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大学生の一人暮らしに必要な費用はいくら?初期費用や生活費について解説

更新日 2023.07.05
大学生の一人暮らしに必要な費用はいくら?初期費用や生活費について解説

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大学進学を機に、一人暮らしを始める人は多いです。
生活において多くの自由が手に入る一人暮らしを、楽しみにしている人もいるでしょう。

しかし、費用面に不安もある方も多いのではないでしょうか?
「毎月、生活が苦しい」「一人暮らしを続けられないかもしれない」といった事態になるのは避けたいものです。

そこで大切なのは、事前に一人暮らしの費用感を身に着けておくことです。

今回は、大学生の一人暮らしに必要な初期費用、生活費の相場を紹介します。

一人暮らしの費用を抑えるポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

一人暮らしにかかる初期費用の相場

初期費用の相場は、一般的に50万円程度と言われています。

初期費用は、一人暮らしを始める前に必要となる大きなお金であるため、前もって準備しておかないといけません。

大学生の一人暮らしに掛かる初期費用には、主に以下の3項目が含まれます。

①物件の契約費用

まずは、物件の契約費用です。
物件の契約費用は、一般的に家賃の5ヵ月分程度に相当します。家賃が5万円の物件の場合、約25万円かかることになります。

物件の契約費用には、以下が含まれます。

  • 1か月分の家賃と共益費
  • 敷金(家賃1〜2ヶ月分が相場)
  • 礼金(家賃1〜2ヶ月分)
  • 火災保険料(1〜2万円程度)
  • 鍵交換費(1〜2万円程度)
  • 不動産仲介手数料(家賃1ヶ月分が相場) など

物件の契約費用を支払わない限り、部屋で生活を始めることはできません。

②家具・家電の費用

家具・家電を新しく揃える場合、トータルで13万円程度は準備しておきましょう。
一人暮らしを始めるにあたって最低限必要となる家具・家電は、下記が挙げられます。

  • 寝具
  • 照明
  • テーブル
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • 炊飯器
  • ドライヤー
  • カーテン など

家具・家電の費用を抑えるためには、フリマアプリやリサイクルショップで中古の商品を購入するのがおすすめです。

③引越費用

引越費用は5~10万円程度をみておきましょう。
特に、引越シーズンである3~4月は、費用が高くなります。

引越費用を抑えるには、業者に依頼せず自家用車を利用して物を運搬する方法があります。
ただし、自家用車での引越は大きな労力が掛かるので、覚悟が必要です。

上記3項目の費用を合算すると、総額の初期費用として必要なのは50万円程度となります。

一人暮らしにかかる生活費の相場

全国大学生活協同組合連合会が2022年に実施した「第58回学生生活実態調査」によると、大学生の一人暮らしに掛かる1か月あたりの生活費総額は、12万3,630円でした。

1か月あたりの費用の内訳は、以下になります。

費用項目平均金額
住居費(家賃₊光熱費)53,020円
食費24,130円
交通費4,210円
教養娯楽費13,270円
書籍費1,540円
勉学費1,430円
日常費7,430円
電話代3,460円
その他2,170円
貯金・繰越金12,970円
出典:全国大学生活協同組合連合会 第58回学生生活実態調査

住居費と食費を合わせると、77,150円で全体の約62%となります。
したがって、全体費用のなかで大きな割合を占めるのは、住居費(家賃+光熱費)と食費であることがわかります。

大学生の一人暮らしの費用を節約するポイント

大学生の一人暮らしの費用を節約するポイントは、費用の割合を多く占める「居住費」と「食費」を抑えることです。

やみくもにすべての費用項目を節約しようとしても、上手くいかないことが多いでしょう。そのため、まずは居住費と食費から節約を試みるのはいかがでしょうか。

大学生の一人暮らしで居住費と食費を抑える方法は、それぞれ以下の記事にて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

女子大生が一人暮らしする際の注意点

一口に「大学生の一人暮らし」と言っても、性別により事情が異なります。

女子大生は、一人暮らしに掛かる費用相場や物件選びのポイントが男子大学生とは変わる点に注意しましょう。

女子大生の場合、美容代やファッション代が掛かるケースが多く、男子学生よりも生活費が高くなる傾向にあります。なお、防犯を意識する必要があり、セキュリティ体制が充実した物件を選ぶのも重要です。

一人暮らしを検討中の大学生は学生寮も選択肢に

はじめての一人暮らしには、費用以外のことでもたくさんの不安がつきものです。

そんな学生さんや親御さんにおすすめしたいのが、「学生寮」という選択肢。

学生寮と聞くと、上下関係や門限が厳しい、古い建物、昭和のイメージという方も多いかと思いますが、最近では、様変わりする時代に併せて進化した学生寮も増えてきています。

共立メンテナンスが提供する学生寮「学生会館ドーミー」には、はじめてのひとり暮らしに必要なすべてが揃っています

まとめ

今回は、大学生の一人暮らしに掛かる初期費用や生活費の相場を紹介しました。

もちろん、個人によって実際に掛かる費用は変わってくるでしょう。

しかし費用相場を把握しておけば、仕送りやアルバイト収入、奨学金がそれぞれいくらずつ必要かシミュレーションできます。

一人暮らしの費用を節約するには、多くの費用割合を占める「居住費」と「食費」を抑えることです。

また、女子大生については費用面や物件選びのポイントが男子学生と異なる点に注意しましょう。

今回の内容やご紹介した記事も参考にしていただき、一人暮らしの準備を進めてみてください!

ライター
ドーミーラボ編集部

「夢中になれる学生生活」を探求するウエブマガジンです。進学や進路のあり方、充実した学生生活をおくるために実践できる知恵やヒントを発信していきます。