専門分野を活かして、世界を幸せにしたい。早稲田大学国際学生寮WID RAインタビュー【WASEDA LIFE 03】
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専門はコンピューターサイエンス、中でもコンピューターグラフィックスの研究をしています。ピクサーの映画などが有名な分野ですね。他にもバーチャル試着や医療サポートをするロボット、自動運転システムの開発など、色々な研究に幅広く携わっています。
通学時間を半分に
入学当初は千葉の実家から二時間かけて通学していました。往復だと四時間ですから、ほとんど睡眠時間が取れなかったんです。だから、二年の夏から寮に入ることを決めました。冊子を見て、いくつか見学にも行ったのですが、このWIDの雰囲気が一番良かったです。通学時間が半分以下になったことで、有意義に時間が使えるようになりました。千葉からはバスと電車を乗り継いで通っていたのですが、混雑していて本を読むこともできませんでした。今は通学時間を利用して論文を読んでいます。食事が用意されることも、本当に助かっていますね。
WIDで実現したもうひとつの夢
中学二年の頃、初めて将来について考えた時に、教師か医者になりたいと思ったんです。人に何かを教えたり、みんなで何かをやることが好きだったので、特に教師は向いているんじゃないかと。でも自分の性格上、生徒に掛かりきりになって自分のことを顧みなくなるんじゃないかと思い、止めたんです。早稲田に入って寮生活を始めてから、寮生さんのお兄さん的な存在であるRA(レジデント・アシスタント)をやることになりました。イベントを企画したり、新寮生の相談に乗ったりと、RAの仕事が中学の時にやりたかったことと繋がっている気がして、声を掛けてくださった寮長さんにとても感謝しています。
後輩の成長がやりがい
これまでに自分のWID主催でたくさんのイベントを開催しました。印象に残っているのは、ボウリングのイベントですね。同じ西武沿線のWIDからの寮生もたくさん参加してくれました。まずは個人戦をやってスコアを見てから、チーム分けをして団体戦をやったんです。どのチームも同じぐらいのスコアになるように調整して。団体戦になると、チームのことを考えて頑張るのか、最初ガーターばかり出していた子が、最終的にはストライクを連続で出すようになってビックリしましたね。現在、イベントの開催は主に後輩に任せてそれをサポートをする立場に回っています。参加した寮生さんに喜んでもらえると、やって良かったと思いますし、後輩の成長を見るのも楽しいですね。
自分の世界を広げる場所
早稲田に入ったら、寮に入ることを強くお勧めします。早稲田生は個性的で、自分みたいに学生団体をつくったり、学生のうちに起業をしたりと面白いことをしている人がたくさんいます。そういう人と繋がりをつくるのに、寮はいい場所だと思います。自分が触れたことのない分野の人と話せるのもいいですね。社会人経験のある人に、人生の先輩として相談に乗ってもらえたりすることも、寮生活ならではです。一年生の時は授業や課題がたくさんあって大変だと思うんですが、寮にいれば先輩に質問することができますし、同期と一緒に勉強したりできますから。寮のホワイトボードを使って、後輩に勉強を教えることもあります。自分が入っている研究室を目指している一年生にプログラミングを教えたりもしますよ。
自分の技術で感動を与えたい
将来は、自分が研究している分野で、世の中の人たちを少しでも幸せにできたらいいなと思っています。例えば、自分が研究している技術を使った映画を、多くの人が楽しんで見てくれるとか。子どもの頃に『トイ・ストーリー』を見て、キャラクターが本当に生きているように感じた感動を、さらに超えるような技術を世の中に送り出したいですね。
※この記事は、2017年8月発行『WASEDA LIFE』の記事を転載したものです。
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- ライター
- WASEDA LIFE 編集部
WASEDA LIFE[早稲田ライフ]
2017年8月発行 初版 発行:株式会社 共立メンテナンス
早稲田大学という多様性に満ちたステージで、充実した学生生活を過ごしていただきたい。それぞれの夢に向かいながら早稲田大学の提携学生寮“WID”で暮らす学生さんたちが語るひとつひとつの言葉が、新たな世界に飛び込もうとする、あなたの後押しになることを願っています。