大学生が一人暮らしする際の家賃相場は?家賃を抑える方法も解説
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大学進学を機に一人暮らしを始める際、最も負担が大きくなるのは“家賃”ではないでしょうか?
家賃は、生活費で大きな割合を占める、毎月の支払いが必要な費用です。
この点を考慮すると、やはり家賃は安く抑えるに越したことはありません。
今回は、大学生が一人暮らしする際の家賃相場とあわせて、家賃を安く抑える方法について紹介していきます。ぜひ住まい選びの参考にしてください!
家賃が決まる要素とは
そもそも家賃は、どのようにして決まるのでしょうか。
家賃が決まる要素として、主に以下が挙げられます。
部屋の広さ:広いほど家賃が高くなる
物件周辺の環境:主要駅や商業施設に近い物件ほど家賃が高くなる
物件の状態:築年数が浅いほど家賃が高くなる
物件の設備:高度な設備が付いているほど家賃が高くなる
上記の要素は全国的に共通したものですが、都心部は地方よりも需要が高いので全体的に家賃が高い傾向にあります。
大学生の一人暮らしの家賃相場
ここで、大学生の一人暮らしの家賃相場を地域別にみてみましょう。
全国大学生協連の「大学進学ガイドブック」によると、以下が各地域の家賃相場になります。
地域 | 家賃相場 |
北海道 | 4万8,900円 |
東北 | 4万8,300円 |
北関東・甲信越 | 4万2,700円 |
東京・埼玉・千葉・神奈川 | 7万700円 |
北陸 | 4万5,300円 |
東海 | 4万9,200円 |
京都・滋賀・奈良 | 5万6,400円 |
大阪・兵庫・和歌山 | 5万6,000円 |
中国・四国 | 4万3,500円 |
九州・沖縄 | 4万4,300円 |
東京・埼玉・千葉・神奈川は、他の地域と比較して圧倒的に家賃相場が高くなることがわかりますね。
一方、地方の家賃相場は、4~5万台に抑えられています。
このように、地域によって家賃相場が異なることを覚えておきましょう。
一人暮らしを始めるのに掛かる初期費用の相場
家賃は毎月支払いが必要な費用ですが、その前に、物件契約・入居準備に必要な初期費用の存在も忘れてはいけません。
初期費用の相場は、一般に50万円程度となります。
大学生の一人暮らしに掛かる初期費用には、主に以下の3項目が含まれます。
物件の契約費用
物件の契約費用は、家賃の約5ヵ月分が一般的です。家賃が5万円の物件の場合、約25万円になります。
物件の契約費用には、以下が含まれます。
- 1か月分の家賃と共益費
- 敷金
- 礼金
- 火災保険料
- 鍵交換費
- 不動産仲介手数料 など
物件での新生活を始める際は、必ず物件の契約費用を支払わなければなりません。
家具・家電の費用
次に家具・家電の費用ですが、13万円程度とみておきましょう。
新生活を始めるのに最低限必要な家具・家電は、下記になります。
- 寝具
- 照明
- テーブル
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 炊飯器
- ドライヤー
- カーテン など
家具・家電の費用を抑えるためには、フリマアプリやリサイクルショップから中古品を探すのも良いでしょう。
引越費用
引越費用は5~10万円程度掛かります。
特に、引越シーズンである3~4月は、費用がより高くなります。
引越費用を抑えるには、業者に依頼せず自家用車を利用して物を運ぶ方法があります。
ただし、自家用車での引越は大きな労力が掛かるので無理はしないでください。
以上3項目の費用を合算した結果、総額の初期費用として必要なのは50万円程度となります。
初期費用は、一人暮らしを始める前に必要となる大きなお金であるため、前もって準備しておきましょう。
大学生が一人暮らしの家賃を抑える方法は?
では、大学生が一人暮らしの家賃を抑える方法を紹介します。
家賃が安いエリアの物件を選ぶ
まずは、家賃が安いエリアの物件を選ぶことです。
基本的に、家賃が安いエリアは主要駅や商業施設から距離があり、多少不便を感じる場所です。
しかし、自転車や原付バイクを移動手段として持つ人は、駅から物件の距離を妥協しても良いでしょう。もしくは、「歩く習慣を身に着けて、運動不足を予防する」と考えるのも有効です。
家賃のみで生活費のほとんどがなくなってしまう状況では、一人暮らしが成り立ちません。
ぜひ、家賃が安いエリアの物件も積極的に探してみましょう。
希望条件を妥協する
次に、希望条件を妥協することです。
「部屋の広さ」「物件周辺の環境」「物件の状態」「物件の設備」がすべて優良である物件は、理想的である一方、家賃も高額になります。
そのため、まずはご自身が妥協できる条件、できない条件を明確にしましょう。
例えば、築年数の浅さに関して妥協できない場合は、駅から多少遠いエリアを選ぶといった工夫が必要です。
また、部屋の広さを重視する場合は、設備の古さなどは多少我慢することになり得るでしょう。
女子大学生の場合は、防犯面も意識する必要があります。
ご自身の身を守ることが最重要なので、エリアや防犯設備に関しては無理に妥協しないでください。
例えば、「高度な防犯設備に重きを置いて部屋の広さは妥協する」といった物件選びも良いでしょう。
女子大学生の一人暮らしの情報についてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご確認ください。
バス・トイレが一緒になった物件を選ぶ
バス・トイレが一緒になった物件は、比較的家賃が安い傾向にあります。
もちろん、バス・トイレそれぞれのスペースが狭くなるデメリットはあるでしょう。
しかし、大学生活の間のみと考えれば、妥協する条件の一つにしても良いかもしれません。
シェアハウスも検討する
シェアハウスを検討するのも一つの選択肢です。
シェアハウスとは、複数人で1つの空間に居住する賃貸物件です。
家賃を安く抑えられるメリットがある反面、リビングや水回りは共有しながら生活します。
そのため、シェアハウスの場合、厳密に言えば「一人暮らし」とは異なります。
共同生活が苦にならないのであれば、シェアハウスを検討してみるのも良いでしょう。
一人暮らしの費用を抑えるなら学生寮も選択肢に
学生寮であれば、家具や家電の購入費など一人暮らしを始める際の初期の出費がありませんし、食事込みで費用面・健康面でも安心です。
さらには寮長・寮母さんがいる安心や友人や先輩などに囲まれた環境など、総合的に考えてとてもコストパフォースに優れています!
食事付き学生寮は高いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、日本学生支援機構の調べによれば、学生寮住まいの方がアパート暮らしと比べて、なんと年間で20万円も安いという結果が出ています。
物件やエリアによってはトータルで支払う金額はあまり変わらない・・・というケースがあるのも事実ですが、トータルでかかるコストと生活の利便性を考えると、1日の差は小さくても、学生寮の方が同じような金額でもお得に暮らせるようです。
学生寮の費用については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
まとめ
生活費の多くを占める家賃。
毎月支払う費用であることを考慮すると、「無理のない金額に収めたい」と考える人がほとんどでしょう。
大学生の一人暮らしの家賃相場を目安にして物件選びをすれば、極端に家賃が高い物件を選ぶのは回避できます。
そして、今回紹介したように家賃を抑える方法は複数あるので、積極的に活用してみてください。
また、一人暮らしを始めるにあたって家賃のことで悩みを抱えている方は、学生寮を検討するのも選択肢です。学生寮での生活は、一人暮らしよりも総合的な費用を抑えやすくなります。
家賃の相場や家賃を抑える方法を頭に入れて、費用面で不安のない生活をおくれるようにしましょう!
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