【東北大生インタビュー】趣味も勉強も、生活の「土台」があるから全力になれる。「ドーミー仙台川内Hills」で見つけた新しいライフスタイル。
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群馬と長崎、全く違う場所からやってきた二人が、なぜこの場所を選び、どのように活用しているのか。RA(レジデント・アシスタント)としても活躍するお二人に、リアルな寮生活と、充実したキャンパスライフの秘訣を語っていただきました。
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決め手は「親の安心」と「直感」。正反対な二人の選択
──まずは東北大学を選んだ理由と、この寮に決めたきっかけを教えてください。
小田: 僕は出身が九州の長崎なんですが、とにかく「親元から離れて遠くへ行きたい」「雪国を見てみたい」という好奇心だけで東北に来ました(笑)。
祖父や親戚が漁師で、僕も小さい頃から水産に興味があったんです。本当は漁師になりたかったんですが、体力的に厳しいと悟って(笑)。それなら頭を使って研究で貢献しようと、水産や養殖の研究に強い東北大を選びました。

寮を選んだのは、親への説得材料ですね。「一人暮らしだと絶対に食事をおろそかにする」と親に見抜かれていまして…。「食事がついているなら安心だ」ということで、GOサインが出ました。
岡田: 僕は高校生の時に、東北大学の教授(澤田教授)が書いた「生涯教育」に関する論文を読んで、「この先生の下で学びたい!」と衝撃を受けたのがきっかけです。教育哲学の分野なんですが、人が一生を通じてどう学んでいくか、そのエッセンスを研究したくてここに来ました。
「ドーミー仙台川内Hills」は、父がネットで見つけてくれました。「川内キャンパス 寮」で検索したら、ちょうど新築オープンの広告が出てきて。立地も良いし、食堂もおしゃれで、直感的に「ここしかない」と思ってすぐに申し込みました。
受験当日の内覧が合格への燃料に。「新築」は最大の武器
──岡田さんは受験の時、この寮が「合格のモチベーション」になったそうですね?
岡田: そうなんです。実は、入試の1日目が終わったその足で、内覧をしに来たんです。当時はまだ建設途中というか、部屋の中は何もない真っ白な状態でしたが、「合格したら、この綺麗な場所で新生活が始まるんだ」と想像したらワクワクしてしまって。
そのおかげで、翌日の入試2日目は「絶対にここに住むぞ!」という強い気持ちで試験に挑めました。あの内覧が最後のひと押しになりましたね。

実は、受験会場に来る時に駅でドーミーの広告を見かけて、それもすごく印象に残っていたんです。「ここに住むんだ」っていうイメージが湧いて、モチベーションが上がりました。
小田: 僕は逆に、下見は一切せずに決めました。親が「食事付きじゃないとダメだ」と言っていたのもありますが、自分で調べた時に、大学に近くて新築で、条件が完璧だったんです。
以前、別の寮を調べた時は大学まで1時間20分くらいかかるところもあって…。ここはとにかく大学に近い。しかも家具も冷蔵庫や洗濯機も備え付けだったので、身一つで来られたのは本当に楽でした。
こだわりのコーヒーも、毎日の洗濯も。「備え付け」が時間を生む
──実際に入居してみて、部屋や設備の使い心地はどうですか?
岡田: 期待以上でした。特に入居初日に感動したのは、冷蔵庫と洗濯機が部屋に備え付けだったことです。

僕はコーヒーが趣味なんですが、鮮度を保つために豆を「冷凍保存」したくて。一人暮らし用の小さな冷蔵庫だと冷凍室がなかったりするんですが、ここはちゃんと冷凍スペースがある。おかげでお気に入りの豆をストックできて、毎朝美味しいコーヒーを淹れるのが最高のリラックスタイムです。

小田: 僕にとって一番大きかったのは館内にある「乾燥機」ですね。洗濯して、そのまま乾燥機に放り込めば終わり。一人暮らしって、家事にリソースを取られがちじゃないですか。

ドーミーなら食事も出るし、乾燥機もある。生活の面倒な部分をショートカットできるから、その分、勉強や趣味に時間を割ける。「生活の土台」がしっかりしているのが最大のメリットだと思います。
「個食」もOK。絶妙な距離感の食堂は、第二のリビング

──毎日の「食事」や「食堂」の雰囲気はどうですか?
岡田: 最初に内覧に来た時はまだ真っ白な空間でしたが、実際に完成した食堂を見たらすごくおしゃれで感動しました。



やっぱり温かいご飯がすぐに出てくるのはありがたいです。親も「栄養バランスが保証されているのが安心」と言って送り出してくれました。
小田: 僕は朝は8時頃、夜は20時過ぎに食べに行くことが多いですね。あと「寮の食堂」というと「みんなでワイワイ食べなきゃいけない」みたいなイメージがあるかもしれませんが、ここは全然そんなことなくて。グループで食べている人もいれば、僕みたいに一人でスマホを見ながら食べている人もいる。

「仲良くしろ」と強制されるわけじゃなく、それぞれが自分のペースで過ごせる空間なのが気に入っています。
通学時間0分の衝撃。浮いた時間は「銭湯」と「研究」へ
──「大学に近い」というお話がありましたが、実際のアクセスや周辺環境はどうですか?
岡田: もう、「近い」ことは正義ですね(笑)。
僕は朝5時から9時まで寮の食堂でバイトをして、それから授業に行く生活なんですが、これができるのは大学が目の前だからこそです。もし通学に1時間かかっていたら、朝の時間は移動で潰れてしまいますし、こんな時間の使い方は絶対にできませんでした。
小田: 僕も同感です。通学時間が短い分、ギリギリまで寝ていられるし、空きコマに一度寮に戻って休憩することもできちゃいます。

あと、地下鉄(東西線)の駅も近いので、休日の移動も便利です。僕はたまに広いお風呂に入りたくて、地下鉄に乗って六丁の目にあるスーパー銭湯(サンピアの湯)まで行くんですが、そういうちょっとした遠出も苦にならないですね。普段の買い物は近くのコンビニを使ったり、必要な時は街に出たりと、メリハリのある生活ができています。
「通勤0分」の最強バイト。賄いも出るから食費も浮く
──「寮内バイト」のお話が出ましたが、ぶっちゃけどうですか?
岡田: 最高ですね。何と言っても「通勤時間0分」ですから。朝起きて身支度して、部屋を出たらもう職場。終わったらすぐに部屋に戻れるこの効率の良さは、他のバイトではあり得ないです。

小田: 僕もたまに食堂でバイトするんですけど、賄い(まかない)をもらえる時があって地味に嬉しいです(笑)。食費も浮くし、移動時間もないし、学生にとっては最強のバイト環境だと思いますよ。
「人生1回」だからこそ最適なリソース配分を
──授業以外の時間はどんな活動を?
岡田: 僕は「Cooffambers(コーファンバーズ)」というコーヒーサークルに所属していて、ラテアートの練習に没頭しています。あと、先ほど言った寮内バイトですね。

小田: 僕は好奇心の赴くままに生きていて、今は「落語研究部」で高座に上がったり、陶芸をしたり。実は最初、弓道部に入ろうとしたんですが、「これは生活のリソースがパンクするな」と直感してすぐに辞めました(笑)。

「人生1回」なので、自分が本当にやりたいことに時間を使いたい。将来は研究者か公務員か、まだ迷っていますが、最終的には「本を書きたい」という目標があって。今はそのためのネタ集めというか、色んな経験をストックしている時期ですね。
騒音トラブルも体調不良も。「大人」がいる安心感
── 一人暮らしにはトラブルもつきものですが、寮でよかったと感じる瞬間は?
小田: 正直に言うと、4月の初めに友達と部屋で盛り上がりすぎて、騒いでしまったことがあるんです。そうしたらすぐに寮母さんが来て、頭ごなしに怒るのではなく「ちょっと声が大きいよ」と優しく注意してくれました。

普通のマンションだったら警察を呼ばれたり、隣人と険悪になったりする場面ですが、寮母さんが間に入ってその場で収めてくれた。守られているというか、ダメな時はちゃんと止めてくれる「親戚のおじちゃんおばちゃん」のような安心感を逆に感じた出来事でした。
岡田: 僕は体調を崩した時に、寮のありがたさを痛感しました。一度、体調が悪くて動けなくなってしまったことがあって…。
その時、同じ寮に住む友人がコンビニで必要なものを買ってきてくれたんです。寮母さんも「大丈夫?」と気にかけてくれましたし、一人暮らしだけど「独りじゃない」セーフティネットがあるのは、本当に心強いですよ。
偶然一緒になったRA。目指すのは「先輩風」ゼロのフラットな寮

──お二人はとても仲が良いですが、RA(レジデント・アシスタント)になったのも一緒のタイミングだったんですか?
岡田: それが全くの偶然なんです(笑)。僕は食堂バイト中に、いつも見てくれている寮母さんから「おかけん(岡田くん)、やってみたら?」と推薦してもらったのがきっかけで。
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小田: 僕は掲示板のポスターをなんとなく見て、「面白そうだな」と思って勝手に応募しました。蓋を開けてみたら「え、岡田もやるの?」みたいな(笑)。まさか同じタイミングでRAになるとは思いませんでしたが、気心が知れているのでやりやすいですね。
──RAとして、どんな寮にしていきたいですか?
岡田: 最初におこなった大きなイベントは「新入生歓迎会」ですね。
入居したばかりの頃って、隣に誰が住んでいるかも分からない状態じゃないですか。でも歓迎会をやったことで「あ、こんなに人が住んでるんだ」「同級生がいっぱいいるんだ」と実感できて、一気に安心感が生まれた気がします。
あと、RA同士の連携も良くて。僕が練習で作ったラテアートの写真をRAのグループLINEに送ったりして、和気あいあいとやってます。

小田: 僕らRAの方針として、「無理に友達を作らせよう」とはしていないんです。
自然な人間関係って、作りに行って作れるものじゃない。ただ、きっかけとなる「場」がないと始まらないので、僕らはその「場」を提供する黒子に徹しようと思っています。

それと、変に「先輩風」を吹かせるのは絶対にナシで(笑)。来年入ってくる新入生とも、同じ寮に住むメンバーとしてフラットに接したいですね。
「生活の土台」を固めて、大学生活という冒険へ
──最後に、これから東北大学を目指す受験生へメッセージをお願いします。
岡田: 初めての一人暮らしに不安があるなら、まずはドーミーのような学生寮を選ぶことを強くおすすめします。4年間ずっと住める快適さがありますし、何より親御さんが一番安心してくれるはずです。美味しいご飯と温かいお風呂が待っている生活は、大学生活の大きな支えになりますよ。
小田: 受験生の皆さん、人間に与えられた時間や体力には限りがあります!
慣れない土地で、自炊や家事にリソースを割くよりも、設備の整った寮で「生活の基盤」を確保して、余ったエネルギーを勉強や遊び、新しい体験にフル投資してください。それが大学生活を充実させる一番の近道だと思います。

(取材:西泰宏/撮影:白浜哲)




