【明治大学の寮特集③】「狛江」ってどんな街?駅の反対側(南口エリア)へと街ぶら。
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転載元:明治大学国際交流寮「KIH」
※この記事は、「KIH」の許可を得て転載したものです。
【狛江特集 その2】では狛江の街を散策して、駅のすぐそばなので便利なことや、狛江の街に上質なお店やグルメがあることがわかり、徐々にこの街の魅力が見えてきた!
狛江特集の完結編となる今回は「狛江インターナショナルハウス」から見て駅の反対側までを散策。
当初からの疑問だった
「いったい狛江の魅力って何なの???」
は解決するのだろうか?
狛江街ぶら後半戦スタート!
HORIGUCHI COFFE
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清心さん「ここはめちゃくちゃコーヒーが美味しいんですよ。うちの両親も狛江に来た時に飲んですごく気に入っていたので、たまに買って実家に送っています」
地元で評判のコーヒー店とのこと。確かに「食べログ」でも軒並み好評価だ。
穏やかな街の雰囲気と美味しいコーヒー。めっちゃ良さそう!
狛江市役所
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市役所って特に行って楽しいところではないけど、何かと行かなきゃいけない用事が発生するところ。遠いとちょっと面倒だけど、ここは寮のすぐ近く!サクッと用事を済ませられるのは便利!
クリーニング
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看板に店名らしきものがない。もしかして「クリーニング」が店名なのだろうか?
とにかくクリーニング屋もすぐそば。ちょっと外に出たついでに利用できるから便利だそう。
ぱん
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あまりにもストレートなネーミングのパン屋さん発見!
松本さん:ここも美味しいですよ。
取材班:それより店名が気になりますね。狛江ってストレートな店名がウケるとかあるんですかね?
松本さん:それはわかんないっす。
あれ?「ぱん」の右側にも何か気になるものが見える。
トムヤムクン
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お宅もストレートですか!これだけ売りをストレートに出されると確かに食べたくなってくる。
絶対的な自信があるってことだもんなぁ。
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ハッ!
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そういえば、あの看板も同じだった!
狛江では何かしら「看板の表記や店名はできるだけストレートに。ひねったネーミングはウケない」というマーケティング結果が出ているのかもしれない。
実際に我々も何気なく街を歩いていて気になっているワケだから、ストレートな看板作戦は正解のような気がする。
〜以下妄想〜
店主:こんど狛江でお店をオープンさせていただきます!
狛江の重鎮:・・・看板は、どうするつもりか?
店主:はい!若者向けのお店ですので、スタイリッシュなデザインで「CHILL」という店名を大きく入れるつもりです。
狛江の重鎮:・・・すぐに店を畳むことになるやもしれんぞ。
店主:なぜですか!?
狛江の重鎮:・・・
狛江の重鎮の側近:ここ、狛江ではストレートな看板じゃないと生き残れない。それはこれまでの統計で出ている。お館様はそれを言っているのじゃ。
店主:ストレートな・・看板??
狛江の重鎮の側近:おまえTシャツ屋だろう。看板は「Tシャツ」で決まりじゃ。
店主:人気ブランドを揃えたセレクトショップなんですよ!売るのはTシャツだけじゃないですし。何よりダサいですよ!
狛江の重鎮:じゃあ看板は「服」だ。
店主:そんなストレートな・・・。
狛江の重鎮:店が潰れても良いのか?
店主:・・・・。
狛江の重鎮の側近:悪いことは言わん。お館様の言う通り看板は「服」にしとけ。
店主:ぐむぅ。
こんなやり取りがあるのかないのかわからないが、とにかく狛江にはストレートな看板が多い!
これで狛江の特色らしきものが1つ見つかった。
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コマラジ(狛江ラジオ放送株式会社)
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寮生さんに連れられてきたのは、ビルの2階部分にあるコマラジ。
取材班:狛江のラジオ局ですね。
北さん:そうです。ここはたまに「狛江インターナショナルハウス」の寮生が出演させてもらっているんです。
取材班:へー!ラジオ局と学生寮がコラボするんですね。
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特別にブースを外から撮影してもらった。
「狛江インターナショナルハウス」の寮生になれば、ラジオにも出演できるかもしれない!
komae cafe
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ナチュラルなテイストのカフェ。
リラックスできる緑豊かな空間で、持続可能な食材を使ったメニューを提供しているそう。
珈琲Bar 朱い実
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アットホームな雰囲気のお店。昼は喫茶店、夜はBarとして営業しているようだ。
豚ばる陽
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鹿児島の食材や料理を楽しめる居酒屋。鹿児島産黒豚のしゃぶしゃぶがメインらしい。
The Laundry Lounge
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おっ、コインランドリーもある。
松本さん:寮にいるから使わないと思いきや、たまに利用することがありますね。
北さん:大きいアイテムも洗濯できるので、コインランドリーが近くにあると嬉しいです。
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緑の多い、穏やかな住宅街といった雰囲気の街並みだが、実際に歩いてみるとけっこうお店が多くて、何不自由なく暮らせそうだ。
曹洞宗 雲松山 泉龍寺
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狛江駅のすぐそばにある泉龍寺へ。駅のすぐそばに荘厳な雰囲気のお寺があるから、街全体が穏やかな雰囲気になっているのかもしれない。
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立派な鐘楼!!
他のお寺では目にしたことがないくらいの立派な鐘楼が存在感を放っている。
ホームページを調べてみると「珍しい二層式鐘楼」と書かれている。ただ、なぜこんな立派な鐘楼がここにあるのかは書かれていなかった。
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手を清めて参拝。
これにて終了。
・・・と思いきや、まだ駅の反対側には行っていない。
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駅の向こう側(南口エリア)へ。
THE 飲み屋街。
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駅舎を抜けるとそこは飲み屋街だった。と、思わず川端康成チックに言ってしまったが、こう雑然としたエリアがあってこれはこれで安心した。これまでは穏やかで上品な街並みだったので、こういう街のくだけた一面を見ると、筆者のような上品ではない人間も受け入れてくれそうな気がしてくる。
立ち呑みや ますだ
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またしても狛江ストレートスタイルの看板。昭和チックな出で立ちにちょっと怖気づきそうだが、行ってみたい。さすがにこの店の常連という寮生はなかなかいないだろうが。社会経験として大学生にもこういう店を体験してもらいたい気持ちもある。
普通の居酒屋
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「普通の居酒屋」という名称のお店。ある意味ここも狛江ストレートスタイルの流れを組んだネーミング。先ほどのお店と比べるとめっちゃ安心して入れそうなお店。実際に寮生にもけっこう人気らしいとのこと。
Dejiル
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女性陣から「ここは美味しいと評判」と言われたのがここ。「Dejiる → でじる →出汁」。表現はかなりひねってはいるが、お店の売りを店名にするという意味ではここも狛江ストレートスタイルの流れを組んだインスパイア系のネーミングに分類される。
sanwa
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中規模サイズの食品スーパー。狛江駅にもスーパー「Odakyu OX 狛江店」があるので、使い分けすることも可能だ。
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住宅エリアは昔ながらっぽい路地がたくさんある。
狛江湯
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めっちゃオシャレな銭湯!!当然サウナもある!!
もともとあった銭湯を建築家やデザイナーがリノベーションしたと思われる今どきの銭湯「狛江湯」。
ちなみにホームページもめっちゃオシャレ!狛江ではサウナまで楽しめるのね!
松本さん:寮でもサウナ好きの人はちょこちょこ行ってるみたいです。入浴料とサウナで合わせて1200円するので、学生の我々にはちょっとした贅沢といった感じですね。
北さん:女性は行ってるのかなぁ。他の寮生と中で合うと気まずいので私は行ったことないです(笑)。
取材班:寮生同士が外で合うと気まずいとかあるんですね(笑)。
寮生同士でしかわからない感覚があるようだ。
ちなみに取材終了後、筆者とカメラマン(2人もサウナ好き)とで狛江湯に入浴したが、とにかくレベルの高いサウナだった。サウナ好きの方は錦糸町の黄金湯(名店!)をイメージしてもらえると良いと思う。黄金湯を出る頃には、たくさんのお客さんで入浴待ちの人たちが順番待ちをしていた。
まとめ
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狛江の街ぶら全工程終了!
もう狛江はお腹いっぱいというぐらいに紹介できたと思うがお気づきだろうか?
我々はずっと寮の500m圏内を歩いていたのだ。
500m圏内でこれだけあったら良くない!?
むしろこのMAPのプロットを見ると、500mのギリギリも攻めてない。だいたい300mくらいのところを周ってる印象。
駅も歩いてすぐ。もちろん駅ナカに何十店もテナントがあるからこれだけで便利。
そして街中にはスーパーやコンビニ、市役所も近いから生活利便はバッチリ。
めっちゃ美味しいグルメをはじめ、飲食店もここでは紹介でききれないほどある。
超イケてるサウナもある。
運動不足になるレベルで便利じゃない?
結論:地味だけど、完璧なバランスで暮らせる街!
たしかに狛江にはこれという特徴はない。そして地味なように見えて、暮らしに必要なスポットは充実しているし、実際に「狛江インターナショナルハウス」のポジションに暮らせば駅も近いしめちゃ便利。そして「地味」というキーワードは一見ネガティブに見えるかもしれないが、よく考えてみよう。
あなたの住む街を仮に穏やかで心地よい街と仮定して、そこが妙に人気の高い街だったらどうなるだろう。ゆっくりしたい休日にも都内中のあちこちから人が押し寄せ、街はガヤガヤしている状態。近くの通りでも知らない集団の話し声がして家の中にまで聞こえてくる。地元のお気に入りの店も並ばなければ入れない。と、この状態は極端な例だが、人気の街はこういうデメリットもある。
自分のペースで落ち着いて暮らしたいならば「地味」な街でも便利であれば心地よいのだ。そういう意味で狛江は自分のペースで心地よく暮らすという点ではめちゃくちゃ優秀。
狛江からなら下北沢も新宿も渋谷にも行きやすいから、行きたい時に行けばいい。明大生ならキャンパスによっては、定期の範囲内で下北沢にも新宿にも行き放題。地味な街に暮らして、人気の街は行きたい時に利用する。それができるのが狛江だ。「完璧なバランス」と表現したのはこういうこと。
ただ、あのストレートな訴求の看板が多い件については理由がよくわからない。
ぜひ「狛江インターナショナルハウス」に暮らして、この謎の実態を解き明かしてもらいたい次第である。
狛江特集 完
(文・田中文庫/写真・秋岡海平/編集・西泰宏)
※記事の学部学年・内容は2023年11月の取材当時のものです。