ステイホーム、ステイドーミー!―コロナ禍の学生会館の過ごし方。
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自粛期間中に見つけた楽しさ。
東京外語大のすぐそばにあり、様々な大学の男子学生が暮らす「ドーミー府中コミュニティハウス」は、4月に新しい入居者さんを迎えました。しかし新型コロナウイルスの感染拡大の影響で学校が始まらず、大半の方が待機を余儀なくされてしまいました。最初は入居者さん同士が感染を警戒して、なかなかコミュニケーションが取れない状態でしたが「徐々にソーシャルディスタンスを保ちながら会話をしたりと、和やかな雰囲気になってきたんです」と寮母さんは当時を振り返ります。
緊急事態宣言の発令以降は「食堂での食事とお風呂が唯一の楽しみ」と言う入居者さんもたくさんいたそう。コロナ禍のもとでの運営は多くの制約があり大変だといいますが、協力的な入居者さんたちばかりなので、寮母さんも「頑張ろう!」と思えるのだと言います。
そばにいるからできることを。
新型コロナウイルスの感染拡大が取り沙汰されて以降、全国でマスクが品薄になりました。日本人の学生さんは、親御さんからの仕送りなどで手に入れた方も多かったのですが、困っていたのは留学生の入居者さんでした。 特に日本に来て間もない方は、どこでマスクを買えばいいのかが分からず「どこに行っても売っていない」と途方に暮れていたのです。
寮母さんは、そんな彼らの様子を見て「マスクを作ってあげよう!」と思い立ちました。業務の合間をぬって、Youtubeでマスクの作り方の動画を見ながら1日に4〜5枚ずつ作り、できたものから寮生さんに渡しました。受け取った学生さんは「これでやっと外に買い物に行ける!」と笑顔を見せてくれたそうです。
部屋ではひとりでも、リアルなつながりがあるのがドーミー。
学生さんたちは、入居前に思い描いていたものとは全く違う暮らしを余儀なくされてしまいました。しかし、ドーミーでは外出をしなくても食事をすることができ、話し相手が欲しいときに友人に会うことができます。寮長さんは「そのことが少しでも、みんなの気分転換になってくれるといいんですけどね」と入居者さんたちの気持ちに寄り添います。
アパートやマンションでひとり暮らしをしている人たちは、ほとんど外出できない状況に見舞われて孤独を感じることが多かったと聞きます。寮長さん自身も「ステイホーム、ステイドーミー」の状況の中で、入居者さんたちとのコミュニケーションを例年以上に楽しんでいる部分があるのだそうです。
「とにかく寮内で感染者を出すまい、という思いは強いですね」。消毒や日々の体調管理にはかなりの注意を払っていると言う、寮長さん。特に外出する入居者さんには「気を付けてね」と必ず声を掛けるのだそう。
入居者さんたちと共に「新しい生活」を模索するお二人。入居者さんたちの気持ちに寄り添いながら、少しでも新しい生活が和やかなものになるよう、日々努力されています。「できることをしっかり、毎日やっていく。今はこれに尽きるのかな」。インタビューの最後にこう語ってくれた寮長さんに、私たちも勇気づけられます。
全国のドーミーでは、新型コロナウイルス感染防止対策として、様々な取り組みを行っています。詳しくはこちらをご覧ください。
就学のバックアップとして、学生会館・学生寮の定額賃料負担を軽減し、卒業後に返納するプログラムが用意されています。 たとえば月額2食付きで100,000 円 の賃料の場合、 「月額2食付き3万円(手数料等・初期費用無)」 となり、 差額を共立メンテナンスのグループ企業が無利子貸し付けを行い、 学生ご本人が卒業、就業後に一定期間を設けて返納することができるようになっています。
「就学支援プログラム」特設ページ
https://www.gakuseikaikan.com/dp/covid19shien/
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