1. Home
  2. 進学・受験・入試のこと

受験当日の失敗あるある|先輩の体験談とアンケートデータから学ぶ注意点

受験当日の失敗あるある|先輩の体験談とアンケートデータから学ぶ注意点
受験当日は、これまで積み重ねてきた努力を発揮する大切な一日。
しかし、どんなに準備していても、当日は思いがけないハプニングが起こることがあります。

「忘れ物をしてしまった」「道に迷った」「緊張で頭が真っ白になった」
小さな失敗が、気持ちの焦りや集中力の低下につながってしまうことも少なくありません。

実際に受験を経験した人たちの失敗談をもとに、当日に起こりやすいトラブルとその対策を紹介します。先輩たちの体験を教訓にして、万全の状態で受験に臨みましょう。

⏱この記事は約11分で読めます

アンケートから見る“受験当日のトラブル傾向”

受験当日は、どんなに準備していても予想外のことが起こりがちです。

学生会館ドーミーが全国の寮生581人を対象に行ったアンケートで多く寄せられたのは

「会場までの道に迷った」「場所が分かりにくかった」
「交通機関の遅延や混雑で焦った」
「受験票や筆記用具などを忘れた」

といった移動や準備に関するトラブルでした。

また、腹痛や頭痛、吐き気などの体調不良を経験したという声もありましたが、多くは市販薬を持参したり、早めに休んだりといった、普段通りのケアで対応していた様子がうかがえました。

多くの声から見えてきたのは、取り返しのつかない大きな失敗というよりも、

「ちょっとしたハプニングで気持ちが乱れた」
「想定外の出来事に焦ってしまった」

といった“心理的な影響”が中心だったという点です。

ここからは、実際にあった具体的な失敗談をもとに、当日の注意点と対策を詳しく見ていきましょう。

試験会場に向かうまでの失敗談

受験当日の失敗談をケース別にみていきましょう。まずは、試験会場に向かうまでの失敗談です。

忘れ物をした

「当日、家を出て駅に向かっている途中に『あれ、そういえば受験票を入れてないかも』と思い、カバンのなかを見るとやはり忘れていました。パニックになりかけましたが、余裕を持って家を出ていたので何とか家に取りに行っても間に合いました。しかし、本当に焦ったことは確かです。」

受験当日は持っていくべきものがたくさんあります。特に、受験票など重要なものを忘れてしまっては大慌てすることになるでしょう。

持ち物は必ず前日に準備しておくのが大切です。

落とし物をした

「受験当日、折り畳み傘を手に持って電車に乗りました。電車を降りてから、席に折り畳み傘を置いてきてしまったことに気付きました。もちろん遺失物届け手続きをしていたら集合時間に間に合わないのでそのまま会場へ足を運びました。ですが、愛用していた折り畳み傘を落としたことで気分は下がりました。」

受験当日の道中で大切なものを落としてしまえば、気分は下がってしまいますね。

・試験に関係のない貴重品はなるべく持っていかない
・手に持つ荷物は最小限にする
・必要な物はファスナー付きのカバンにまとめて入れる

など、事前に“落とさない工夫”をしておくことが大切です。

昼ごはんを買いそびれそうになった

「当日の昼ごはんは、朝の試験会場に向かう途中、最寄り駅前のコンビニで購入する予定でした。一応購入する時間も考えて家を出たのですが、想像以上にたくさんの人がレジ待ちをしていました。これでは電車の時刻に間に合わないと思い、その店で買うのはやめました。急遽試験会場の最寄り駅のコンビニを探して何とか買うことはできましたが、とても焦りました。」

受験当日の朝は、コンビニや売店が予想以上に混雑しがちです。購入に時間を取られると、それだけで大きな焦りにつながります。

昼ごはんは前日までに準備しておくか、自宅から持参するのが安心。やむを得ず当日に買う場合は、複数の購入先を想定しておくと慌てずに済みます。

受験会場の集合時間に遅刻しかけて焦った

「受験会場の集合時間はわかっていたのですが、自分の歩くペースが遅かったのか思っていたよりもギリギリに到着することになりました。途中で『やばい、このままだと遅刻する』と気付き、ダッシュすることに。普段走ることがないので息切れしながら受験会場に飛び込むことになりました。」

集合時間に遅刻しかけると、それだけで大きく気持ちが乱れてしまいます。初めての会場では想定以上に時間がかかることも多いため、到着は「集合時間の30~60分前」を目安にしましょう。

前日までにマップアプリでルートや所要時間を確認し、余裕のある移動計画を立てておくことが大切です。

待ち合わせしていた友人となかなか会えずに焦った

「仲の良い友人と『当日は一緒に同じ電車で受験会場に行こう』と話しており、当日の朝は駅で待ち合わせする約束をしていました。しかし、当日のその時間の駅は、とても人が多くて友人の姿を探すだけで一苦労。友人の方も、自分の姿をなかなか見つけられずお互いにグルグルしてしまっていたようです。電車に乗る時間も迫っていたので非常に焦りました。」

友人と待ち合わせをして受験会場へ向かう約束をするのはできるだけ避けるのがおすすめです。

人の多い駅や改札では思った以上に合流が難しく、待ち合わせそのものが焦りの原因になることがあります。時間に遅れそうになったり、予定していた電車に乗れなかったりするリスクも高まります。

受験当日は、自分のペースで動けることが何より大切。あらかじめ決めたスケジュールとルートに沿って、一人で落ち着いて会場へ向かうようにしましょう。

試験会場への道を間違えた

「試験会場へ向かう時はマップアプリを活用するつもりでした。最初はマップアプリを見ていたのですが、他にも制服を着た集団が前を歩いていたので『この人たちに着いていけば良い』と思い、付いていきました。しかし、途中で『本当に合っているのか』と思い、マップを見ると別な方向に行っていました。制服を着た集団は、なんと自分たちの高校に通学する集団でした。」

試験会場までの道のりで、周囲の人を頼りにするのは避けましょう。

同じ方向に見えても別の目的地へ向かっている場合や、同じ会場に行く受験生でもその人自身が道を間違えている可能性もあります。受験当日は、必ず自分でルートを確認しながら行動することが大切です。

電車を乗り過ごした

「受験当日は、ほとんど乗ったことがない電車で会場に向かうことになりました。目的の駅名や到着時刻は把握していたつもりだったのですが、参考書に目を通していると乗り過ごしていることに気付きました。慌てて次の駅で降りて戻ることになりました。」

公共交通機関で会場へ向かう場合は、乗り過ごしに注意しましょう。特に朝の電車は混み合うため、一駅のミスでも遅刻につながる可能性があります。

移動中に勉強するのは問題ありませんが、降りる駅の確認を最優先に行いましょう

参考書をたくさん持参して重かった

「休憩時間に勉強をしなければと思い、持っている参考書をカバンに入る分だけたくさん持参しました。ただし、試験会場でそんなに何冊も参考書を見直すようなことなどできず、体力を費やして思い荷物を運んだことを後悔しました。」

不安だからこそ「あれもこれも」と、多くの参考書を持って行きたくなるのは当然です。しかし、たくさん持って行っては重くなるのはもちろん、逆にどれを見直したらいいのかわからなくなることもあるでしょう。

当日持参する勉強道具は、最低限に絞るのが鉄則です。苦手な単元の参考書や単語帳など、さっと見直せるようなものに留めましょう。

試験中の失敗談

次に、試験中の失敗談を紹介します。

会場の緊張感に圧倒された

「朝、会場に着いた瞬間、周囲の人の緊張感に圧倒されました。物音がない静かな空間に恐怖さえ感じました。圧倒されてはいけないのはわかっていたのに、完全に飲み込まれてしまい、緊張感が想像以上に高まっていきました。」

試験会場の雰囲気に圧倒されるのは自然なことです。そんなときこそ、意識してリラックスすることが大切です。

開始までは周囲を気にしすぎず、深呼吸で気持ちを落ち着けながら、最後の見直しに集中しましょう。

試験中に頭が真っ白になり実力を出せなかった

「試験開始後、どんな問題が出題されているのか全体にさっと目を通していました。すると、自分の知らない単語ばかり使われている英文を見てパニックになりました。その焦りからか、頭が真っ白になりずっと落ち着くこともできず、実力を出せなかった気がします。」

試験中に頭が真っ白になるのは、誰にでも起こり得ることです。

大切なのは、その状態に気づいたらすぐに気持ちを切り替えること。深呼吸をする、いったん簡単な問題から解き直すなど、自分なりの立て直し方を持っておきましょう。

そのためにも、過去問などで“本番を想定した練習”を重ねておくことが有効です。

普段使っていない鉛筆を使って手が痛くなった

「普段使っていない鉛筆を試験本番で初めて使いました。その鉛筆は合格祈願鉛筆だったので、試験当日に使おうと張り切って持っていきました。しかし、普段使っている鉛筆ではなかったので、力加減などが上手くいかなかったのか手が痛くなりました。」

受験の時は、「普段使わないもの」を使用しない方が無難です。

いくら縁起の良い鉛筆でも、使い慣れていないと手に負担が掛かるでしょう。どうしても本番で使いたいのであれば、普段の勉強のときから使って慣らしておくのが良いですね。

肌に合わない衣類を身に着けて不快だった

「『受験当日の寒さ対策に』と母が用意してくれていた新品の温かいインナーを身に着けて試験会場に向かいました。温かいのは良かったのですが、試験中に生地がごわついたような感触が不快で、気になり出してしまいました。その後も着心地の悪さは変わらず、肌に合わない衣類であることを事前に気付くべきだったと反省しました。」

受験当日の衣類も、普段から着慣れているものが一番です。

一度も袖を通していないものを着ると、案外肌に合わないこともあるでしょう。試験本番という大切なイベントのときに「服の感触が不快でパフォーマンスが下がった」なんてことがないようにしたいものですね。

昼ごはんに炭水化物を摂りすぎて試験中に眠くなった

「午前中の試験でかなり空腹になったので、お昼の休憩時間は買っておいたパンに勢いよくありつきました。また、持参していた手軽に食べられるお菓子も食べました。しかし、午後の試験中に眠気が出てきてしまい、とても焦りました。」

受験当日にしっかりと昼ごはんを食べることは大切ですが、血糖値が急上昇すると、試験中の眠気につながります。

ご飯やパンだけに偏らず、タンパク質やビタミンB1を含むメニューを選ぶのがポイントです。詳しい選び方は、こちらの記事も参考にしてください。

寒さ対策をしすぎて逆に暑かった

「受験当日の気温を確認した際、とても寒くなることが予想されたので、温かいインナーやカイロなどで万全な対策をして試験会場へ向かいました。道中はそれで良かったのですが、最初の科目の試験中、どんどん暑さを感じることに。会場は暖房が効いていたので、過剰な寒さ対策をしたままで臨むと、汗をかいて集中しづらくなりました。」

受験当日は寒さ対策が大切ですが、会場内は暖房が効いていることも多く、厚着しすぎると逆に集中しにくくなります。

外ではしっかり防寒しつつ、会場では調整しやすい服装にするのがポイント。重ね着などで、温度に合わせて脱ぎ着できる準備をしておきましょう。

休み時間の失敗談

最後に、休み時間の失敗談を紹介します。

友達と話し込んで勉強する時間を取れなかった

「受験会場では、偶然高校の同級生と近くの席になりました。休み時間は持参した参考書で復習をするつもりだったのですが、同級生が話しかけてきて、ついつい話し込んでしまいました。私が一度応じてしまったのもあり、休み時間の度に話しかけられては話し込むことを繰り返し、結局勉強時間が確保できない事態になっていました。」

休み時間に知り合いと話したくなる気持ちは自然ですが、予定外に話し込んでしまうと貴重な見直し時間を失ってしまいます。

本当は勉強したいと感じているなら、「試験後に話そう」と一言伝える勇気も大切受験当日は、自分のペースを最優先にしましょう。

終わった試験の答え合わせをして自信を無くした

「試験中に、解答を2択まで絞り込んだもののどちらが正答かわからず迷う問題が複数ありました。そして試験終了後はその正答が気になって仕方なく、つい参考書で答えを確認し始めてしまうことに。ただし、自分の解答はことごとく間違っていたことがわかり、ただただ自信をなくすだけでした。」

終わった試験の答え合わせは、できるだけ控えましょう。

間違いに気づくと気持ちが落ち込み、次の科目に悪影響が出ることがあります。受験当日は結果を気にするよりも、気持ちを切り替えることが最優先です。

休み時間は答え合わせではなく、次の試験の見直しに使いましょう。

お手洗いが想像以上に混んでいた

「『休み時間の最後の方にお手洗いに行こう』と考えていざ行ってみると、想像以上に混んでいました。長蛇の列を見て、次の試験に間に合うのか不安にさえなりました。並んでいる人たちもみんな険しい顔をしてイライラしているようでした。」

休み時間のお手洗いは、できるだけ早めに済ませましょう。

多くの受験生が同じタイミングで利用するため、想像以上に混雑することがあります。並ぶ時間を考慮して、余裕を持った行動を心がけることが大切です。

受験当日の失敗談を“自分事”として備えよう

ここまで紹介した失敗談を読んで、「自分は大丈夫」と感じた人もいるかもしれません。

しかし、受験当日は誰にとっても特別な一日。どんなに準備していても、思いがけないミスやハプニングは起こり得ます。

大切なのは、失敗談を他人事で終わらせないこと。「自分にも起こるかもしれない」と想定しておくことで、忘れ物の防止や移動時間の確保、体調管理など、具体的な対策につながります。

小さなトラブルに振り回されず、本来の力を発揮するためにも、先輩たちの経験を反面教師にして、万全の準備で受験当日を迎えましょう。

関連記事

ライター
ドーミーラボ編集部

「夢中になれる学生生活」を探求するウエブマガジンです。進学や進路のあり方、充実した学生生活をおくるために実践できる知恵やヒントを発信していきます。