【世界の学生寮】プリンストン大学(アメリカ・ニュージャージー州)
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歴史あるアメリカの大学
プリンストン大学は1746年に設立され、アメリカの中でも8番目に古い大学として有名です。
大学はニューヨークとフィラデルフィアの間に位置するニュージャージー州のプリンストン市、緑あふれる場所にキャンパスは立地しています。キャンパス内にはレガッタ競技ができるほどの大きな湖や広大な草原があるため、多くの野鳥や動物が共存しており、「動物注意」の看板も多く目にするくらいです。周辺には学術機関・研究機関が多く立ち並び、アメリカの中でも有数の学園都市といえます。また、大学内にはゴシック様式やコロニアル様式の学舎や学生寮が立ち並び、歴史の深さを感じることが可能です。
1・2年生はキャンパス内の学生寮に住むことが義務
プリンストン大学では、1・2年生はキャンパス内の学生寮に住むことが義務付けられており3・4年生に進学したのちもほぼ全員が引き続き学生寮に住むことを選択するくらいです。キャンパス内には6つの寮(Butler, Forbes, Mathey, Rockefeller, Whitman or First College)があり、入学したばかりの1年生はランダムにそこに振り分けられます。多くの学生が、早いうちに寮ごとの特性を身につけ、そこに住んでいることを誇りに思うようになります。また、1年生には3・4年生のアドバイザーが付くためカレッジ内で快適に生活していくための環境が整っています。寮内では、著名な教授との食事会、外国語のディスカッションテーブル、映画会、話題の講演会、劇場、オペラ、バレエへの旅行など、授業外での学習機会も多く設けられており、日本のサークル活動に近い雰囲気かもしれません。
日本からプリンストン大学に留学したことがある浜田さんが以下のような記事を書いていますので、ご参考にしてください。中でも印象的だったのは、
そんな中、寮というのは自分とは違う活動をしている同年代の友人を作り、深い関わりを持てる場所です。自分と必ずしも同じ興味を持っているわけではない、違う人生経験や価値観を持つ友人たちと学業に関係なくいろいろな話をして考えを深められます。それぞれに取り組んでいることは違いますが、同じ“プリンストン大学での学生生活”を一緒に乗り越える仲間になります。同じ場所で生活をしていた、ということは不思議なほど強い絆を生むので、卒業生同士の繋がりもより一層強いものであるように感じます。
プリンストン大学に入学して、自分と違う興味を持っている人、違うライフスタイルを持っている人と関わる機会を見つけるのが意外にも難しいことに驚きました。アスリートはアスリート、芸術家は芸術家、エンジニアはエンジニアで活動場所や生活リズムが違うので、なかなか一緒に時間を過ごすことがありません。
そんな中、寮というのは自分とは違う活動をしている同年代の友人を作り、深い関わりを持てる場所です。自分と必ずしも同じ興味を持っているわけではない、違う人生経験や価値観を持つ友人たちと学業に関係なくいろいろな話をして考えを深められます。それぞれに取り組んでいることは違いますが、同じ“プリンストン大学での学生生活”を一緒に乗り越える仲間になります。同じ場所で生活をしていた、ということは不思議なほど強い絆を生むので、卒業生同士の繋がりもより一層強いものであるように感じます。
※note掲載記事より引用
何千人といる大学の中で、自分と同じ興味関心を持っている人を見つけるのはそこまで難しいことではありませんが、自分がこれまで触れてこなかった領域、全く興味のなかった領域で学ぶ人と関わることというのは、自分から能動的に探しに行かない限り手に入るものではありません。しかし、学生寮に住むことで強制的にそういった環境を作り出すことが可能です。浜田さんのように、学生寮に住むことで色々な人と関わることを選択するのも有意義かもしれませんね。
学生寮はどんな感じ?
そして多くの学生が自身が生活する学生寮を紹介する「DORM ROOM TOUR」を公開しています。是非、一度覗いてみてください。
今後も世界の大学が運営している学生寮の紹介を通して、大学生活を学生寮で過ごすことの魅力をお伝えしてしていきますので、またご一読ください。