世界の学生寮紹介:ケンブリッジ大学
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ケンブリッジ大学とは
ケンブリッジ大学は1209年に設立され、約800年の歴史のあるとても古くからある大学です。数多くのノーベル賞受賞者を輩出するなど輝かしい実績を抱えた大学で、先に亡くなられた著名な物理学者のスティーブン・ホーキンス氏は、ケンブリッジ大学で宇宙論を研究していており、生涯のほとんどをケンブリッジ大学で過ごした方です。
ケンブリッジ大学はイギリスのケンブリッジに立地しており、その街には約30校の大学やケム川、博物館などの観光地が多く存在しています。古くに建てられたものが多いため、イギリスの歴史を感じることができる街です。年間を通して温暖な気候といわれていますが、季節の変わり目は温度差が激しい地域です。
大学運営と寮がシームレスに一体化
中世の大学はもともとキリスト教の修道士養成のための教育機関でした。ケンブリッジ大学はオクスフォード大学と同様長い伝統を持っており、コレッジ(学寮)制という独特のシステムをとっています。ケンブリッジ大学には現在31のコレッジがあり、各コレッジは教室、講堂、食堂、寮(学生用、教員用)、礼拝堂、庭などを備えて独立して運営され、教員も学生も寝食を共にします(修道院と同じ発想です)。米国の大学と異なり、上記のようなコレッジ制を取っているため、大学運営と寮がシームレスに一体化していることが特徴といえるでしょう。
ハーバード大学はじめ米国の大学も学生寮の運営に力を注ぎ、学生間の濃密なコミュニケーションを提供することを重要視していますが、ケンブリッジ大学をはじめとした英国の大学では、学部生にはカレッジ内でチューター(担当指導員)が割り当てられ、学部で行われる授業とは別に、個別又は少人数で学習指導が行われます。つまり、学生の学習基盤であると同時に生活基盤でもあり、より生活に密着した関係性の構築、あるいは学習環境が用意されていると言えます。
大学寮はどんな感じ?
多くの学生が自身が生活する学生寮を紹介する「DORM ROOM TOUR」を公開しています。
ドーミーラボ編集部では、今後も世界の大学が運営している学生寮の紹介を通して、大学生活を学生寮で過ごすことの魅力をお伝えしてしていきます!次回をお楽しみに!