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「いろいろな面で『学べる』土地ですね」はじめての学生生活@京都!京都の人気エリア・物件事情、人気の食事付き・最新の物件について聞いてきました!

更新日 2023.12.12
「いろいろな面で『学べる』土地ですね」はじめての学生生活@京都!京都の人気エリア・物件事情、人気の食事付き・最新の物件について聞いてきました!
多くの大学・専門学校がキャンパスを構え、学生の街としての側面も強い「京都」。
京都での一人暮らしでは、どんな物件が多く、学生さんはどんな風に生活されているのでしょうか。京都市内に13か所ある学生会館ドーミーを担当する、京都学生会館ドーミー事務局の担当者に、京都における学生の一人暮らしのトレンドや、ドーミーの特色、メリットについて、詳しくお話を伺いました。

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今回お話してくれた方

株式会社共立メンテナンス 京都支店(京都学生会館ドーミー事務局)
影山 隆一
2018年、共立メンテナンスに入社。東京勤務を経て、2019年秋より京都エリアの提携大学・専門学校等、およびお客様案内を担当する。

まず、京都はどういった街でしょうか。

京都は大学の多い街ですが、東京のように、都内や埼玉、神奈川、千葉などにキャンパスが点在しているわけではなく、ほぼ京都市内にキャンパスが集中しています

私自身東京での生活も長かったのですが、京都へ来て、交通の考え方、買い物の仕方など、様々な感覚がまったく違うことに驚きました。

例えば通学です。途中乗り換えをはさむことはほぼあり得ず、30分以上電車に乗るのもほぼありません。多くの方が徒歩や自転車圏内、トータル30分以内で通学できる場所で物件を探されます。東京ではなかなか無い感覚なので最初は驚きました。

休日に遊びに行くところも、東京だったら新宿や渋谷、あるいは下北沢だったりと、色々と行き先はありますが、京都ですと河原町や四条と、行き先がほぼ決まっています。

京都の食文化はどういったものがメインなのでしょうか。

実は京都って、パン文化の街なんですよね。

1世帯あたりのパンの消費支出額は、京都市が全国1位なんです。コーヒーもよく飲まれます。他にはイタリアンや、とんこつラーメンなど。和食の街と思われがちですが、イタリアンのお店なども多いですし、特に最近はラーメン屋も増えています。他の地域から見ると、イメージとは異なる食文化かもしれません。

京都は、人との交流が多い地域なのでしょうか。

初対面だとよそよそしい雰囲気を感じることもあるかもしれませんが、2回、3回と回数を重ねるごとに、関係が厚くなりやすいと思います。

京都の方って、観光で毎回来られるお客さんのことを、結構覚えていたりします。そういう面では温かいと思います。学生さんからもアルバイトの話はよく聞きますが、話を聞く限りは働きやすい環境が多いんじゃないかと思っています。お客さんとも、店員さん同士でも、厚い関係になりやすいといったような。

アルバイトをしている人は多いですか?

数や率は計りかねますが、色々な種類のアルバイトや働き方が選べますね。例えば京大生だと、塾の講師や家庭教師をしている学生さんが非常に多いです。最近だと、学生団体のような形でちょっとしたビジネスをしている人も多いですね。それが軌道に乗れば起業もできるし、そうでなくても、その経験を就活で語れますよね。けっこう理にかなっているんじゃないかな、とも思います。

飲食店のアルバイトであれば、河原町の飲食店のような、時給の高いエリアも選べます。観光地ですので色々なお客さんが来ますが、その分アルバイトの従業員を大切にしてくれるお店が多いようです。そもそも、京都ってチェーン店が東京や大阪ほど多くはありません。個人経営やグループ店で働けるのも、学生にとっては良いのかなと思います。

京都にはどのあたりから学生さんが多く来られますか? 

大きな偏りなく、北海道から沖縄まで全国から学生さんが集まって来ていますね。

やはり京都大学があるのと、同志社大学や立命館大学など、全国的に有名な私立大学も多くありますので。最近は、学生の利便性を高めるために、京都市外や滋賀などの郊外にキャンパスを持っていた大学や学部が、京都市内へ移転してくる、などの動きもあります。

一部には、京都で暮らしてみたいという理由で進学先に選ぶ方もいらっしゃいますが、やはり京都大学を目指す方は多いです。ドーミーに入居頂く学生さんは、比較的工学部などの理系の方が多いですね。また、親御さんが同志社あるいは立命館の出身なので、自分も目指す、という学生さんも多いように感じます。

ちなみに京都の学生会館ドーミーでは、京都市内の多くの大学・専門学校と提携させて頂いており、ご入居頂いている学生さんもいらっしゃるという状況です。

京都では、一人暮らしでどんな物件が選ばれることが多いですか?

風呂トイレが共同といったような、昔ながらの下宿も残っていますが、圧倒的にマンション型の物件が選ばれる傾向があります。そのなかでも、お風呂とトイレが1つになっているユニットバスは避けられる傾向が強く、バス・トイレ別のお部屋が多く選ばれます。

東京と比べても、バス・トイレ別、リビングの広さ、築年数が浅いなど、質の良い物件が優先的に選ばれる傾向が見られ、近年は特に、キッチンは2口コンロじゃないとダメ、浴室乾燥機がついていてほしいなど、設備のスペックにこだわりを持たれるケースも多くなってきている印象です。

それは親御さんの要求もあるのでしょうか?

それもありますし、今はスマホ、SNSでいろんな賃貸物件が見られる時代です。「こういう物件に住みたい」という、具体的な願望を持って探す人が多いように思います。

ドーミーの居室は全て家具備え付け(写真:共立メンテナンス)

京都エリアの学生会館ドーミー各物件は、バス・トイレ別のお部屋となっており、お客様の求める条件は少なくとも満たしているかと思います。数年前からは、新築オープンの物件については、お客様の要望に沿う形で、はじめからドラム式の洗濯機や浴室乾燥を居室設備として設けるなど、グレードを上げながら物件を作っています。

ドーミー京都西院(2023年オープン)の居室。ドラム式洗濯乾燥機、冷蔵庫、電子レンジが備え付けとなっている。(写真:共立メンテナンス)

コロナ禍で自室で食事を摂る方も増えたので、「電子レンジを全室につけてしまおう」と、800台くらい一気に設置したこともあります。

「食事つき」の物件は人気ですか?

最近特に、「食事付き物件」の人気が上がっていると感じています。
コロナ前からその傾向はありましたが、コロナ禍以降、他の入居者との交流の場がなくなってしまったことも要因として挙げられます。なかなかコミュニティが作れないので、交流ができる物件を選びたいというニーズが高まっていると思います。

ダイニングルームにて(写真:共立メンテナンス)

寮長・寮母が常駐しているのも、親御さんから評価をいただいています。学生生活最初の1年だけでもこういう環境で生活してほしい、というお声も良く聞きます。特にドーミーでは、ダイニングルームだけでなく、ラウンジスペースなども充実させている物件が多いので、何人かで勉強したり、交流が図れたりしやすくなっています。

調理風景/ドーミー花園丸太町(写真:共立メンテナンス)

交流スペースがある、というのはいいですね。

以前は、食堂の入口には扉があり、食事時間以外は施錠するという運用をしていた時期もありましたが、ドーミー花園丸太町をオープンした時期(2018年)から、「食堂」という概念をなくし、ダイニングとラウンジを一続きの空間にしました。

食事以外の時間でも一緒に勉強できたりなど、自由に使えるスペースとしています。テレビもあり、一緒に映画などを見ることもできます。最近では、より大音量で楽しめるように、独立したシアタールームを設けたり、静かに集中できるように個別ブースのスタディルームなどを設けている物件もあります。

Ryukoku Student Home 光輝(2022年オープン)のスタディスペース(写真:共立メンテナンス)

影山さんが考える、ドーミーならではのメリットはありますか?

2つあると思っていて、まずは寮長・寮母さんが常駐していることです。
先日も実際にあった話ですが、深夜に腹痛を訴えた寮生さんがいて、寮長が救急車に付き添いました。そういった対応ができるのは常駐しているからこそですよね。当社の強みかなと思っています。

2つ目は食事です。コロナ禍が始まってしばらくの間、他社の食事付き物件はお弁当の配布に切り替えていたと聞いていますが、ドーミーだけは対策をしながら、ずっと手作りで食事提供を続けていました。自室で隔離、待機となった寮生さんにも、使い捨て容器で食事を部屋までお持ちする対応を続けています。

常駐管理と、手作りの食事。これはドーミーでは絶対だと考えています。
管理と給食を別々で運営している他社さんもありますが、うちは必ずセットです。

「食事」と「住まい」が一体となっているのは、大事な軸なのでしょうか?

はい。現地の寮長さん、寮母さんと話すと、学生さんの様子をよく見てくれているのがわかります。
「この子は最近あまり食べてない」「この子は最近元気が無さそう」など、毎日顔を見ているからこそわかることがあるようです。本人に積極的に何か言う、というわけではないですが、やはり何かがあった時にすぐ対応できるように心がけてくださっているので、我々としてもありがたいです。

日常の見守り(写真:共立メンテナンス)

生活の様子は、昼間だけではわからないと思います。「この子は最近どんな様子?」と聞かれて「わからない」と言うのか、「そういえば最近…」というところから始まるのか。それだけでも違いますよね。そこを大事にしているんです。

入居者さんの契約期間はだいたいどのくらいでしょうか。

まず1年契約で入られる方は、親御さんと、まずは1年という約束で入居され、2年目からは自分で住まいを探す方が多いですが、1年住んでみて「とても住みやすい」と気に入っていただき、契約を更新される方も少なくありません。「食事も出てくるし、友達もできたし、同じコミュニティで過ごせるから」と、残りの3年間分を一気に更新される方もいます。

コミュニティスペースにて(写真:共立メンテナンス)

そのあたりは、個人それぞれの感覚だと思います。最初は一人暮らしの仕方が何もかもわからないというところから、ある程度生活に慣れ、何に気をつければいいかということがわかってから、自分で住まいを決める。いわばドーミーからの「卒業」ですよね。選択の1つとして、大いにアリだと思っています。

最後に、初めての京都での一人暮らしをする方に、あらためて「京都の魅力」を教えていただけますか。

京都は、社会経験という観点からいうと「学べる土地」だと思います。それは人間関係やコミュニケーションにおいて特にそうだと思っています。

京都は、人どうしの会話や関わりを大事にする土地ですので、そういった環境で仕事や生活をすることは、人生においていい経験になると思います。私にとっても、いまこうして京都で仕事をしていることは、10年、20年経ったときにとても良かったと思えるはずです。

学生生活を京都で過ごせるというのは、後の人生において大きな財産になると思いますね。

ーーー ありがとうございました。

(文・雨庭・Totty/撮影・白浜哲/取材・西泰宏)

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ライター
ドーミーラボ編集部

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