名前も建物もカッコいい!「T-House」に潜入取材!【帝京大学八王子キャンパスの国際学生寮】
そんな帝京大学の寮だから、寮界でも一目置かれる強豪の寮なのだろうという勝手な期待を胸に「T-House」に行ってきました!
⏱この記事は約10分で読めます
■「T-HOUSE」の外観
2022年築の寮は外観もまだ新しくカッコいい!
「T-House 帝京大学国際学生寮 八王子大塚」と書かれた館銘板の隣で、RAの3名がお出迎えしてくれた。敷地に入る瞬間からお出迎えなんてホスピタリティも強豪級。
左からH.Kさん、H.Hさん、N.Kさん。
ちょうど外にいるので、周辺環境について聞いてみた。
H.Hさん「この辺りは、すぐそばにスーパー『OKストア』もありますし、すぐ裏の野猿街道沿いに飲食店も多いので、日常生活は便利ですよ」
N.Kさん「大学まで歩いて10分もかからないから、1限の授業でもゆとりをもって行くことができます。実家から通っている友達やちょっと離れたところに住んでいる友達は1限に出るのが大変だってよく言っています」
■自転車置き場
エントランスに入る前に自転車置き場をチェック。見るからにセキュリティ性が高い!
寮生はみんな自転車を所有しているのか聞いてみた。
N.Kさん「大学にも駅にも生活利便施設にも歩いて行けるので、実は自転車の所有率はそんなに高くないですね。ちなみに私も持っていないです。必要な時だけ友達に借りたりしています。」
H.Kさん「寮生の中には2人で1台の自転車をシェアして使っている人もいますよ」
なるほど。たしかに周辺に利便が揃っていて、たまに自転車を使う機会があるぐらいだったらシェアで事足りそうだ。
■エントランス
防犯カメラがしっかりと見守っている。頼もしいかぎりだ。
寮生がキーをセキュリティにかざすと、こんな感じで扉が開きます。
■郵便受け
エントランス脇にある郵便受けスペース。さすが新しい寮ということだけあって、宅配ロッカーも完備している!配達員さんとの接触ナシで荷物を受け取れる仕様だ。
■受付
正面には寮母さんのいる受付。
その左側には・・・
■ロビー
ソファーや椅子などが置かれたロビー。寮生同士の待ち合わせスペースとしても使える空間だ。ちなみに一番左でキメ顔をしているのは、寮生ではなく、共立メンテナンスの担当者。なんで写真に入っているんだろう(笑)???
■自動販売機とPrayer Room
続いて1Fの共用部を探索していると、自動販売機スペースを発見。その奥に見えるのはなんだろう・・・?
「Prayer Room」つまり礼拝堂!「なんで寮に礼拝堂が!?」と混乱しかけたが、よく考えたらここは国際寮。世界中の様々な学生が住めるよう、お祈りができるスペースが設けられているのだ!すごいホスピタリティ!
■1F共用トイレ
礼拝堂が用意されているというホスピタリティに驚きつつ1Fの共用トイレを見てみてると、バリアフリーの車椅子対応のトイレになっている!
■多目的シャワー室
つづく奥には多目的シャワー室!こちらももちろんバリアフリー対応!
どのようなタイミングで使われることが多いのか聞いてみた。
N.Kさん「親が泊まりに来た時に使ったり、怪我などをしてシャワールームが使えない寮生が使うこともあります」
様々なケースを想定して作られている国際寮だということがよくわかる。
■ゴミステーション
1Fの奥にはゴミステーションがある。中に入らせてもらうと全然イヤな匂いがしない!「T-HOUSE」は食事提供がないから食堂の生ゴミが少ないということも関係しているだろうが、分別がしっかりしているのも理由のひとつだろう。
H.Hさん「このエリアはゴミの分別が細かく分けられているんです。例えばペットボトルにしても、ラベルも剥がすし、キャップも分けて捨てています」
写真のH.Hさんの右後ろには牛乳パックもきちんと分別されて捨てられている。
H.Kさん「最初のうちは分別が細かくて戸惑いましたが、慣れるとそこまで気にならないですよ」
N.Kさん「24時間いつでも自分のタイミングでゴミ捨てできるので、アパート暮らしのようにゴミの回収日を気にしなくて済むから便利です」
たしかにいつでもゴミ捨てできるのはすごく便利だ。そして環境問題や気候変動が叫ばれる昨今。きちんとした分別を今のうちに身に着けておくことは、社会人になってもきっと役に立つはず。
■エレベーター
1Fはあらかた見ることができたので、上階へ。
まずは最上階へ行ってみよう。
■ランドリールーム(4F/最上階)
最上階にあるランドリールーム。もちろん男女でそれぞれ空間が分けられている。
写真奥が男性用ランドリールーム。女性用は上記の写真に写っていない左側にある。
こちらが女性用ランドリールーム。中に入る理由にはいかないので、ここまで。
代わりに男性用のランドリールームに潜入してみた。
■ランドリールーム内(男性用)
おお!広い!
両サイドを埋め尽くす洗濯機とコイン式乾燥機がある。
男子だけでこんなに洗濯機があるのか!「やっぱり部活をやっている学生さんも多いから洗濯の回数も多いんだろう」なんて思っていたら・・・
H.Kさん「まだあっちにも洗濯機ありますよ」
奥にもう1つ空間がある!!!
どれだけ洗濯の需要があるんだこの寮は!!
空間のつくりがわかりにくいと思うので、サッとiPadで描いてみた。
こんな感じ。お粗末で申し訳ない。
洗濯物を畳む台の脇に部屋番号が書かれたマグネットが置いてある。これはなんなんだろう?
H.Hさん「このマグネットは、自分が使っている洗濯機にくっつけておくためのものです。これがあればいま何号室の人が洗濯機を使っているかがわかるから、例えば忘れ物があっても、持ち主がわかりやすいんですよ」
なるほど!!シンプルだけどメチャクチャ洗練されたシステムだ。何かを記入する必要もなく、マグネットを貼りつけるだけ。このシステムはぜひ他の寮でも導入してほしい。
■キッチン
次はキッチンへ。「T-HOUSE」には居住フロアのある各階にこのようなキッチンが用意されている。窓から光が入り、緑が望めるのもポイントだ。
電子レンジやオーブントースターも備え付けてある。
キッチンをどのように利用しているのか、聞いてみた。
N.Kさん「けっこうみんな利用していますよ。どちらかと言えば男子の方が使用率が高いような気がします」
意外。勝手に女性の方がよく利用するものだと思ってた。
N.Kさん「男子は友達と一緒にごはんをつくっている人が多いからですね。女子は1人でササッとつくって食べている印象です」
H.Hさん「たしかにそうかも」
N.Kさん「バレンタインの時期は、チョコレートをつくっている女子もけっこういました。各階のキッチンでチョコレートが作られているような状態でした(笑)」
H.Kさん「ちなみに普段の夕方とかはキッチンが混み合うタイミングもありますけど、ちょっと時間をズラせば、混み合うことなくスムーズに利用できます」
N.Kさん「私は混み合ってる時は5〜10分くらい時間を空けてからまたキッチンに来ます。そうすればだいたい使えますね」
H.Hさん「IHコンロなので、最初はちょっと慣れなかったけど、今はもう慣れました」
H.Kさん「ボクも使ったことなかったから、最初は戸惑いました(笑)」
■居住エリア
「T-HOUSE」の居住エリアへ。男女が暮らす寮は、男子が暮らす階と女子が暮らす階で分けられていることが多いが「T-HOUSE」はそうではないらしい。上記の写真のように左側が女子の居住エリア、右側が男子の居住エリアという分け方になっている。
■居住エリア(男性)
いざ、男子の居住エリアへ。
扉を開けると廊下スペース。ビジネスホテルの廊下のような印象だ。空き部屋があるとのことで中へと案内してもらう。
■モデルルーム
部屋の中はこんな感じ。決して広いとは言えないが、機能が詰まったコンパクトな空間といった印象だ。
ベッド下はもちろん収納スペースになっている。可能な限りスペースを有効活用。
ドア横には収納棚。そしてドアには傘を収納できるマグネット式傘置き。
冷蔵庫もここ。本人の工夫次第で様々な収納が可能になる棚となっている。
N.Kさんに聞いたところ女性の部屋も基本的に同じつくりらしい。
N.Kさん「女性は衣装が多いので、もっと収納が多いとうれしいですね」
H.Hさん「正直、部屋はそんなに広くないので、部屋にこもりっぱなしにならないように外に出たり、共用部で過ごしたりすることも多いです」
N.Kさん「このレールにはコートなど服を掛けている子も多いです。あとは推しのポスターとかグッズを掛けている人もいます」
ベランダがあるので、3人に並んでもらったら、青春ドラマのワンシーンのようになった。外には豊かな緑が広がっていて「多摩モノレール」がゆったり走る様子も眺めることができる。このエリアらしいホッとする風景だ。
■シャワールーム&洗面室
プロダクト感のあるクールでカッコいいデザインの空間。
洗面台もなかなか広くて使い勝手が良さそう。
扉を開けると脱衣所、その奥がシャワールームになっている。
■トイレ
寮の共同トイレってどんな感じなんだろう?
汚かったらイヤだなと思いながら扉を開けると非常にキレイ。
寮のトイレというより、ショッピングモールのトイレみたいな感じ。
掃除もバッチリ行き届いている。
H.Kさん「お風呂もそうですけど、トイレも自分で掃除しなくて良いのが地味にうれしいです」
H.Hさん「水回りの掃除って大変だもんね」
■地下(B1)
最後は地下へ。ってこの寮地下あるの!?何があるんだろう。。。
■リビング・ダイニング・キッチン
あ!地下にリビング・ダイニング・キッチンがあるのね。
でも地下だと外の光が入らないでしょ?開放感なくなっちゃうよね?
と思いきや超カッコいい空間!
あれ、外の光も入ってきてる!!
H.Kさん「T-HOUSEは立地上、高低差があるので、エントランス側を1Fとすると、ここが地下(B1)という扱いになるんですが、路面に面しているので、実質ここも1Fなんですよね」
話を聞いただけだとわかりにくいので、またまた図解!
細かい部分は正確ではないので、あくまで概念図として捉えてほしい。
キッチンもカッコいい!
全体的にどことなくIKEAのような風情のデザインだ。
RAの3人と担当者はいつもここで、打合せをしているらしい。
奥の方にはテレビもある。
N.Kさん「他に人がいない時はここのテレビで友達と映画を見ることもあります。他にもスポーツ観戦したり、バラエティを見ている人たちもいます」
H.Hさん「サッカー日本代表の試合の時は、みんなで応援して盛り上がりました」
H.Kさん「ちなみにここでお酒を飲んでいる人はほとんど見たことないんですけど、先輩2人が何やらしみじみ話し込みながら飲んでいる姿をみたことがあります。この空間は意外と空いていることも多いので、色々と自由に使いやすいと思いますよ」
ここには各寮生のロッカーもある。多くの人がここに調理器具などを収納しているとのことだ。
窓際にはたくさんのテーブル。
ここで課題をやったり勉強している人もいるそうだ。
■ロビー
「T-HOUSE」の中を一通り案内してもらい最後はロビーへ。
最後は担当者が入らないように3人だけでパチリ。
本日はガイドありがとうございました!
帝京大学八王子キャンパスの国際学生寮「T-HOUSE」の魅力
やはり「T-HOUSE」は寮界でも一目置かれるに値する強豪の寮だった。その魅力を最後にわかりやすく箇条書きにしてみたので、入寮を考えている人はぜひとも参考にしてほしい。
- 外観は白と黒のクールなデザイン。中に入ると明るく洗練されたデザイン
- 多様性の時代に誕生した新しい寮だけあって、バリアフリーや宗教上の配慮までされている。
- IKEAの空間デザインを彷彿とさせるリビング・ダイニング・キッチン
- シャワールームもトイレもピカピカで清潔(水回り掃除を自分でやらなくて良い)
- 窓の外には多摩地域の自然豊かな風景
- 近隣にスーパーや飲食店が充実(自転車いらず)
- 大学まで歩いて数分
- 各居住階やB1にキッチン
- 24時間利用可能。イヤな匂いのしないゴミステーション
いかがだろうか。居室は広いとは言い難いが、それを補って余りある充実した空間・設備がある。寮生本人の工夫や使い方次第で様々なライフスタイルを叶えられる寮だ。帝京大学に進学される方はぜひ「T-HOUSE」を検討してみてほしい。
※本記事の内容は2024年7月時点です。(取材撮影・西泰宏/文:田中文庫)
- ライター
- 学生会館ドーミー
学生会館「Dormy ドーミー」は、一人暮らしのスタートアップにぴったりな、学生向けのサービスアパートメント。学生の皆さんがやりたいことに夢中になれる環境とサービスを提供しています。全国に307棟展開、2万人を超える学生が利用しています。