【大学生の一人暮らし】女子学生の費用相場は?仕送りの必要性も解説
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進学を機に初めて一人暮らしを始める女子大生にとって、毎月どの程度の費用が掛かるかは、大きな関心事でしょう。
費用の目安を把握しておけば、アルバイトや奨学金、仕送りの収入がどれくらい必要かイメージしやすくなります。
そこで本記事では、女子大学生の一人暮らしに掛かる生活費と初期費用の相場を紹介します。
仕送りの必要性も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
【地域別】女子大学生の一人暮らしに掛かる費用相場
ここでは、総務省の統計調査を基に、女子大学生の一人暮らしの費用相場をみてみましょう。
都会での一人暮らしの場合
東京都区部や政令市のような都会での一人暮らしの場合、女子大学生の1か月あたりの生活費相場は202,819 円です。
政令市とは、大阪市や横浜市のような「区」が存在する都市です。
費用の内訳は、以下になります。
費用項目 | 費用相場 |
食費 | 40,299円 |
住居費 | 69,000円程度 |
水道光熱費 | 9,732 円 |
被服費 | 5,004 円 |
保険医療費 | 8,695 円 |
交通・通信費 | 17,501 円 |
教育娯楽費 | 18,626 円 |
その他 | 33,962 円 |
計 | 202,819 円 |
地方都市での一人暮らしの場合
次に、人口5〜15万人程度の地方都市での一人暮らしの場合、女子大学生の1か月あたりの生活費相場は154,235 円です。
地方都市での一人暮らしの場合、費用の内訳は以下になります。
費用項目 | 費用相場 |
食費 | 36,817 円 |
住居費 | 21,034 円 |
水道光熱費 | 12,136 円 |
被服費 | 5,275 円 |
保険医療費 | 7,157 円 |
交通・通信費 | 17,501 円 |
教育娯楽費 | 18,669 円 |
その他 | 35,646 円 |
計 | 154,235 円 |
人口が少ない地域での一人暮らしの場合
そして、地方都市よりも人口が少ない地域での一人暮らしの場合、女子大学生の1か月あたりの生活費相場は148,395 円になります。
費用の内訳は以下になります。
費用項目 | 費用相場 |
食費 | 37,116 円 |
住居費 | 17,139 円 |
水道光熱費 | 13,208 円 |
被服費 | 3,277 円 |
保険医療費 | 6,478 円 |
交通・通信費 | 21,006 円 |
教育娯楽費 | 14,609 円 |
その他 | 35,562 円 |
計 | 148,395 円 |
女子学生はファッションや美容にもお金がかかる
ここで注意すべきは、上記で紹介したデータは男女を合わせた結果になっているため、女性がファッションや美容に使う費用が適切に反映されていない点です。
では、ファッション代と美容代を合わせると、どれくらいになるのでしょうか。
保険マンモスの調査によると、女性が1か月あたりファッションに使う金額は「1,000円〜5,000円未満」と回答した人が全体の半数程度を占めていました。
また、リクルートライフスタイルの調査によると、20代女性の3か月あたりの美容代は「4,000〜6,000円未満」が最多でした。そのため1か月あたりに換算した美容代は、1,300~2,000円のイメージになります。
出典:リクルートライフスタイル 令和時代のオトナ女性~価値意識調査2019~ PRTIMES 保険マンモス株式会社の調査
これらの調査結果から、1か月あたりのファッション代と美容代の合計は2,300~7,000円程度とみてよいでしょう。
1か月あたりのファッション代と美容代を7,000円とした女子大学生の一人暮らしの費用相場は、以下の金額になります。
(上記で紹介した総務省の統計調査による費用相場に7,000円を加算した金額です。)
地域 | ファッション代と美容代込みの一人暮らしにかかる費用相場 |
都会 | 209,819円/月 |
地方都市 | 161,235円/月 |
人口の少ない街 | 155,395円/月 |
女子大学生の皆さんは、このようにファッション代と美容代も含めた費用相場を、ぜひ参考にしてください。
女子大学生の一人暮らしに掛かる初期費用の相場
初期費用は、一人暮らしを始める際に必要となるまとまったお金です。生活費とは別に準備しておきましょう。
女子大学生の一人暮らしに掛かる初期費用相場は総額で50万円程度です。
初期費用には、一般に以下の3項目が含まれます。
物件の契約費用
まずは、物件の契約費用です。
物件の契約費用は、家賃の5ヵ月分に相当するケースが多くみられます。家賃が5万円の物件であれば、物件の契約費用は約25万円になります。
物件の契約費用には、以下が含まれます。
- 1か月分の家賃と共益費
- 敷金
- 礼金
- 火災保険料
- 鍵交換費
- 不動産仲介手数料 など
物件の契約費用を支払わない限り部屋での生活をスタートできない点に、注意しましょう。
家具・家電の費用
新品の家具・家電を揃える場合、13万円程度必要になります。
一人暮らしを始めるにあたって最低限必要となる家具・家電は、以下が挙げられます。
- 寝具
- 照明
- テーブル
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 炊飯器
- ドライヤー
- カーテン など
家具・家電の費用を抑えたい場合は、新品にこだわらずフリマアプリやリサイクルショップの中古品を購入するのも良いでしょう。
女子学生の場合は、美容家具なども準備しておきたいので、男子学生より高くつくかもしれません。
引越費用
引越費用は、5~10万円程度掛かります。
特に引越をする人が多い3~4月は、需要が高い分費用もより高くなります。
引越費用を抑えるには、業者を利用せず自家用車で物を運ぶのも選択肢です。
しかし、重い荷物の持ち運びは身体に大きな負担が掛かるので、決して無理はしないでください。
女子大生は初期費用も平均より少し多めに見積もっておこう
以上3項目の費用を合算した結果、総額の初期費用として必要なのは50万円程度となります。
ただし、女子大学生の場合、初期費用も平均より少し多めに見積もっておくと安心です。
なぜなら、女子大生は防犯設備が充実した物件を選ぶ必要があり、その結果として家賃が高くなる傾向があるからです。
初期費用には、「家賃の〇か月分」と設定される敷金・礼金、1か月分の家賃も含まれているので、家賃が高額になれば初期費用も高くなります。
もちろん、初期費用をなるべく抑えるために、以下のような対策で防犯面を充実させるのも選択肢です。
- センサー付きライトを設置する
- 窓ガラスに防犯フィルムを貼る
- 補助錠(防犯性を高めるためのもう1つの錠)を取り付ける
ただし、物件の防犯設備である「オートロック」や「防犯カメラ」などの方が、防犯の効果は高くなります。
女子大生の皆さんは、初期費用や毎月の家賃が多少高くなっても、可能な限り防犯設備の充実した物件を選んでください。
また、女子大学生が一人暮らしを始める際に役立つ予備知識は、こちらの記事でも紹介しています。ぜひ、あわせてご確認ください。
女子大学生は一人暮らしの費用が高い傾向に
先述したように、女子大学生はファッション代や美容代が掛かり、防犯設備が充実した物件を選ぶ必要性があります。
したがって、一人暮らしに掛かる費用も高くなる傾向があります。
とは言え、女子大生にとってファッションや美容、防犯設備はどれも捨てられるものではありません。
そこで大切なのは、男子学生よりも費用が高くなりやすいことを認識し、アルバイトや奨学金、仕送りでどのように収入を確保するか計画を立てることです。
無理に節約しようとするのではなく、可能な限り収入を確保してファッションや美容、防犯設備も諦めないようにする方向が良いでしょう。
女子大生の一人暮らしには仕送りが必要?
女子大学生の一人暮らしには、仕送りが必要になるケースが多いです。
授業外の時間や休日にアルバイトに精を出したとしても、ご自身ですべての生活費をまかなうのは現実的に難しいでしょう。
大学生の場合、授業のレポート作成や期末試験対策など、学業に掛ける時間もきちんと確保する必要があります。
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の「令和2年度 学生生活調査」によると、大学生のアルバイト平均年収は36万6,500円で、月収に換算すると3万円程度です。
また、奨学金による平均年収は37万3,200円で、月収に換算してこちらも3万円程度です。
出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「令和2年度 学生生活調査」
平均のアルバイト収入や奨学金の合計が6万円程度では、どの地域でも女子大生の一人暮らしに必要な生活費相場に届きません。
このことから、やはり女子大生の一人暮らしには仕送りが必要になるでしょう。
そのため、親御さんへは早い段階で仕送りの必要性や金額を伝えておくのがおすすめです。
★ドーミーラボでは、奨学金アドバイザー・久米忠史先生による解説など、奨学金に関する記事を多数配信しています!詳しくはこちらをご覧ください!
一人暮らしを検討中の女子大生には学生寮もおすすめ
学生寮なら、家具や家電の購入費など一人暮らしを始める際の初期の出費がありませんし、食事込みで費用面・健康面でも安心です。
また、とくに寮長・寮母さんがいる安心や友人や先輩などに囲まれた環境など、セキュリティを重視したい女子大生にとっては安心できるポイントが多いんです!
学生寮と聞くと、上下関係や門限が厳しい、古い建物、昭和のイメージという方も多いかと思いますが、最近では、様変わりする時代に併せて進化した学生寮も増えてきています。学生会館ドーミーでも、美容家具・家電やジムなどを備えた最新の学生寮がたくさんあります!
食事付き学生寮は高いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、日本学生支援機構の調べによれば、学生寮住まいの方がアパート暮らしと比べて、なんと年間で20万円も安いという結果が出ています。
物件やエリアによってはトータルで支払う金額はあまり変わらない・・・というケースがあるのも事実ですが、トータルでかかるコストと生活の利便性を考えると、1日の差は小さくても、学生寮の方が同じような金額でもお得に暮らせるようです。
学生寮の費用については以下の記事で詳しく解説しています。
女子学生会館については以下にも情報をまとめていますので、合わせてご覧ください!
まとめ
女子大生の一人暮らしに掛かる費用相場は、地域によっても異なります。
人口の密集する地域は、一人暮らしに必要な費用も高額になりがちです。
まずは、ご自身の大学がある地域、想定されるファッション代や美容代をもとに1か月あたりどの程度の費用が掛かるかシミュレーションしてみましょう。事前に必要な費用をシミュレーションすれば、一人暮らしを始めてから費用面で慌てずに済みます!
本記事で紹介した内容を活用いただき、できるだけ費用面での不安なく一人暮らしを始めていただければ幸いです。
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