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ひとり暮らしだけれど、食堂にいけば誰かがいる安心感。【立教大学総長×RA対談 #3】

ひとり暮らしだけれど、食堂にいけば誰かがいる安心感。【立教大学総長×RA対談 #3】
立教大学の国際交流寮である「RUID朝霞台」と「RUID志木」に住む現役学生3名と立教大学総長、そして学生寮を運営する共立メンテナンスの社長が、学生寮について、その存在意義から日々の生活に至るまで、カタいテーマも柔らかいテーマも徹底的に語りました。

⏱この記事は約4分で読めます

特集 立教大学総長×現役立教大生×共立メンテナンス社長 座談会
「学生寮の“ホント”を語りつくす」

第1話 進化する学生寮。大学にとって寮とは?
第2話 寮だから生まれる気づき、育まれる絆
第3話 ひとり暮らしだけれど、食堂にいけば誰かがいる安心感。
番外編 立教大学総長に聞いた!人生を豊かにするには?困難の乗り越え方とは?

温かいものは温かいうちに。創業当時からの、食へのこだわり

総長 寮の食事の内容を見て驚きました。実にバラエティーに富んだメニューですね。

中村 創業者の石塚がもともと料理人だったので、自らすべてのメニューをラフスケッチで書くんです。それをテストキッチンで試作をして、完成したものがレシピとなって全国の寮に展開されます。食材などは各地で仕入れて、寮母さんが手作りしています。

瀧田 いつも温かいかいものが食べられて、おいしいですよ。

中村 温かいものは温かく、冷たいものは冷たく召し上がっていただくこと。当社のこだわりです。最近は、他社が運営する食事付きの物件も増えていますが、給食業務は別の会社に委託されていて、提供時間が短かいなどのケースも多いですね。

総長 ところで皆さん好きなメニューはありますか。

斎藤 僕はカレーが一番好きです。

錦戸 私は特別メニューをいつも楽しみにしています。ガパオライスとか、普段はなかなか食べる機会がないものが出てくる日があるんです。

アイデアコンテストのレシピをもとに提供された「和風ガパオ丼」

中村 毎年、全国の寮長・寮母さんからアイデアメニューを募るコンテストを実施します。応募作品の中から選考を経たメニューが、寮食の特別メニューとして提供されます。当社が運営するホテルや、外食店舗のメニューを寮食に採用することもあります。

瀧田 私は海鮮が好きです。海鮮の日はテンションがあがります(笑)。生ものが食べられるのはすごく嬉しいです。

中村 生ものは調理上多少リスクがあるので、寮などでは多少加熱するなど、工夫して提供することが多いですね。

総長 そういう意味では、ご実家の食事のような感じですね。寮長・寮母さんは、親御さんのような感じかもしれませんね。体調不良などの場合も、寮長・寮母さんや、寮の仲間が心配してくれたりもするわけでしょう。

錦戸 そうですね。寮長さん寮母さんが、慣れない生活でストレスを感じている新入生に声をかけてくださったり、体調を崩した寮生のために食事を部屋まで運んでくださったりというサポートをされている姿はよく見ます。すごく安心ですね。

立教大学 コミュニティ福祉学部2年 錦戸さん(取材当時)

斎藤 僕もコロナワクチン接種をしたときは、副反応が不安だったので、寮長さん寮母さんがいて心強かったです。

瀧田 私は1年生の時、熱が出て寮長寮母さんに相談したら、おかゆを作ってくださいました。寮の先輩も、ドアノブに飲み物などをひっかけておいてくれたり。親に話すと「本当に寮に入っていてよかったね」と安心していました。

中村 親御さんにも安心いただける寮であることが、当社学生寮の最大のポイントですね。

総長 設備もしっかりされていますね。

中村 入退館のセキュリティシステムはもちろん、館内のWi-Fi設備も充実させています。コロナ禍でオンライン授業が主流になる前から、Wi-Fiの導入と回線のグレードアップを済ませていました。最近は動画配信サービスの利用も多く、回線を強化してほしいという要望を頂くようになったので。海外の学生寮においても、いちばんのチェックポイントはWi-Fiだそうです。反対に、海外では食事はそれほど重要視されないそうです。メインは勉強だからと。

総長 確かに食事はまったくですね。

中村 ほとんど皆、デリバリーを使うようですね。

ひとり暮らしだけれど、食堂にいけば誰かがいる安心感

― 寮生活の住み心地について教えてください。

斎藤 非常にいい環境です。たまに料理をするのですが、僕は不器用なので、ガスではなくてIHだったので安心でした。

瀧田 私がいいなと思ったことは二つあって、一つはひとり部屋であること。トイレも浴室も自分の部屋にあるのが嬉しいです。寮生活だけど、ひとり暮らしの気分を味わえます。もう一つは隣の部屋の生活音が聞こえないことです。

RUID志木の居室

中村 静粛性ですね。耐震性もですが、居住性はマンションとほぼ同じレベルです。

錦戸 私も“ひとり暮らしのような寮生活”がすごくいいなと思っています。自分ひとりの空間もあって、食堂に行けば誰かがいる安心感があります。寮生活では“つながり”を感じます。  

私は高校時代の3年間も寮生活でしたが、寮則や上下関係が厳しい寮でした。RUIDでの寮生活は、横のつながりも縦のつながりもあって、コロナ禍であっても、友人や先輩とも対面で交流ができてたので安心感が得られました。

それに、いろんなバックグラウンドを持った人たちとかかわることで、いろんな考えを吸収できます。まだ入学して1年半ですが、すごく貴重な期間を過ごしてるなと実感します。

中村 就職活動に関する情報交換もされたりしていますか。

瀧田 はい。就職活動中は卒業した先輩に連絡をとってZOOMで相談したり、模擬面接をやってもらったり。だから私も、後輩たちに同じように返していきたいなと思っています。

特集 立教大学総長×現役立教大生×共立メンテナンス社長 座談会
「学生寮の“ホント”を語りつくす」

第1話 進化する学生寮。大学にとって寮とは?
第2話 寮だから生まれる気づき、育まれる絆
第3話 ひとり暮らしだけれど、食堂にいけば誰かがいる安心感。
番外編 立教大学総長に聞いた!人生を豊かにするには?困難の乗り越え方とは?

ライター
学生会館ドーミー

学生会館「Dormy ドーミー」は、一人暮らしのスタートアップにぴったりな、学生向けのサービスアパートメント。学生の皆さんがやりたいことに夢中になれる環境とサービスを提供しています。全国に307棟展開、2万人を超える学生が利用しています。