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『大学生は投資をやめとけ!』は間違い?学生のうちから投資を始めるメリットと注意点を解説

更新日 2024.06.13
『大学生は投資をやめとけ!』は間違い?学生のうちから投資を始めるメリットと注意点を解説
「大学生で投資は難しいのかな...」

そう思う方は多いかもしれません。

しかし近年、若者の間で投資に対するイメージが変わってきており、大学生でも投資を始める人が増えています。

それでも「投資は怖い」「失敗したときのリスクが大きんじゃない?」といった不安もあるでしょう。

今回は、大学生が投資を始めるメリットや投資を始める前に知っておくべき注意点について詳しく解説します。

投資を始めるかどうか迷っている学生の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

⏱この記事は約8分で読めます

大学生から投資を始めている人ってどのくらいいるの?

※【学生会館ドーミー調査レポート】Z世代の金銭感覚とライフスタイルについてのアンケートを実施|株式会社共立メンテナンス

現在大学生で投資を始めようか迷っている場合、やはり気になるのが他の大学生の投資状況でしょう。

「学生会館ドーミー」を全国に展開する株式会社共立メンテナンスが実施した『学生の金銭感覚とライフスタイルに関するアンケート調査』によれば、学生の19%が積極的に投資しており、その大半を大学1・2年生が占めている(全投資者の68%)ことがわかりました!

さらに、投資経験がない学生のうち18%が投資に興味を持っていると回答しており、学生の間でも経済的自立と資産形成に対する意識が高まっていることがみてとれます。

またSMBCコンシューマーファイナンスが発表した『10代の金銭感覚についての意識調査2023』によると、15〜19歳で投資していると回答した方は全体の9.2%、「いずれしてみたい」と答えた方は42.4%でした。投資に対して前向きなイメージを持っている割合は、高校生で約51%、大学生では約52%と半数以上を占めています。

いずれにしても、10代から投資に対して前向きに捉えている学生が多いことが分かります。

大学生が投資をやめとけと言われる理由

投資を考えている大学生にとって、周りからの意見やアドバイスはとても貴重なものです。中には、学生で投資はやめといた方がいいと言われることは少なくありません。

では、なぜ大学生は投資をやめておいた方がいいと言われるのか、みていきましょう。

お金に関する知識が足りていないから

多くの大学生は、財務管理や投資の基本について十分な知識を持っていないことが一般的です。

投資は金融商品に関する専門知識が必要になるため、十分な知識がないと資金を失ったり詐欺に遭ってしまったりというリスクが伴います。

投資を開始する前に、まずは金融知識を身につけ、リスク管理や資産運用の基礎を学んでおくといいかもしれません。

「投資=ギャンブル」というイメージが強いから

人によっては「投資=ギャンブル」と誤解されていることがあるかもしれません。

投資はギャンブルと同じように「一攫千金」を狙うものではありません。投資は長期的な視点で資産を増やすことを目的とした活動です。

しかし「短期間で大きな利益を得られる」「簡単に儲かる」といった誤解から、投資=賭けと考えてしまう人もいるでしょう。

特にリスクの高い投資(例えば暗号資産や株式のデイトレーディング)は、賭けに近い行為と捉えられがちです。このようなイメージが強いため、安定した収入のない学生には不向きだと考えられることもあります。

投資にのめり込むと学業が疎かになる可能性があるから

投資は、時間をかけた勉強や情報収集が欠かせません。

そのため、学業がおろそかになる、生活に支障が出るなど、問題が生じる可能性はゼロではありません。

親御さんや周りの大人にとっては「せっかく苦労して大学に入ったのに勉強ではなく投資にのめり込んでしまうのではないか?」という心配の気持ちがあるのは自然なことかもしれませんね。

大学生が投資を始めてもいい4つの理由

投資についてはさまざまな注意点もあるものの、大学生から投資を始めるのは決して早すぎるものではありません。むしろ、早い段階から投資を始めることで得られるメリットはたくさんあります。

ここからは、大学生が投資を始めるメリットを紹介します。

早い段階からお金の知識が身に付く

投資は、お金や経済の仕組みについて学べる貴重な機会になり得ます。

早いうちから学ぶことで、将来の仕事やプライベートで役立つでしょう。

特に、複利の力やリスクとリターンの関係、資産形成といった知識は、将来のお金の不安を軽減する知識になるかもしれません。

投資における複利は「利息が利息を生む」という仕組みを指します。具体的には、投資で得た利益を元本に再投資する、再投資した元本も利息を生むという流れを繰り返すことで、利益がどんどん増えていくという仕組みです。

こうしたお金の知識は、投資の勉強をしていくと身に付いていきます。

収入源を増やせる

投資は、新たな収入源を生み出すきっかけにもなるでしょう。

たとえば、株式や投資信託などの配当金、不動産投資による家賃収入などが得られるかもしれません。

これらの収入は、生活費の補助や旅行、将来の資金などに活用できます。

大学生であれば、奨学金を借りている方も多いかもしれません。奨学金の返済は平均して15年ほど続き、支出が増えるとどうしても返済がきつくなってしまいます。

今のうちに複数の収入源を確保しておくのは、将来の自分を守る手段の一つになるでしょう。

投資経験を就職に活かせる

投資経験を重視する企業も増えています。

面接やインターンで投資経験をアピールすることで、就職活動を有利に進められるかもしれません。

特に、金融機関やコンサルティング会社、IT企業であれば、お金の知識を持っていると重宝されることがあるでしょう。

また、将来自分で事業を始めたいという方は、投資経験は資産になるはずです。

長期的な資産形成に期待できる

大学生が投資を始める大きな利点は、長期間にわたる資産成長が期待できる点です。

学生のうちから投資を始めることで、複利の効果を最大限に活用し、将来の財政的な自由を実現する基盤作りに役立ちます。

一般的に長期投資になるほど収益の波は安定しやすいといわれているため、リスクを抑えて運用を続けられるのは早くから投資を開始するメリットといえます。

大学生が投資を始める際の注意点

メリットが多い投資ですが、リスクと隣り合わせになることを忘れてはいけません。

大学生で投資を始める前に、十分な知識を身につけ計画的に投資することが重要です。

ここからは、大学生が投資を始める際の注意点を紹介します。

生活資金には手を出さないこと

投資をする際は、生活費や将来のための資金として必要なお金以外の余剰資金を使うようにしましょう。

生活費や学費など、日常生活に必要な資金に手を出してしまうと経済的に非常に厳しい状況に陥る可能性があります。

資金調達が困難な場合は、支出の見直しや節約を行い、無理のない範囲で投資資金を確保してみてください。特に大学生が一人暮らしをしている場合は、まずは日々の生活費を抑えるための節約の実践から始めてみましょう。

確定申告が必要になる可能性がある

投資から得た利益には税金がかかる場合があります。

特に利益が一定額を超えると確定申告が必要になり、適切に税金を納めなくてはなりません。

確定申告とは、年間で得た所得を税務署に申告し納税する手続きです。大学生であっても、投資で得た利益が年間20万円を超えてしまうと、確定申告が必要になります。

納税進行が遅れると、後に税金の追徴を受けるリスクがあるので注意してください。

親の扶養から外れて税金の負担が増えてしまう可能性がある

投資で一定以上の利益を得ると、親の扶養から外れてしまうので注意しましょう。

親の扶養から外れると、健康保険や国民年金の自己負担が増えます。このため、投資を始める前に、扶養から外れることの影響を十分に理解し計画を立てることが重要です。

投資詐欺には注意する

投資詐欺にも注意しなければなりません。近年の投資詐欺は巧妙で手口はさまざまです。

よくある手口として、以下のようなものが挙げられます。

高額な利益を約束する:「〇〇円投資すれば、毎月〇〇万円の利益が得られる」 といった勧誘。実際にはそのような高額な利益が出せる商品はなく持ち逃げされるパターン。
焦らせて申し込みさせる:「今すぐ申し込みしないと、このチャンスを逃してしまう!」 と焦らせて申し込ませる。
SNSで勧誘する:SNSで投資情報を発信し悪質セミナーや高額投資に勧誘するパターン。

こうしたものは、取引の実態があいまいだったり、説明に矛盾があったりするなど、決してまともとは言い難いです。仲の良い先輩や友達からの紹介であっても、少しでも違和感があれば安易に話に乗らないようにしましょう。

大学生が始めやすい3つの投資

「投資に初めて挑戦してみたい!でも、何から始めたらいいのか分からない!」という大学生は多いでしょう。ここからは、大学生が気軽に始められるおすすめの投資を3つ紹介します。

①投資信託

投資信託は、100円から等非常に低額で始められるため、初めて投資にチャレンジする方におすすめです。

投資信託は、投資家から集めた資金を資産運用会社が取引し、投資額によって利益が分配される仕組みです。

一定の手数料はかかりますが、自分で運用する必要がないので投資未経験の方でも安心して資産形成できます。

複数の株式や債権を投資先にして成り立っているため、リスクが少なく始められるでしょう。

②株式投資

株式投資は、会社が発行する株式を買い、値上がったタイミングで売却し差額の利益を得る方法です。

株式の種類によっては、株を持っているだけで配当金を受け取れるものもあります。

株式投資は、投資先の成長度合いに委ねられるため、どの株式を購入するかの見極めが肝心です。

株式市場を調べることで、経済の流れや動向を学べるのも株式投資のメリットといえるでしょう。

③仮想通貨

仮想通貨による投資は、ビットコインやイーサリアムなどのデジタル通貨に資金を出し、その価値の変動から利益を得ます。

円やドルなどの通常通貨とは異なり中央銀行や政府によって発行されず、デジタル技術を基にしてネットワーク上で運用・管理されていることが特徴です。

国による管理がないことから価値の変動が激しく、一気に値上がりすれば利益が多く得られるメリットがあります。しかしその一方で大暴落する可能性もあるため、運用するにはある程度の知識が必要でしょう。

大学生で投資するなら正しい知識を身につけてから始めよう

大学生から投資を始める方は増えています。

早期からお金の知識を身につけることで、将来の資産運用に役立つでしょう。

しかし、投資には損失を出したり詐欺に遭ってしまったりとリスクも伴います。

投資を始める前に十分な知識を身につけ、リスクを理解した上で投資することが重要です。

ライター
ドーミーラボ編集部

「夢中になれる学生生活」を探求するウエブマガジンです。進学や進路のあり方、充実した学生生活をおくるために実践できる知恵やヒントを発信していきます。