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【阪大生が語る】僕が研究にも遊びにも全力を注げる理由。大阪大学×ドーミー五月ヶ丘

【阪大生が語る】僕が研究にも遊びにも全力を注げる理由。大阪大学×ドーミー五月ヶ丘
量子コンピューターの未来を切り開く研究に挑みながら、充実した寮生活を送る大阪大学のケンタロウさん。四国から大阪へ、大阪大学を目指した理由、そして仲間とのつながりが彼の成長をどう支えているのか。その生活と夢に迫ります。

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私は大阪大学の工学研究科物理学系専攻で研究をしています。研究テーマは、量子コンピューター応用に向けた材料開発です。最近注目されている量子ビットを、半導体中の電子の特性を活かして実現する方法に取り組んでいます。量子コンピューターが家庭に1台ある未来を目指して、日々挑戦を続けています。

大阪大学を目指した理由

私が大阪大学を目指したのは、高校時代に出会った物理の先生の影響が大きかったです。その先生は、大学で物理を専攻して研究を続けた経験があり、授業中にも研究者としての熱意が伝わってくるような方でした。実験や理論の奥深さを教えてもらい、私も物理学を深く追求したいと思うようになりました。

また、大阪大学は物理学や工学の分野で国内トップクラスの研究環境が整っていることを知り、自分の目標にぴったりだと感じました。さらに、関西というエリアの魅力もあり、文化的にも刺激を受けられる場所で成長したいと思ったのも理由の一つです。

寮生活の始まり

私がこの寮に入ることになったのは、高校から大学に進学するタイミングでした。実は、自分で寮を選んだわけではなく、母が「朝晩の食事付きで管理人さんがいるから安心」と勧めてくれたのがきっかけです。一人暮らしを始めるには、特に朝ごはんを自分で用意するのが大変だろうと考えたようです。

実際に入寮してみると、母が言っていた通り、食事があるおかげで生活リズムが整いやすく、寮母さんの存在も心強いものでした。朝の「いってらっしゃい」という声掛けや、日曜にふらっと食堂で話す時間が日常に溶け込んでいます。この寮での生活は、ただの一人暮らしでは味わえない、特別な環境だと感じています。

6年間住み続けている理由

寮生活を始めてから、もう6年が経ちました。これほど長く住み続けている理由は、いくつかの特別な体験と、この寮の居心地の良さにあります。例えば、寮のスタッフや仲間が支えてくれたエピソードが忘れられません。特に病気になったとき、寮のパートさんがすぐに助けてくれて、救急車を呼んでくれたことがありました。一人暮らしでは到底得られない安心感を提供してくれる環境です。

また、寮の食事が私の生活リズムを整える上で欠かせない存在です。研究に集中する日々の中で、夕食があることで区切りをつけ、生活にメリハリを保つことができています。加えて、寮での仲間との交流も大きな理由です。休日の遠出や夜の語り合いなど、仲間との思い出が寮生活を特別なものにしています。

さらに、寮費も辞めない理由の一つです。食事と設備、そして学校の近さを考えると満足度が高いです。研究活動に集中したい身としては、経済的な負担を軽減してくれるのが非常にありがたいです。

進学や研究のステージが変わる中で、住み慣れた環境に戻る安心感も魅力です。この寮は、私にとってただの住居以上の存在で、成長と挑戦を支えてくれる場所となっています。

研究者としての日々と寮の支え

研究の日常は朝10時半から夕方6時までのコアタイムで実験や資料作成を行い、その後も大学に残って作業することが多いです。夜8時頃に帰宅し、寮での夕食が一日の切り替えになっています。夜ご飯があるからこそ、深夜まで実験を続けずにメリハリをつけることができています。

寮での生活が私の研究生活を支えていると感じるエピソードがいくつかあります。例えば、病気になった時、寮のパートさんがすぐに助けてくれたことがありました。お風呂上がりに動けなくなり、救急車を呼んでもらったことも。もし一人暮らしだったらと考えると、寮のサポートのありがたさを改めて実感しました。

大阪の印象と孤独感を感じない理由

ぶっちゃけた話、四国からは出たいと思っていました。それで、ちょっと都会に行きたいという気持ちもありました。でも、最初に驚いたのは、梅田駅の人の多さです。「こんなに人がいるんだ」と圧倒されました。

地元の香川では、道ですれ違う人に挨拶をするのが当たり前でしたが、大阪ではこんなに人がいるのに誰もコミュニケーションを取らないことに驚きました。ただ、この寮では日常的に仲間たちと顔を合わせ、食事や会話を通じてたくさんのコミュニケーションを取っているので、孤独感を感じることはありませんでした。寮でのつながりが、大阪での生活をより楽しいものにしてくれています。

仲間とのつながり

寮では多くの仲間と出会いました。お風呂で語り合う時間もその一つです。ある先輩が、美術や陶芸について熱心に語ってくれたことがありました。それまで興味のなかった分野に触れ、実際に美術館へ足を運ぶきっかけになりました。

また、自転車が趣味で、休日には寮の仲間と遠出することもあります。一番遠いところでは伊勢神宮まで日帰りで行ったことがあり、大変でしたが楽しい思い出です。さらに、琵琶湖で寮の仲間と泳いだり、飲み会を開いたりする時間も大切な記憶です。こうしたつながりが、孤独を感じることのない大学生活を作り上げています。

将来への夢

現在の目標は、博士号を取得し、論文を仕上げることです。将来的には研究職に就き、物理学の新しい可能性を切り開いていきたいと思っています。ノーベル賞とまではいかなくても、自分の名前が残るようなプロセスや技術を開発したいです。そのために、他分野と融合させる研究や、新しいアプローチを探る姿勢を大切にしています。

この寮での生活が、私の成長を支え、研究の基盤を作ってくれていると感じます。生活リズムが整い、周囲の仲間たちと切磋琢磨する日々が、私を前へと押し進めてくれます。この寮で得た経験やつながりを大切にしながら、これからも挑戦を続けていきたいです。

ライター
学生会館ドーミー

学生会館「Dormy ドーミー」は、一人暮らしのスタートアップにぴったりな、学生向けのサービスアパートメント。学生の皆さんがやりたいことに夢中になれる環境とサービスを提供しています。全国に307棟展開、2万人を超える学生が利用しています。