受験前日の食事はどうする?おすすめの夕食レシピを紹介
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受験前日の夕食を考える際のポイント
おすすめメニューを紹介する前に、まずは受験前日の夕食を考える際のポイントを抑えておきましょう。
温かいものにする
受験前日の夜は、身体の深部までも温めるようなものを食べましょう。
緊張が高まる受験前日の夜は、温かいものを食べることでいくらかリラックス効果も得られます。
また、温かいものを摂るとその日の睡眠の質も良くなります。
寒い時期である受験前日に、わざわざ冷たいものを摂るメリットは特にありません。必ず温かいものを口にしてください。
消化に良いものにする
消化に良いものにすることも心掛けるのが良いでしょう。
普段の食事では、「消化の良いものだけを食べよう」と考えることはないかもしれませんね。
しかし、受験前日は翌日に備えてお腹の調子も整えなければなりません。
ぜひ、胃に負担のかからないものを食べるようにしましょう。
消化に良い食品の例は下記の通りです。
- うどん
- おかゆ
- 納豆
- 豆腐
- 卵
- リンゴ
- バナナ
- 油の少ない肉魚
脳の栄養である「ブドウ糖」を摂れるようにする
受験前日は、脳の栄養源である「ブドウ糖」を摂るのも重要です。
ブドウ糖は、主に米や麺、パン、芋類などの炭水化物や砂糖から摂ることになります。
一日に数科目の試験を受ける受験当日は、頭を使います。
ここでもしブドウ糖が不足していると、集中力や思考力が落ちてしまい、試験中のパフォーマンスが下がります。
くれぐれも、脂質だけを摂るような食事はせず、ブドウ糖を主食とした食事にしましょう。
当日の朝食・昼食でもブドウ糖を補給する必要はありますが、前日の夕食からもブドウ糖を摂って試験に備えてください。
ビタミンB1も補う
ビタミンB1も補うのがおすすめです。
実は、ビタミンB1にはブドウ糖の吸収を促進する機能があります。
そのため、炭水化物とあわせてビタミンB1を摂り、脳の栄養を効率的に増やすのも良いでしょう。
ビタミンB1を多く含む食品の例は、豚肉や魚、納豆、魚などです。
受験前日の夕食にNGな食べ物
受験前日の夕食にはNGな食べ物もあります。以下のものは、必ず避けるようにしましょう。
消化に悪いもの
まず、消化に悪いものは控えてください。
受験前日は、「試験に勝つ(カツ)」という意味を込めてカツを食べるという考えもありますが、実はあまりおすすめできません。
揚げ物は、消化に悪く胃に大きな負担をかけます。
普段揚げ物を食べない人が試験前日にカツを食べれば、なおさら胃に悪影響を及ぼします。
他に消化に悪いものの例は下記になるので、こちらも食べないように注意してください。
- 油分の多いもの(脂身の多い肉魚、バターを多く含む食べ物など)
- 食物繊維を多く含むもの(きのこ類、海藻類など)
- 甘味の強いお菓子
- 柑橘類
消化に悪いものを食べると、その日の睡眠の質も落ちてしまいます。
ご自身の好物が消化に悪いものであっても、受験前日は体調を最優先にするために、控えておきましょう。
生もの
生ものも控えておきましょう。
お寿司やお刺身などの生魚は、食中毒になるリスクがあります。
また、冬は牡蠣が出回る時期ですが、生牡蠣はあたるリスクがあるのでやめておくべきです。
生ものを食べるのは、受験が終わったタイミングにしましょう。
一方、火を通した魚介類であれば構いません。焼き魚や煮魚をおかずにした魚定食を食べるのも選択肢です。
冷たいもの
冷たいものもおすすめできません。
日頃から冷たいものを口にしがちな方も、受験前日は温かいものを意識して摂りましょう。
例えば、冷たいジュースは控えて白湯を飲むなどの工夫などがおすすめです。
寒い時期に身体の内部から冷やしてしまうと、内蔵に負担がかかり血行も悪くなります。
「受験」という大切なイベントのときは、自分の体調を一番に考え冷たいものを封印しておきましょう。
刺激の強いもの
受験前日は刺激の強いものも、避けてください。
刺激の強いものを摂ると、胃を荒らしてしまうためお腹の調子が悪くなるリスクがあります。
また、刺激の強いものは翌日まで匂いが気になることもあります。試験会場で周囲の人に不快な思いをさせないためにも、控えるようにしましょう。
刺激の強いものの例は、下記になります。
- にんにく
- ネギ
- 唐辛子
- こしょう
- 辛いもの全般
普段は刺激の強いものを好んで食べる方もいるでしょうが、受験前日には不向きであることを覚えておいてください。
受験前日の夕食 おすすめレシピ
それでは、受験前日におすすめの夕食レシピを紹介します!
鍋焼きうどん
鍋焼きうどんは、数種類の具材とうどんを煮込んだ冬の定番メニューです!
温かくて栄養バランスが良い鍋焼きうどんは、鍋一つで受験当日の栄養をきちんと摂れます。
味付けはめんつゆや出汁を使うのが一般的ですが、味噌を加えて味噌煮込みうどん風にしても美味しく食べられます。
かきたまうどん
かきたまうどんは、卵と出汁でつくるシンプルなうどんです。
消化に良いので、受験前日の主食として向いています。
「受験前日は、時間をかけずに軽めの夕食を食べたい」という場合も、かきたまうどん一品ならつるっとしたのどごしですぐに食べ終わるでしょう!
野菜入りにゅうめん
にゅうめんは、そうめんを温かくして食べる料理です。
柔らかく煮込んだにゅうめんは体調が良くないときにも食べやすいメニューなので、あまり食欲がないときの夕食としておすすめです。
にゅうめんに野菜を加えれば栄養たっぷりで消化にも良く、受験前日の夕食にぴったりのメニューになります。
寄せ鍋
寄せ鍋にするのも良いでしょう。
冬の定番メニューである鍋物は、自分好みの味でたくさんの具材をおいしく食べられます。
受験前日は辛い味付けは避けて、できるだけあっさりした味付けにしましょう。
締めにご飯かうどんを入れてブドウ糖を摂ると、翌日のエネルギー源も一緒に摂れます。
ポトフ
ポトフは、野菜や肉類などを洋風だしで煮込んだスープ料理です。
具だくさんにすれば、ポトフ一つでも大きな満足感を得られるでしょう。
時間をかけて具材がクタクタになるまで煮込めば食べやすく、身体も深部から温まります。
豚汁
豚汁にするのも良いでしょう。
豚肉と野菜を入れてつくる豚汁は、代表的な冬の和食メニューです。
ごはんを入れて雑炊風にしたり、うどんを入れて「豚汁うどん」として食べるのもおすすめです。
受験前日に豚汁を食べる場合は、豚肉や消化に良い「大根」「にんじん」を積極的に摂りましょう。消化に良くない具材である「ゴボウ」や「こんにゃく」は控えめにしてください。
豚肉の生姜焼き
豚肉にはブドウ糖の吸収を助けるビタミンB1が含まれるので、受験前日にぴったりの食材です。
また、生姜は身体を温める作用があります。
ただし、油の量が多すぎると消化効率が悪くなるため、できるだけ少量の油または油なしで炒めるのがおすすめです。
クリームシチュー
クリームシチューは、野菜や肉をグツグツと煮込んでつくる、定番の家庭料理です。
コクのある香りには食欲もそそられるでしょう。
根菜類をたくさん入れて煮込めば、栄養を摂れるのはもちろん、身体も一気に温まります。
受験生の日々の食事にもオススメ!受験メシ
以上、受験前日におすすめの夕食メニューを紹介しました。
ドーミーラボではこの他にも、受験生と受験生を支える親御さんを応援したいという思いから、受験生活に健康で美味しく手軽に作れるレシピ「受験メシ」を開発し、連載記事でお届けしています。
ぜひ合わせてチェックしてみてください!
受験前日の過ごし方は?
ここまでは受験前日の夕食について解説してきましたが、受験前日は他にも心得ておくことがあります。
こちらの記事では、万全な状態で当日を迎えるための「受験前日の過ごし方」について紹介していますのでご確認ください。
受験当日のごはんはどうする?
受験前日の夕食について気になった受験生の皆様は、当然「受験当日のごはん」についても悩むでしょう。
当日の朝ごはん・昼ごはんで知っておくべきことについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひご確認ください。
まとめ
受験生は、受験前日の夕食にも気を使いましょう。
ご自身の好みのものを食べられない場合もあるでしょうが、一番大切なのは翌日の体調を整えることです。
消化に悪いもの、生もの、冷たいもの、刺激の強いものはどうか控えてください。
身体をベストコンディションにしておくことで、受験当日の試験でも大いに力を発揮できます。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
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