世界の学生寮紹介:ハーバード大学
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ハーバード大学とは
ハーバード大学、その名前を聞けば世界中から選りすぐりのエリートが集う大学ということは皆さんも周知のことと思います。また、月間のアクティブユーザー数が全世界で28億人とも言われるフェイスブックは、当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏が大学の学生寮で制作したコミュニティサイトが元になっています。当時のことは2010年に公開された映画「ソーシャルネットワーク」に詳しく描かれていますので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。
1636年に創立されたハーバード大学は、伝統ある名門私立大学8校から成る「アイビーリーグ」の一つです。提供されている科目は3,000以上。芸術・人文・社会・自然科学すべての分野で全米トップレベルの教育が提供されています。大学があるCambridgeはボストンのダウンタウンから地下鉄でわずか5分のところにあるアカデミックな雰囲気の漂う学園町で、落ち着いた環境のなか、カフェや映画館など、勉強の息抜きにこと欠かないでしょう。
「仲良しグループ」を作らせる配慮
ハーバード大学では、学部生5,200人ほどのうち約30%が大学寮で生活しているようです。入寮を希望する学生は、まず大学街の中心に17棟ある1年生向けの寮に割り振られます。1つの寮で生活する学生は100人から150人で部屋は相部屋です。2年生に進学すると、大学街の外側にある12棟の上級生寮のどこかに振り分けられます。実際にハーバード大学に進学し学生寮で生活していた山田氏が大学寮運営のユニークさを語ってくれています。※2
ここでユニークなのが、意図的に「仲良しグループ」を作らせる大学側の配慮でした。最初の1年間で仲良くなった8人までのグループのリストを大学側に提出すると、メンバー全員がまとめて同じ寮に配属してもらえる仕組みなのです。
ハーバード大学が学生寮を重要視する理由として、学生同士の濃密な人間関係が作れる環境を提供することがあるのではないでしょうか?学生寮では、多様なバックグラウンドを持つ学生同士が寝食をともにして、夜遅くまで試験勉強したり、社会問題について議論したり、パーティーを開いて騒いだりすれば、自然と関係性は濃密になっていきます。大学在学期間だけでなく、卒業後にも続く人間関係を構築できることこそ、学生寮の大きな魅力の一つです。
学生寮はどんな感じ?
多くの学生が自身が生活する学生寮を紹介する「DORM ROOM TOUR」を公開しています。
ドーミーラボ編集部では、今後も世界の大学が運営している学生寮の紹介を通して、大学生活を学生寮で過ごすことの魅力をお伝えしてしていきます!次回をお楽しみに!