教えて!早稲田大学国際学生寮 WIDのリアル – WID早稲田に暮らすRAに聞きました。【WASEDA LIFE】
食事付きの国際学生寮シリーズ「WID」に実際に暮らす早大生であり、WID早稲田のRAでもある3名に、WIDでの学生生活を聞きました。
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Q1.寮の生活は大変ですか?
龍太郎さん:僕は九月入学だったので、既にコミュニティが出来上がっている中で、どう友達を作ろうか……って悩んでいた時期がしんどかったですね。でもWIDが主催して下さったウェルカムパーティで友達ができてからは、一気に寮生活が楽しくなりました。
愛利紗さん:寮だと、みんなと話せるチャンスが多くていいよね。
エレーナさん:私は最初、他の部屋の子が電話で親子喧嘩してるところを聞いちゃってビックリしたんですけど……やっぱり、他人のプライベートな面が見えるのは大変だなって。でもその子と話すようになって、結果的に仲良くなれたんです。むしろお互いのことが理解できて、いい距離感で付き合えるようになれましたね。
Q2.コロナ禍の寮生活・大学生活で困ったことは?
エレーナさん:オンライン授業だと誰とも会わなくなるって話を聞くんですが、寮で生活していると、人と顔を合わせる機会が少なからずあるので、孤独にならないのが心強いです。
龍太郎さん:元々一人暮らしをしていたけど、人と接する機会が欲しくて寮に来た、って学生もいるぐらいなので。
愛利紗さん:オンライン授業も悪いことばかりじゃないですよ。オンデマンドに変わったことで、難しい部分を何度も繰り返して聞けますし。
龍太郎さん:僕も、対面授業が週に二日しか無かった頃に、インターンの申し込みをしました。学校の勉強以外のことにも力が入れられたのは、たしかに良かったかな、と。
Q3.寮生活を始めて「成長したな」と思うことは?
エレーナさん:最初の頃は、大学の図書館で勉強してると「いつも疲れた顔してるね」みたいに言われてたんですけど、最近寮の友達から「明るくなった」って言われるんです。寮だと、気軽に愚痴を言い合えたりするからかもしれません。大学では真面目な部分しか見せてなかったのかも……。
愛利紗さん:私は「落ち着いた」って言われるようになりました。ある程度、自分で自分のことをやるようになったからですかね。食事とか、寮のサポートを受けながら自立するための練習ができるのは、すごくいいですね。
龍太郎さん:僕は、料理をするようになったことが一番の変化です。「どこどこのスーパーの肉が安い」とか友達と情報をシェアしてると「俺、成長してるなあ」って(笑)。日曜日は食事が出ないので、友達と一緒にスーパーに買い物に行って料理をするのが楽しみです。お風呂掃除とかゴミ出しとか、しなくていい家事があるのは、やっぱり楽ですね。
Q4.WID早稲田のイチオシは?
龍太郎さん:サウナがあること。WID早稲田にしか無い施設なので、ちょっと優越感があります(笑)。
愛利紗さん:相談先がたくさんあって、寮長さんや寮母さんがしっかりサポートしてくれるところです。入ったばかりだと、緊張して先輩とは話せないって子もいるので、ちゃんと相談に乗ってくれる大人がいるのは安心できる部分じゃないかなあ、と。
エレーナさん:あとはフロアごとにLINEグループがあって、学生同士ちゃんと繋がりがあるところ。「サークルでイベントをやります」みたいな情報交換もしています。
龍太郎さん:それと、やっぱり国際性があるのが、この寮の強みですね。
エレーナさん:他の寮だと、留学生と日本の学生のフロアが分かれていたりするんですけど、同じフロアで生活していると、共同生活の中でコミュニケーションが取れるので、こっちの方がいいなあって思います。
Q5.受験生の中には「友達ができるか不安」という人もいるかもしれません。
エレーナさん:私も最初は不安だったんですが、とにかくラウンジに居座って、来た人に声をかけるってことをやってました。一日いれば三十人には会えますね。
龍太郎さん:すげえ(笑)。でも普通に生活していれば大丈夫ですよ。150人ぐらい新入生が入ってきたんですけど、RAが手出しする必要が無いぐらい、みんなもう仲良しです。
愛利紗さん:最初のオリエンテーションで規則を説明しながら寮を案内するんですが、その待ち時間でみんな仲良くなったりしますよ。イベントに参加しなくてもラウンジとか食堂を使っていれば、すぐに友達ができると思います。私は新入生にすぐ声かけちゃうんですけど(笑)。
Q6.受験生に伝えたいことは?
愛利紗さん:早稲田は本当に国際色が豊か。私はアメリカで暮らしていたので「同じ境遇の人、いるかな……」って不安だったんですけど、海外で生活していた人や、留学生の人、ミックスルーツの人も、安心して来てほしいです。
エレーナさん:東京外大の次に、色んな言語の授業があるんですよね。アイヌ語とか。
龍太郎さん:実際、大学で英語しか喋らない日があるぐらい。本当に、色んな言語がキャンパス内で聞こえてくるんです。
エレーナさん:あとは環境も素晴らしいですよね。近くに劇場も美術館もある大学ってなかなか無いんじゃないかな。
Q7.将来の夢や目標を教えてください。
エレーナさん:ロシアでの新規事業を作ってみたいと思っています。私のおばあちゃんはウクライナ出身で、母もウクライナで暮らしていた時期がありました。今は、言語を学ぶだけじゃなく政治や経済、国際情勢を知ることが大切だと思うし、興味があります。
愛利紗さん:私は機械工学を学んでいるんですが、絵を描くことも好きなので、デザインエンジニアになりたいと思っています。
龍太郎さん:僕はカナダにホームステイしていたんですが、その頃から「もっと日本をよくしたい」と考えるようになりました。今、地球エネルギーについて考えるという授業を取っているんですが、将来は日本の資源を整える仕事に就きたいと思っています。
愛利紗さん:そんなこと考えてたんだ!
エレーナさん:普段おちゃらけてるキャラなのに、本当は真面目なんだね。
龍太郎さん:やっぱ明るく楽しくやっていきたいなって(笑)。
※本記事は2022年6月現在の内容です。
文・大池容子 撮影・白浜哲 取材・西泰宏
- ライター
- WASEDA LIFE 編集部
WASEDA LIFE[早稲田ライフ]
2017年8月発行 初版 発行:株式会社 共立メンテナンス
早稲田大学という多様性に満ちたステージで、充実した学生生活を過ごしていただきたい。それぞれの夢に向かいながら早稲田大学の提携学生寮“WID”で暮らす学生さんたちが語るひとつひとつの言葉が、新たな世界に飛び込もうとする、あなたの後押しになることを願っています。