合格祈願におすすめの神社は?ご利益のあるお守りで受験を乗り切ろう!
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合格祈願は「学問の神様」をまつる神社がおすすめ
合格祈願は「学問の神様」をまつる神社へ行くのがおすすめです。
学問の神様とは、平安時代に活躍した菅原道真(すがわらのみちざね)という人物を指します。
菅原道真は、 学問に長け和歌や漢歌の豊かな才能も持ち、素晴らしい作品を残しました。
しかし、活躍する一方で身に覚えのない罪によって福岡の太宰府に左遷させられるなどの苦労もしています。
菅原道真が太宰府で亡くなった後は、京都で道真と対立していた権力者の不幸が次々にみられるようになりました。
人々はこれを「道真のたたりではないか」と考え、道真の魂を鎮めるために太宰府と京都に天満宮が建てられました。
その後、災害が起きるたびに日本全国にも天満宮が建てられる運びとなりました。
そして、「学問の神様」としてまつられる神社は、現在も合格祈願の場所として多くの受験生が訪れています。
合格祈願をする効果
合格祈願をする効果について、あらためて考えてみましょう。
精神の安定につながる
まず、合格祈願をすることは精神の安定につながります。
長期間にわたり不安とプレッシャーを抱える受験生は、時に精神が不安定になることもあるでしょう。
受験は試験当日限りの勝負になるので、どんなに勉強していても本当の意味で不安が消えることはないのです。
そのようなときに神社でお参りをすると、「神様にお願いもしたので大丈夫なはずだ」と心強くなれます。
合格祈願は、ご利益を求める行為であることはもちろんのこと、精神的な落ち着きを得られる効果があります。
息抜きになる
合格祈願に行くことは、受験生にとって程よい息抜きにもなります。
長時間勉強していると、心身に負担が掛かるのは間違いありません。
そのようなときこそ外の空気を吸いながら歩くと清々しい気持ちになり、リフレッシュ効果を得られます。
遊びやデートに出掛けることは難しい受験生ですが、合格祈願は受験の一環でもあるので、気負わずに外に出られる機会になるでしょう。
案外、少し気分転換をした方がその後の勉強もはかどるものです。
合格祈願のお守りが人気の神社
では、合格祈願のお守りが人気の神社を紹介します!
下記で紹介する神社は、「学問の神様」菅原道真をまつり、毎年たくさんの受験生が参拝やお守り選びに訪れます。
太宰府天満宮(福岡県太宰府市)
太宰府天満宮は、全国におよそ10,000社存在する天満宮の総本宮です。
菅原道真の御墓所として、唯一無二の聖地としても有名です。
なお、「梅の名所」としても知られ福岡県の代表的な観光スポットとなっています。
お参りに行くまでの道にはお土産屋もたくさん並び、名物は餡を包んだ餅菓子「梅ヶ枝餅」です。
北野天満宮(京都府京都市)
北野天満宮は京都市に存在する、「学問の神様」で名高い神社で、「日本三天神」のひとつです。
梅や紅葉のシーズンは綺麗な景色も楽しめます。
境内には、たくさんの「牛の像」がまつられているのが特徴。
昔から人々が天神様の使いである「牛の像」に願いを込めて撫でていたことから、この牛の像を撫でると願いごとがかなうと言われています。
菅原道真をまつる神社には牛の像がありますが、そのなかでも北野天満宮は数が多いことで有名です。
防府天満宮(山口県防府市)
防府天満宮は、太宰府天満宮(福岡)・北野天満宮(京都)と並ぶ「日本三天神」のひとつです。
境内には国の登録有形文化財・県の史跡も展示されています。
また、梅の名所としても人気を誇るスポットです。
防府天満宮では、志望校に合格した受験生が神社に返納した合格はちまきが「合格御守」の袋の中に、御神札・お守り・祈願絵馬・菅公鉛筆と納められています。
この合格はちまきは、「先輩たちの努力の結晶」として縁起が良いものとされ、希望者は無料で受け取れます。
湯島天神(東京都文京区)
湯島天神(湯島天満宮)は、都指定文化財である銅製の鳥居や区指定文化財の迷子探しの奇縁氷人石もある神社です。
また、元プロ野球選手の王貞治さんが世界記録を出した際に政府から「国民栄誉賞」が贈られましたが、その記念に建てられた「努力の碑」という石碑もあります。
「梅まつり」、おみこしを担ぐイベント「例大祭」、「菊まつり」といった季節ごとのイベントも人気を博しています。
菅原天満宮(奈良県奈良市)
菅原天満宮は「日本最古の天満宮」で、日本各地からたくさんの参拝者が訪れています。
毎年春分の日には、感謝の気持ちを込め古い筆を納める「奈良筆まつり」という行事も開催されます。
また、梅の季節には「盆梅展」が行われ、梅の香りが一面に漂います。
菅原天満宮では、カラフルな生地の可愛らしいお守りも人気です。
合格祈願はクリスマスの時期に行くのがおすすめ
神社にお参りをするのは「新年」というイメージも浸透していますが、受験生が合格祈願に行くならクリスマスの時期がおすすめです。
新年の神社は初詣の参拝客でいっぱいなので、受験生が行くと体調を崩すリスクや時間を取られるリスクがあります。
一方、年明け前のクリスマスの時期は基本的に神社は空いています。
新年とは異なる雰囲気ですが、受験生は混雑を避けるためにあえてクリスマスの時期に合格祈願を済ませるのも良いでしょう。
また、受験生のクリスマスの過ごし方について詳しく解説している記事もあります。気になる方はぜひ参考にしてください。
人気の合格祈願グッズもチェックしよう
合格祈願と言えば、「お守り」をイメージする人も多いでしょうが、現在はお守り以外の合格祈願グッズも人気です。
例えばリラックス効果のあるもの、実用的なもの、飲食物などさまざまなものがあります。
お守り以外の合格祈願グッズについてはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
まとめ
本記事では、合格祈願におすすめの神社について紹介しました。
歴史に名を残す菅原道真が「学問の神様」としてまつられる神社にお参りすれば、大きなご利益も期待できるでしょう。
そして、合格祈願に行くことは精神の安定にもつながりよいリフレッシュにもなります!
また、受験生はあえてクリスマスの時期を狙って混雑を避けるのもおすすめです。
ぜひ、志望校合格への熱い気持ちを胸に抱えて神社へ足を運んでください!