インターンシップに参加しないと不利になる？ – プロに聞いた！最新のインターンシップ事情#6

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インターンシップに参加しない場合は不利な影響はある？

新卒採用は1回限りのチャンスなので、できるだけ多くの企業のインターシップに参加した方が良いと学生さんに話しています。

中途採用になるとインターンシップの機会が減少し、複数の企業から内定をもらって待つことも難しいです。新卒で何もわからない状態でも、大手企業をはじめ様々な仕事を提供してくれる、そういう環境がある中でインターンに参加しないという選択肢はないと思っており、ほとんどの学生さんにおすすめしています。

この機会を逃すと後悔する可能性が高いです。インターンシップを通じて自分に合った仕事を見つけることは、将来の人生にプラスになると思います。インターシップは、入社後のミスマッチを減らす一番重要な対策だと考えています。仕事がわからない状態で就職活動するのはリスクが高い、したがって、インターシップに参加しない学生は入社後のミスマッチリスクを増やす可能性が高いわけです。学生さんは入社後のミスマッチリスクをあまり考えずに就職活動や学生生活を楽しんでいるかもしれませんが、必ずインターシップに参加することを推奨します。

インターンシップは将来の人生のための大きな買い物

もう少し話を広げると、就職活動の結果よりも、人生の活動においてこの重要な期間を失うことの方が大きな影響を与えるかもしれません。

就職セミナーを行う際に感じることですが、何か買い物をする際にはしっかり調べてから買うと思いますが、仕事選びに関してはあまり調べない学生が多い。しかし、仕事は人生の大部分を占めるもので、生涯収入が大きく影響します。インターシップは将来の人生のための大きな買い物だと考えています。収入を得る仕事が楽しいかどうかも重要です。したがって、インターシップを通じて自分がやりたいことを見つけ、それに向けて準備することは非常に重要です。

無料でたくさんのチャンスが用意されていて、思う存分活用できるのは幸運なことだと思います。自分の学生時代はこのようなインターンシップ環境はなかったので、この時代に生まれたかったと思うほどです。

インターンシップで活躍できるか不安な方へ

初めてのインターンシップでは、上手く活躍できるか、社員さんに怒られないか、不安を抱える学生さんも多いことと思います。ただ、初めての経験で失敗は当たり前ですし、インターンシップでの経験は必ずあなたの人生の役に立ちます。

実際にインターンシップに参加した学生さんに話を聞いた際、初めのうちは「社員さんからちょっと怒られました」とか、「プレゼンを本部長の前でさせてもらって、結構話長いねって言われて結構へこみました」とか言ってましたけど、最終的には「本当に色々足りないところもわかったんでよかった」と自分自身が成長したと感じられていました。参加前には想像できなかったほど成長されていました。

企業もインターンシッププログラムを提供し、学生が成長する機会を提供しています。実際に経験してみることで、自分がやりたいことや向上する必要のある点を明確にすることができます。

インターンシップは非常にポジティブな経験になることが多いんです。学生さんたちにとって、無料の機会が多く提供されている今の状況は本当に素晴らしいと思います。企業はお金と人件費をかけて学生さんのために頑張っています。より多くの企業が力を入れて頂けることを願っていますし、その為に私たちも頑張りたいと思っています。そして、学生さんがもっと多くのインターンシップに参加できるようになることを望んでいます。それが学生さんのためになると信じています。

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本記事は、学生会館ドーミーとRookyが提供する連載企画の一環です。本企画を通じて、学生の皆さんが自分に合ったインターンやアルバイトを見つけ、充実した学生生活を送るための情報を提供しています。ぜひ、これからの学生生活をより豊かにするヒントを見つけてください。
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中川高一（なかがわ・ たかひと）
ルーキーワークス株式会社　代表取締役
1981年、東京都生まれ。求人情報サービス企業で営業職を務め、多くの功績を上げ、入社後1年9ヶ月のスピードで課長に就任。
新規プロジェクトの責任者を務めた後、2013年に独立。「今後の将来を担う多くの若者（Rooky）が、やりがいを持てる仕事（Works）を見つけ、やりがいを持って取り組む事ができる社会を実現したい」との想いで、現在のルーキーワークス（株）を設立。
同社では主に大学生・専門学校生を対象に、アルバイト就業やインターンシップ支援、起業セミナーの運営など、就職活動を支援する事業を独自に展開している。