受験当日の失敗は意外と多い?先輩の失敗談を教訓にして受験に臨もう
⏱この記事は約11分で読めます
試験会場に向かうまでの失敗談
受験当日の失敗談をケース別にみていきましょう!まずは、試験会場に向かうまでの失敗談です。
忘れ物をした
「当日、家を出て駅に向かっている途中に『あれ、そういえば受験票を入れてないかも』と思い、カバンのなかを見るとやはり忘れていました。パニックになりかけましたが、余裕を持って家を出ていたので何とか家に取りに行っても間に合いました。しかし、本当に焦ったことは確かです。」
受験当日は持っていくべきものがたくさんあります。
特に、受験票など重要なものを忘れてしまっては大慌てすることになるでしょう。
持ち物は必ず前日に準備しておくのが大切です。
こちらの記事では受験当日の持ち物を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
落とし物をした
「受験当日、折り畳み傘を手に持って電車に乗りました。電車を降りてから、席に折り畳み傘を置いてきてしまったことに気付きました。もちろん遺失物届け手続きをしていたら集合時間に間に合わないのでそのまま会場へ足を運びました。ですが、愛用していた折り畳み傘を落としたことで気分は下がりました。」
受験当日の道中で大切なものを落としてしまえば、気分は下がってしまいますね。
落とし物をしないためにも、大切なものはすべてカバンに入れておく方が無難です。
昼ごはんを買いそびれそうになった
「当日の昼ごはんは、朝の試験会場に向かう途中、最寄り駅前のコンビニで購入する予定でした。一応購入する時間も考えて家を出たのですが、想像以上にたくさんの人がレジ待ちをしていました。これでは電車の時刻に間に合わないと思い、その店で買うのはやめました。急遽試験会場の最寄り駅のコンビニを探して何とか買うことはできましたが、とても焦りました。」
先輩の失敗談のように、思ったよりもお店が混んでいるということは普通にあります。朝の時間帯は通勤や通学の人がコンビニに立ち寄ることも多いです。
昼ごはんは当日ではなく前日に買っておいたものを持参する、もしくは家からおにぎりなどを持っていく方が安心ですね。
受験当日の昼ごはんについては、こちらの記事で詳しく触れているので合わせてご確認ください。
受験会場の集合時間に遅刻しかけて焦った
「受験会場の集合時間はわかっていたのですが、自分の歩くペースが遅かったのか思っていたよりもギリギリに到着することになりました。途中で『やばい、このままだと遅刻する』と気付き、ダッシュすることに。普段走ることがないので息切れしながら受験会場に飛び込むことになりました。」
集合時間に遅刻しかけると、朝からとても焦ります。
もちろん初めて向かう会場へのルートには慣れていないでしょうが、あまりゆっくり歩かずに迅速に行動するようにしましょう。
また、前日までにマップアプリでルートのイメージや所要時間を確認しておくのもおすすめです。
待ち合わせしていた友人となかなか会えずに焦った
「仲の良い友人と『当日は一緒に同じ電車で受験会場に行こう』と話しており、当日の朝は駅で待ち合わせする約束をしていました。しかし、当日のその時間の駅は、とても人が多くて友人の姿を探すだけで一苦労。友人の方も、自分の姿をなかなか見つけられずお互いにグルグルしてしまっていたようです。電車に乗る時間も迫っていたので非常に焦りました。」
友人と待ち合わせをして受験会場へ向かうのはやめましょう。
もちろん友人と一緒に行きたい気持ちはあるでしょうが、先輩の失敗談のごとくなかなか会えないことも想定されます。
受験当日は、決めたスケジュールやアクセスルート通りに行動できるように、一人で受験会場へ向かいましょう。
試験会場への道を間違えた
「試験会場へ向かう時はマップアプリを活用するつもりでした。最初はマップアプリを見ていたのですが、他にも制服を着た集団が前を歩いていたので『この人たちに着いていけば良い』と思い、着いていきました。しかし、途中で『本当に合っているのか』と思い、マップを見ると別な方向に行っていました。制服を着た集団は、なんと自分たちの高校に通学する集団でした。」
試験会場への道で、誰かをアテにするようなことはおすすめできません。
先輩の失敗談のように他の場所に向かっている人たちかもしれませんし、同じ会場に行く受験生でもその人が道を間違っている可能性もあります。
当日は自分自身でルートを確認しながら、試験会場まで真っ直ぐ向かいましょう。
電車を乗り過ごした
「受験当日は、ほとんど乗ったことがない電車で会場に向かうことになりました。目的の駅名や到着時刻は把握していたつもりだったのですが、参考書に目を通していると乗り過ごしていることに気付きました。慌てて次の駅で降りて戻ることになりました。」
当日、公共交通機関を利用して受験会場に向かう場合は、乗り過ごしには十分注意が必要です。朝は駅や電車内が混み合うので、一駅でも乗り過ごしてしまうと、遅刻するリスクが高まります。
電車内で勉強することは構いませんが、降りる駅だけは間違えないようにしてください。
参考書をたくさん持参して重かった
「休憩時間に勉強をしなければと思い、持っている参考書をカバンに入る分だけたくさん持参しました。ただし、試験会場でそんなに何冊も参考書を見直すようなことなどできず、体力を費やして思い荷物を運んだことを後悔しました。」
不安だからこそ「あれもこれも」と、多くの参考書を持って行きたくなるのは当然です。しかし、たくさん持って行っては重くなるのはもちろん、逆にどれを見直したらいいのかわからなくなることもあるでしょう。
当日持参する勉強道具は、最低限に絞るのが鉄則です。苦手な単元の参考書や単語帳など、さっと見直せるようなものに留めましょう。
試験中の失敗談
次に、試験中の失敗談を紹介します。
会場の緊張感に圧倒された
「朝、会場に着いた瞬間、周囲の人の緊張感に圧倒されました。物音がない静かな空間に恐怖さえ感じました。圧倒されてはいけないのはわかっていたのに、完全に飲み込まれてしまい、緊張感が想像以上に高まっていきました。」
会場の緊張感漂う雰囲気には圧倒されやすいですが、そんなときこそリラックスすることが欠かせません。
試験開始までは周りを気にせず、深呼吸をしながら自分の精神を整えて、最後の見直しをするのが一番です。
試験中に頭が真っ白になり実力を出せなかった
「試験開始後、どんな問題が出題されているのか全体にさっと目を通していました。すると、自分の知らない単語ばかり使われている英文を見てパニックになりました。その焦りからか、頭が真っ白になりずっと落ち着くこともできず、実力を出せなかった気がします。」
何かをきっかけに、試験中に頭が真っ白になることはあるでしょう。
しかし、頭が真っ白のままで問題を解いても、内容があまり頭に入らないのは当然です。
どんなにパニックになりかけても、すぐに気持ちを切り替えましょう。
それにはやはり勉強の段階で、本番さながらの練習をしておくことも重要です。過去問などを解いて頭が真っ白になったときに切り替える練習もしておけると良いですね。
普段使っていない鉛筆を使って手が痛くなった
「普段使っていない鉛筆を試験本番で初めて使いました。その鉛筆は合格祈願鉛筆だったので、試験当日に使おうと張り切って持っていきました。しかし、普段使っている鉛筆ではなかったので、力加減などが上手くいかなかったのか手が痛くなりました。」
受験の時は、「普段使わないもの」を使用しない方が無難です。
いくら縁起の良い鉛筆でも、使い慣れていないと手に負担が掛かるでしょう。どうしても本番で使いたいのであれば、受験勉強のときから使って慣らしておくのが良いですね。
肌に合わない衣類を身に着けて不快だった
「『受験当日の寒さ対策に』と母が用意してくれていた新品の温かいインナーを身に着けて試験会場に向かいました。温かいのは良かったのですが、試験中に生地がごわついたような感触が不快で、気になり出してしまいました。その後も着心地の悪さは変わらず、肌に合わない衣類であることを事前に気付くべきだったと反省しました。」
受験当日の衣類も、普段から着慣れているものが一番です。
一度も袖を通していないものを着ると、案外肌に合わないこともあるでしょう。試験本番という大切なイベントのときに「服の感触が不快でパフォーマンスが下がった」なんてことがないようにしたいものですね。
昼ごはんに炭水化物を摂りすぎて試験中に眠くなった
「午前中の試験でかなり空腹になったので、お昼の休憩時間は勢いよく買っておいたパンにありつきました。また、持参していた手軽に食べられるお菓子も食べました。しかし、午後の試験中に眠気が出てきてしまい、とても焦りました。」
受験当日にしっかりと昼ごはんを食べることは大切ですが、急激に血糖値を上昇させるとその分眠くなります。
そこで当日は、炭水化物ばかりを一気に摂るようなメニューではなく、ビタミンB1やタンパク質も摂れるような昼ごはんにするのが理想です。
受験当日の昼ごはんについてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
寒さ対策をしすぎて逆に暑かった
「受験当日の気温を確認した際、とても寒くなることが予想されたので、温かいインナーやカイロなどで万全な対策をして試験会場へ向かいました。道中はそれで良かったのですが、最初の科目の試験中、どんどん暑さを感じることに。会場は暖房が効いていたので、過剰な寒さ対策をしたままで臨むと、汗をかいて集中しづらくなりました。」
真冬に行われる受験だからこそ、寒さ対策に気を使うのは当然のことです。
ただし、外に居るときと会場内に居るときでは寒さが変わることを忘れてはいけませんね。
先輩の失敗談も然りですし、あまり厚着をすると試験中に手が動かしにくくなるでしょう。
外では温かいアウターやマフラーを着用し、試験会場は暖房が効いていることを前提に考えた服装で臨むのがベストです。
休み時間の失敗談
最後に、休み時間の失敗談を紹介します。
友達と話し込んで勉強する時間を取れなかった
「受験会場では、偶然高校の同級生と近くの席になりました。休み時間は持参した参考書で復習をするつもりだったのですが、同級生が話しかけてきて、ついつい話し込んでしまいました。私が一度応じてしまったのもあり、休み時間の度に話しかけられては話し込むことを繰り返し、結局勉強時間が確保できない事態になっていました。」
顔見知りが近くにいると、休み時間に話したくなるものです。
もちろん、お互い休み時間に勉強する予定がないのであれば構わないでしょう。
しかし「本当は勉強したいのに」と思いながらも話し込むのは自分の考えに反していますし、試験後に後悔することもあるでしょう。
話しかけられた際は「休み時間は最後の見直しをしたいから、試験終了後に話そう」と言うような勇気も必要かもしれませんね。
終わった試験の答え合わせをして自信を無くした
「試験中に、解答を2択まで絞り込んだもののどちらが正答かわからず迷う問題が複数ありました。そして試験終了後はその正答が気になって仕方なく、つい参考書で答えを確認し始めてしまうことに。ただし、自分の解答はことごとく間違っていたことがわかり、ただただ自信をなくすだけでした。」
終わった試験の答え合わせはしてはいけません。
もちろん自分の答えが合っていれば良いのですが、誤っていたことが判明したらショックを受けるだけですよね。
自分の心を守るためにも、そしてその次の科目で本領発揮するためにも、終わった試験のことは頭から切り離しましょう。
答え合わせをするくらいなら次の試験の内容を見直した方がよっぽど効率的です。
お手洗いが想像以上に混んでいた
「『休み時間の最後の方にお手洗いに行こう』と考えていざ行ってみると、想像以上に混んでいました。長蛇の列を見て、次の試験に間に合うのか不安にさえなりました。並んでいる人たちもみんな険しい顔をしてイライラしているようでした。」
お手洗いは休み時間になったらすぐに行く方が余裕を持てるでしょう。
たくさんの受験生がいる会場では、お手洗いが集中的に混雑することが予想されます。混雑することを前提に、お手洗いに行くタイミングを工夫しましょう。
受験当日の失敗は他人事ではない!先輩の失敗談から学ぼう
これまで紹介してきた失敗談を読んで「自分は絶対そんなことやらない」と思う方も多いでしょう。
ただし、人間である以上失敗しない人はいないので、完全に「他人事である」とは思わずに注意してください。これらの失敗談を一度すべて自分事として置き換えてみると、とても焦りを感じませんか?紹介した失敗談と同じことをしてしまわないように、準備や工夫をしてくださいね。
まとめ
本記事では、受験当日の失敗談を紹介しました。
見ているだけでヒヤッとするような内容ばかりでしたね。
しかし、失敗談から学ぶこともたくさんあります。
皆さんは先輩の失敗談を「反面教師」にして、同じことをしないように、万全の状態で受験当日を迎えてください。
特に、ご自身が「自分もやりかねない」と思う失敗については、入念に対策しておきましょう!
関連記事