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コラム|就活のプロに聞いた!入学前に知っておきたい、やりがいのある仕事に出会うコツ。

コラム|就活のプロに聞いた!入学前に知っておきたい、やりがいのある仕事に出会うコツ。
長い人生を楽しむための、最後の準備期間である学生時代。「何となく」進学をして、その気持ちのまま学生生活を過ごしてしまうと、成果はあまり期待できないかもしれません。「将来を担う、可能性ある多くの若者(Rooky)がやりがいを持てる仕事(works)を見つけ、それに取り組む事ができる社会を実現したい」と語る、就職支援のプロ、ルーキーワークス(株)社長の中川高一さんに在学中に何を身につけるべきか教えてもらいました。

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――― 先の見えない社会だと言われていますが、そんな中で社会に出る準備とはどんなものとお考えですか?

 いま僕らは、あらゆる「型」がどんどん無くなっていく、大きな転換期にいます。実際、終身雇用は成立しなくなっているし、大手企業でも何千人もの雇用削減が発表されるような時代です。これから問われるのは、正解を求める力ではなく、変化に対応できる力だと思います。感覚や経験を頼りにして、人工知能にはできない「何か」を生み出すことが重要です。そうなるためには、まずはいろいろ経験してみること。役立つかどうか、ではなく、やりたいと感じたらやってみる。困難にぶつかれば、それを一つ一つつぶしていく。その経験を繰り返す。色々関わってみて向いているか、向いていないのか判断することが社会に出るために必要な準備だと思いますね。

 こういった準備は、「入学式のその日から」始めたほうがいい。高校卒業後は自分の過ごし方を自分で決めながら、社会へ出る準備をする、いわば試用期間ですね。「社会に出るためにどうする?」という意識を持つこと、インターンや就活を身近なものとして考えることが大事だと思っています。

――― やりたいことが見つからない学生さんにアドバイスはありますか?

 お勧めはネットや人に踊らされずに自分なりの答えを出せる、自分だけの軸をつくることです。いまの時代、情報が多すぎて必要な情報を選ぶのが難しいですし、ネットや友達の評価を真に受けて、自分で実際に調べたり、触れたりする前にやることを諦めてしまう学生も多いです。でも、何事にでもトライしてみて、何かを感じればいい。あとは中途半端にやらずにやりきってみるんです。自分で決めてやりきる。すると成功しても失敗しても、ちゃんと自信につながります。もし思った方向と違っていたらそこで軌道修正すればいいんです。その過程で出会う、いろんな人とつながりを持ってみる。出会った人に求められて、「何か」が見つかることだってあります。

中川高一(なかがわ・ たかひと)
ルーキーワークス株式会社 代表取締役
1981年、東京都武蔵野市生まれ。大学在学中にインディーズレーベルでイベント企画・運営を手がけたのち、2004年、ディップ株式会社に入社。営業職で実績を上げ、数々の賞を受賞。その功績が評価され、入社1年9ヵ月のスピードで課長に就任。その後、新規サイト立ち上げの営業責任者を務め、大手・中小企業の業務提携などを実現。2013年11月、現ルーキーワークス会社を設立し、代表取締役に就任。インターンや就職活動支援など、学生から社会人への移行期をサポートするプロフェッショナル。
https://www.rookyworks.jp/

※この記事は、2019年7月発行『BASE』vol.4の記事を転載したものです。

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ライター
『BASE』編集部

"HAVE A BASE"をテーマに、学生寮・学生会館を運営する共立メンテナンスの特任チームが編集・発行する不定期フリーマガジンです。大学や専門学校への進学、留学、就職や起業など、これまでに経験したことのない世界に飛び込もうとする方に役立つヒントを詰め込んでいます。