特集 【神山まるごと高専×ドーミーラボ】
「ここに学校がある理由」― 神山まるごと高専を訪ねて【神山まるごと高専×ドーミーラボ】番外編

徳島駅から車で40分。
山々と清流に抱かれた神山町に、2023年春、新しい学校が生まれました。
その名も「神山まるごと高専」。
全国でも珍しい、全寮制の私立高専です。
なぜ山奥に学校を?
そこで学生はどんな日常を送っているのか?
その答えを探しに、私たちドーミーラボ編集部は現地を訪ねました。
山々と清流に抱かれた神山町に、2023年春、新しい学校が生まれました。
その名も「神山まるごと高専」。
全国でも珍しい、全寮制の私立高専です。
なぜ山奥に学校を?
そこで学生はどんな日常を送っているのか?
その答えを探しに、私たちドーミーラボ編集部は現地を訪ねました。
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「神山まるごと高専」とは

神山町にある私立の高等専門学校で、2023年に開校。高専としては約20年ぶりの新設校です。
この学校のコンセプトは 「テクノロジー×デザインで人間の未来を変える。」。1学年約40名の少人数制、5年間の全寮制を貫き、起業家精神を育む独自カリキュラムを展開。
校歌はUAが作詞、坂本龍一が作曲。

「まるごと」学ぶということ
神山まるごと高専の特徴は、授業外も含めた“学び”のあり方にあります。
課外活動、寮での共同生活、地域との交流――。
「成功も失敗も糧とし、あらゆる経験からまるごと学ぶ」
(学校HPより)
そんな理念のもと、学生たちは日常のすべてを学びの機会としています。


山の緑と川の青を背景に、すれ違う学生が「こんにちは」と声をかけてくれる。
その自然な挨拶に、胸が温かくなりました。
少し進むと田んぼの脇に集まる学生たちの姿。覗いてみると、オタマジャクシが群れを成して泳いでいました。
日常にある自然と触れ合い、歓声をあげる学生たち。
この一場面に、早くも「ここに学校がある理由」の一端を感じた気がしました。

HOMEへ
まず訪ねたのは「HOME」。かつての神山中学校をリノベーションした建物です。
ここには学生寮、食堂、事務局があり、学生たちの生活の拠点となっています。
事務局長の松坂さん、広報担当の蔵本さんが迎えてくれました。

次回予告: 「ここは小さな社会、あなたは大人」― 神山まるごと高専・松坂事務局長が語る“自治”の教育に迫る。【神山まるごと高専×ドーミーラボ】
ルールがない状態から始まり、学生たちが自らの手で組織を形づくってきた「自治寮」。
失敗を恐れず、モノづくりで課題を解決する学生たちを見守る松坂事務局長に、“授業外の学び”の可能性を伺います。




