みで勝負をかける
多くの学校では文化祭は9〜10月に開催されるため、夏休みはその準備に時間を取られることが多いです。
とはいえ授業がない分、勉強時間を確保しやすいのも夏休みの特徴。夏休み前に勉強スケジュールを立て「夏休みは勉強の勝負期間」として意識的に学習を進めましょう。
学校行事を楽しむためにも、この時期にしっかり勉強をしておくと、秋からの受験準備に自信を持てますよ。
受験生におすすめの夏休みの過ごし方は、こちらのコラムをご覧ください。
⑤1日の中でもっとも勉強が捗る時間帯を理解しておく
自分が最も集中できる時間帯を知り、その時間に重要な勉強を組み込むようにしましょう。朝が得意な人は朝早くに、夜に集中できる人は夜にと、自分のリズムを見つけて効率よく勉強することが大切です。
行事で忙しい日も、最大限に効率よく学習時間を使えるよう工夫してみてください。
⑥受験勉強に集中できる環境を作る
学校行事が盛り上がると、家でも余韻が残ってしまい集中しにくくなることがあります。そんなときは、図書館やカフェなど、環境を変えて勉強するのがおすすめ。
静かな環境で勉強すると、気持ちが切り替わり、より集中して取り組むことができるはずです。
⑦学校行事後から数日間はSNSを見ない
学校行事が終わると、SNSには友人たちの写真や楽しい思い出の投稿がたくさん流れてきます。これが気になってしまうと、勉強に集中できなくなる原因に。行事が終わったら、思い切って数日間はSNSから離れて勉強に集中する期間を作りましょう。
行事の余韻を断ち切り、勉強モードにスムーズに切り替える強い意思が重要です。
⑧学校行事をリフレッシュ期間と決めて勉強のモチベーションにする
学校行事は、受験勉強の合間のリフレッシュとして捉えると、気持ちの切り替えがしやすくなります。
「行事を思いっきり楽しんで、次の勉強への活力にしよう!」というように、ポジティブに考えることが大切。強い意志を持って、勉強と学校生活の両方を楽しむ姿勢で取り組めば、どちらも充実したものになるでしょう。
学校行事と受験勉強の両立が苦しくなったらどうすればいい?
行事を楽しもうと決めても、受験勉強に集中しなければというプレッシャーから、両立が苦しく感じることもあるでしょう。
そんなときは、まず自分の優先順位を見直してみてください。どちらか一方を選択しなくてはいけない、というわけではありません。勉強に専念したいと思えば行事を控えてもいいですし、行事を楽しみたいと思えば、その気持ちを大切にしましょう。
どうしてもつらくなったら、まずは友人や先生、家族に悩みを相談するのがおすすめ。同じように両立に苦しんでいる友人がいれば共感し合えますし、第三者のアドバイスで新たな視点を得られるかもしれません。
さらに、疲れを感じたときは、短時間のリフレッシュを取り入れることも重要です。つらいと思う原因は、心が休まっていないことにあるかもしれません。
適度にリフレッシュすることで気持ちがリセットされ、前向きな気持ちが戻ってくることもあります。
受験ストレスを軽くするヒントは、こちらのコラムでも紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
受験生でも学校行事は楽しめる!その分受験勉強の計画も大切に
受験生であっても、行事を楽しむことは決して悪いことではなく、むしろ心のリフレッシュにつながります。大切なのは、行事に参加することで生じる勉強時間の変化を見越して、計画的に勉強を進めることです。
ぜひ、計画的に勉強する習慣を意識してみましょう。