【駒沢女子大学・短期大学専用寮】外観からはわからぬラグジュアリー「ラポール百合ヶ丘」に潜入取材!
エリア感がつかみにくい人も多いと思うので、先にざっくりとこのエリアについて説明しよう。
「新百合ヶ丘」駅周辺・・・小田急小田原線と小田急多摩線が交差する主要な交通拠点。快速停車駅ということもあり駅前には大型商業施設が並び、映画館なんかもある大きな街。
「百合ヶ丘」駅周辺・・・小田急電鉄小田原線の駅。住宅地に囲まれており、静かで落ち着いた雰囲気のエリア
「ラポール百合ヶ丘」は落ち着いた住宅街エリアに位置しており、大きな商業エリアである新百合ヶ丘にも歩いていけるポジションだ。
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■エントランス
エントランス前ではRAのお二人が出迎えてくれた。彼女たちはRA(レジデント・アシスタント)という有志による寮生リーダー。寮生の生活を楽しく、快適に過ごすためのコミュニティづくりをするのが主な仕事だ。
左からAさん(2年・看護学部/沖縄県出身)とYさん(2年・住空間デザイン学類※・住空間デザイン/愛知県出身)。さっそく元気よくポーズを決めてくれた。
※令和7年(2025年)度より「人間総合学群 住空間デザイン学類」は「空間デザイン学部 空間デザイン学科」へと変わる予定。
エントランスの屋根部分には何やら英文が書かれている。「google翻訳」に翻訳してもらった。
Place for building rapport.For example, by talking, studying, cooking together…
「信頼関係を築くための場所。例えば、一緒に話したり、勉強したり、料理をしたり」
「ラポール百合ヶ丘」は、ただ生活するだけの場ではなく、信頼関係を築くことを大切にしている寮ということみたいだ!
エントランスにはもちろんタッチキー式のセキュリティがある。
■エントランスホール
エントランスの中は広々とした空間。
写真の左手には寮生への郵便物や宅配物を置いておくメタルラック。その奥が食堂。
右手は寮生それぞれの靴箱。
そして正面が寮長・寮母さんのいる受付となっている。
靴箱はこんな感じ。標準で3足ほどの靴が収納できる。頑張って詰め込めばもう少し入れることもできそうだ。
■食堂
エントランスホールに入って左側は食堂。腹ペコで帰ってきた時には、速攻でごはんを食べることも可能な動線となっている。
それぞれの好きなメニューについて聞いてみた。
Aさん・Tさん「朝のメニューでうどんが出る時はめっちゃテンション上がります!」
これまで筆者は様々な寮を取材してきたが、特に女子寮で朝食メニューのうどんを推す声が多い。もちろんパンケーキなどのメニューも人気だが、うどんがここまで女子の評価を得ているのは意外だった。
他の寮で聞いた話と合わせて人気の理由を考察すると
もちろん美味しいのは大前提として
①食欲がない朝でもツルッと食べられる
②1限の授業がある時もサッと食べて出かけられる
この2点が支持を得ているようだ。
Aさん「寮でごはんが出るのは本当にありがたいです。看護学部は実習などもあるので、みんなめちゃくちゃ忙しいんですよ」
Yさん「そうだよね。看護は本当に忙しそう」
Aさん「着替えた状態で8時半集合。9時から実習がはじまって、16時に終わってから帰宅。帰宅後も記録を書いたり、患者さんの疾患について勉強・・・というスケジュールなので、下手したら寝れないぐらい忙しいんですよ」
既に社会人より忙しそうだ。
Aさん「1人暮らしの人は、実習中は外で食べるか弁当を買って帰るという人がほとんどです。だから「実習中は絶対に野菜不足になる」というのは、看護学部あるあるですね(笑)。私がもし1人暮らしだったら朝は毎日食パン食べて、お昼はコンビニで、夜は食べないっていう生活になっていた気がします。」
食堂内には自炊するためのキッチンもバッチリ備わっている。
土日など、食事が出ない日はここで料理する寮生もけっこう多いそうだ。
調理器具一式もバッチリ用意されている。
電子レンジやオーブントースターなどの家電もあるので、冷凍食品などでサッと食事を済ませることも可能だ。
食堂の存在はコミュニケーションの場であり、学業にもプラスに働くそうだ。
Aさん「テスト前の時期になると、ここで先輩に話しかけて色々と教えてもらうこともできるし、先輩たちがここで勉強しているのを横目で見ながら、4年生になったらこういうことを勉強するんだという情報をゲットしたりもできるんです」
食事もとれるし、コミュニケーションもとれるし、情報もとれる。
食堂はそんな一石三鳥の場所のようだ。
■ランドリールーム
白を基調にした清潔な印象のランドリールーム。
■共用トイレ
トイレはこんな感じ。ショッピングモールなど商業施設のトイレのような印象だ。
Yさん「なんとなく自分のよく使う個室はありますね。他の寮生も自分が使う個室はなんとなく決まっている気がします」
Aさん「共用トイレって、ネガティブな印象に受け取られるかもしれないけど、トイレ掃除をしなくて良いのはラクで良いよね」
■大浴場
「ラポール百合ヶ丘」には立派な大浴場があるらしい。
浴室のドアの上には「月見の湯」という立派な看板が掲げられている。
「どーん!!」とワンピースのような演出を入れたいぐらい立派で贅沢!学生寮のお風呂でありながら、きちんとしたホテルや旅館クオリティの大浴場。
「月見の湯」らしい月が描かれた山々の風景が飾られている。
しかもシャワーヘッドは言わずと知れた高級ブランド「ReFa」!贅沢すぎない?
Aさん「沖縄はシャワー文化で、家庭のお風呂で湯船に入る人は少数なんです。私は湯船に入るのが好きだから、入寮して大浴場を見た時に心の中でガッツポーズをしましたね」
Yさん「冬の寒い時にもゆったりと温まれるので良いですよ」
大浴場の混み具合についても聞いてみた。
Yさん「先に2人くらい入ってる時が多いかな。混むことはほとんどないですね」
Aさん「1年生は気兼ねしちゃうのかシャワールームを使う人が多いですね。私たちも最初はシャワールームを使ってました。だんだん寮に慣れてきたタイミングで大浴場を使うようになりました」
■プライベートシャワーブース
大浴場だけで十分だったのに、この寮にはさらにシャワールームまであるという!
使い勝手の良さそうなシャワールームだ。サッと汗を流したい時にはこちらの方がスムーズそうだ。
Yさん「お風呂も共用だから、やっぱり自分で掃除しなくて良いのが助かります。お風呂掃除とトイレ掃除って、けっこう大変だし、掃除道具の場所もつくらなきゃいけないので」
ここもシャワーヘッドが「ReFa」!贅沢すぎない?
「ラポール百合ヶ丘」って予算をシャワーヘッドに全振りしているの?
■居室エリア
居室エリア(廊下)はこんな感じ。これといった特徴はないが、すぐ近くに同じ大学の学生が住んでいるという安心感を感じられそう。
■モデルルーム
めちゃくちゃ広い!
一般的に学生寮の部屋はコンパクトで機能的な空間であることが多いが、ここは広い!頑張れば布団3つぐらい敷けそう!
クローゼットもでかい!
あと3人入ってもまだ余裕がありそうだ。
部屋も広くて、クローゼットも大容量なのにも関わらず、デッドスペースを有効活用。抜かりナシの空間だ。
洗濯物を干せるベランダもある!
部屋に友人が訪れても全然余裕のこの広さ!
広さについて聞いてみた。
Aさん「確かに広いですけど、それでもけっこうモノが多いので、もっと収納がほしくて買い足しました」
Yさん「服がけっこう場所とるよね」
「ラポール百合ヶ丘」さん、色々贅沢させすぎて、寮生の欲求にドライブかかってない?
■再び食堂へ
最後に食堂に戻り、2人に寮の魅力を聞いてみた。
Yさん「私たちは学部が全然違うんですけど、寮のイベントで仲良くなりました。本来だったら知り合わなかったかもしれない人と寮で友達になれるのはすごく良いと思います」
Aさん「食事も出てくるし、水回りの掃除もしなくて良い。この寮じゃなかったら看護学部の授業や実習についていくのは大変だったと思う。おそらく1人暮らしだったら栄養と睡眠が不足していた気がします」
Yさん「駅まではちょっと歩くしアップダウンもあるけど、新百合ヶ丘の方に行けば買い物もできるし、新宿にも1本で出られます」
Aさん「外に出かける時は新宿とか町田に行くことが多いよね。どちらも1本だしすぐにアクセスできます」
駅までの道のりがネックのようだが、それを除けば快適のようだ。
ラポール百合ヶ丘のまとめ
いかがだっただろうか。地方在住の人にとって馴染みが少ないと思われる新百合ヶ丘・百合ヶ丘エリアに位置しているが、学生寮としては十分ラグジュアリーと言える広さや設備を有した寮だった。女性専用寮ということもあり、女性のニーズをキャッチアップしている姿勢も十分に伝わった。むしろ女性のニーズに寄り添いすぎて、そのうちダイソンのヘアドライヤー等、美容家電で溢れかえらないか心配なぐらいだ。
エントランスの屋根に書かれていた英文を思い出す。
Place for building rapport.For example, by talking, studying, cooking together…
信頼関係を築くための場所。例えば、一緒に話したり、勉強したり、料理をしたり
ラグジュアリーな学生寮で、様々な寮生との信頼関係を築きたい方には是非ともオススメだ!
- ライター
- 学生会館ドーミー
学生会館「Dormy ドーミー」は、一人暮らしのスタートアップにぴったりな、学生向けのサービスアパートメント。学生の皆さんがやりたいことに夢中になれる環境とサービスを提供しています。全国に307棟展開、2万人を超える学生が利用しています。