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日本最大規模の大学寮、立命館アジア太平洋大学 APハウス。多様性と活躍の機会にあふれた活気ある学生寮。#2 教育プログラムとRA(レジデント・アシスタント)・大学のサポート体制をご紹介!

日本最大規模の大学寮、立命館アジア太平洋大学 APハウス。多様性と活躍の機会にあふれた活気ある学生寮。#2 教育プログラムとRA(レジデント・アシスタント)・大学のサポート体制をご紹介!

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大学寮ライブラリー「Dorm」では、規模や設備、寮内教育や学生へのサポートが充実しているなど、特色のある大学寮を特集して取り上げています。

今回は、大分県別府市にある、立命館アジア太平洋大学の学生寮「APハウス」をご紹介します。

APハウスについては、3編に分けてご紹介します。

その1 学生寮「APハウス」について詳しく解説!
その2 教育プログラムとRA(レジデント・アシスタント)・大学のサポート体制をご紹介!
その3 RA(レジデント・アシスタント)の学生さんにお話を伺いました!

今回は、「教育プログラムとRA(レジデント・アシスタント)・大学のサポート体制について」をレポートします!

#1 2021年から始まった新たな教育プログラム

APハウスには、様々な国や地域から集まった学生が、生活習慣や価値観の違いを超えて共同生活することを通して成長できる環境が用意されています。この環境を最大限に活かしながら、人生の成功と正常に機能する社会の実現を、高いレベルで達成する人材育成を目標にした『グローバル・シティズンシッププログラム』が、2021年度春セメスターから開始されています。

プログラム活動の様子(立命館アジア太平洋大学Webサイトより)

プログラムは、自律的かつ内省的に行動できること、多様性のある集団での人間関係を構築できることを目指して、「理論や知識の学習」、「経験学習」、「ロールモデルからの学び」の3つの要素で構成されています。参加した寮生たちは学びを経験するだけではなく、そこで得た知見を他寮生にも広く発信・還元して、いずれはAPU,地域社会、世界にインパクトを与えることを目指します。

#2 寮の要となる、RA(レジデントアシスタント)

APハウスに欠かせない存在が、寮内で活躍するレジデント・アシスタント(RA)です。

APハウスのRA(レジデント・アシスタント)(立命館アジア太平洋大学Webサイトより)

レジデント・アシスタント(RA)とは、日々の生活の中で寮生をアシストし、寮生が退寮したあとも日本の生活習慣に馴染み、自立して生活できるようにサポートする役割を担っています。寮生の手本あるいは大学の先輩として、1年生や留学生の寮生にとっては頼りになる存在です。イベントなどの企画を通して寮を盛り上げたり、日常生活の悩みを一緒に問題解決したりと、寮生をサポートする目的のもと、様々な活動を行っています。

APハウスで活躍するRA。オレンジのポロシャツが目印。(RAインタビューはその3をご覧ください!)

【RAの主な活動】

○入寮支援

初めて寮にやってきた新寮生を歓迎し、手続きのサポートやAPハウスのルール案内など、新生活をスムーズにはじめられるようにアシストします。

○ハウスイベント、棟イベント、フロアイベント

寮寮生間の交流促進のため、全寮生を対象にしたもの、棟単位やフロア単位など、様々なイベントを企画・実施します。

○フロアミーティング

月1回、フロア寮生が集まるミーティングを行い、大学(オフィス)からの伝達事項やルール、イベントなどの情報を共有します。

○寮生サポート

寮生を常に気にかけ、悩みや不安を抱えている寮生が居れば相談に乗り、一緒に問題解決します。

○キッチンデューティー

毎日夜、RAと寮生がシフト制でキッチン清掃を行うことで寮生と交流を深めます。

多様なバックグラウンドを持つ学生が集まるAPハウスでは、多様な文化が入り混じります。共同生活における課題を乗り越えながら、寮生サポートという同じ目標に向かって、仲間と協力して活動することで大きな成長を得ることができます。

館内の随所にみられる装飾や掲示物。RAが中心に手作りしたものが多い。
少しでも寮生活を楽しんでもらえるよう、情報発信などにも工夫がなされている(取材時撮影)

寮生のために!自ら活動

また、自ら課題を見つけ、寮生のために行動することも活発で、コロナ禍における情報発信や、少しでも寮内で生活を楽しめる機会を作り出すなど、様々な活動がなされています。

寮にキッチンカー!?(取材日はイカ焼き屋さんが来ていました)

コロナ禍においては授業もオンラインとなり、外出も難しいことから、少しでも寮生活を楽しんでもらいたいと、RA自身で別府市内のお店に交渉を行った結果、日替わりで、唐揚げ、ケバブ、クレープなどのキッチンカーが、APハウスの敷地内まで販売に来てくれることに。寮生は授業の合間に食べ物や飲み物を買うことができ、APハウスでの生活がより便利で華やかになったそうです。

#3 寮生のために、を大学もサポート

APハウス内には、大学のオフィス(スチューデント・オフィス)が設置されています。寮内に事務所があることで、寮生のサポートを迅速に行うだけでなく、RAとの連携を取りやすい体制が整っています。大学職員とRA、寮生間の距離はとても近いものとなっています。RAとオフィススタッフは定期的にミーティングを行い、寮生に関する情報や、寮生からの要望などを共有します。「職員もみんな、学生のために、を第一に考えています。RAが寮生のためにこうしてあげたい!などと言って持ってきた提案には、なるべく応えてあげよう、という風土があります」(オフィス職員さん談)

その3では、3名のRAさんに、APハウスでの生活と、RA活動について詳しく伺いました。
ぜひご覧ください!

その1 学生寮「APハウス」について詳しく解説!
その2 教育プログラムとRA(レジデント・アシスタント)・大学のサポート体制をご紹介!
その3 RA(レジデント・アシスタント)の学生さんにお話を伺いました!

APハウスの詳細・費用・募集に関する情報について

立命館アジア太平洋大学(APU) のWebサイト内「学生生活 > APハウス(学生寮)」のページで、APハウスの概要・費用情報を確認することができます。 
https://www.apu.ac.jp/home/life/content1/

受験生向けサイトにも、APハウスについて詳しく掲載されていますので参照してみてください。
https://www.apumate.net/(日本人受験生向けサイト)

http://admissions.apu.ac.jp/student_life/housing/(国際学生向け入試情報サイト)


この記事では立命館アジア太平洋大学の学生寮「APハウス」についてご紹介しました。
今後も大学寮ライブラリー「Dorm」では、特色ある大学寮を続々と取り上げていきますので、次回の特集もどうぞお楽しみに。

※本記事の内容は2022年6月取材時点です


転載元:日本最大級の学生寮・大学専用寮ライブラリー「dorm」
※この記事は、「dorm」の許可を得て転載したものです。

ライター
大学寮ライブラリーDorm編集部

日本全国の大学(短期大学・専門職大学等含む)の専用寮である学寮・寄宿舎を見つけられるライブラリーです。それぞれの大学や地域の特徴や思想が色濃く反映される大学寮の魅力を、より多くの方に知っていただくこと、また「大学寮」の文化発展と普及を目的としています。本サイトのコンセプトは、「見つかる!出会える!大学寮ライブラリー」。書庫のように探しやすく、また図書館のように出会えるきっかけとなるサイトを目指しています。大学名や地域だけでなく、多種多様な特徴などの様々な切り口を発掘・提案して行きます。