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【東京都市大学】寮担当の職員さんに、国際学生寮での日常と国際交流の経験、寮の魅力について伺いました!

【東京都市大学】寮担当の職員さんに、国際学生寮での日常と国際交流の経験、寮の魅力について伺いました!
「東京都市大学の国際学生寮って、どんな感じなの?」。今回は、寮の運営に携わる東京都市大学の職員さんに、寮の現状や、学生たちにどんな影響を与えているのかそして、東京都市大学国際学生寮の魅力を伺いました。

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▼寮生インタビューはこちら

お話を伺った方

東京都市大学国際学生寮- 職員

東京都市大学  学生支援部  学生支援課  坪井さん(写真左)
※写真右は寮監の近藤夫妻

Q.どんな学生さんが暮らしていますか?

寮生は日本全国、さまざまな国々から来ており、所属する専攻も多岐にわたります。現在、日本人学生7割、留学生が約3割の入居比率になっています。

開放的な空間が広がる東京都市大学国際学生寮

Q.東京都市大学として初めての国際学生寮ですが、開設後の反応は?

専用寮が出来る前は、指定学生寮として学生会館ドーミーをご案内することも時々ありましたが、国際学生寮を開設してからは、学生や保護者からの問い合わせが増加しました。問い合わせで多いのは、「国際学生寮」という名前から、「留学生は何人くらいるか」「日本人も入寮できるか」「国際交流ができる環境なのか」という内容ですね。

日本人学生も留学生も共に生活する場ですから、異文化交流の機会が日常的にたくさんあること、各個人の行動しだいでいくらでもチャンスは広げられることなどをお伝えしています。

クリスマスシーズンの館内

Q.国際学生寮の魅力とは?

「留学しなくても異文化交流ができる」ということを伝えたいですね。共有スペースとして設けている和室での茶道体験や、異文化の学生との日常的な会話は、留学生にとっても、そして日本人学生にとっても貴重な学びの機会となっています。

英語対応が可能な寮監が常駐していることも寮生活の魅力を高めています。困ったときにはすぐ相談に乗ってくれる父母のような立場でいてくれることが、寮生に大きな安心を与えていると思います。

RA(レジデント・アシスタント)が活動しているのも魅力の1つです。彼らは寮生として暮らしながら、寮でのイベント企画や日々の運営に積極的に関わり、寮生同士の交流を促進してくれています。

寮室のあるフロアはコミュニケーションラウンジを設けて自然な交流が生み出されている

Q. 寮生たちの日々の生活はどんな感じですか?

寮生たちは、国際色豊かなコミュニティの中でのびのびと生活している印象です。多くの日本人学生は、英語でのコミュニケーションにハードルを感じてしまいがちです。

でも、寮生の様子を見ていると、日本人学生も留学生も、最初はどうやって話しかけようかと互いに身構えてしまっている感じです。とにかく、きっかけが重要で、イベントに参加しながら、自然な流れで言葉を交わすうちに笑い声が聞こえてくる、そんな光景を多く見かけました。お互いに学びたい同士だから「上手な英語・日本語で話せなくてもよかったんだ」という気付きが生まれているのだと思います。

Q. 寮の運営で心がけていることは?

ここでは、単なる居住空間を超えた価値を提供していると思います。私たちは、「大学に通うための環境づくり」と「心地よさの提供」を最優先に考えており、ルールやマナーは最低限守ってもらうようにして、快適な寮生活を保っています。大学からの働きかけでは配慮が行きわたらない事も、寮監さんや運営を委託している会社(共立メンテナンス)の方々と連携していることで、この環境が作れていると思います。

また、RAや寮監と連携して、この寮ならではのコミュニティ作りに積極的に参画するようにしています。大学が参加・協力することで、その意味が深められるようにと心掛けました。

例えば、RAから「留学生に日本の文化を伝える企画をしたい」との声に触発され、七夕には短冊を書くだけに留まらず、キャンパス内の笹竹を飾り付け用に採ったり、短冊を神社に奉納する手配をしたりしました。各国の伝統料理会では、担当者として日本料理の部でお赤飯を炊いて参戦しました。

1階に設けられた和室

寮1階の和室には炉があって、茶道ができるようになっています。これを有効に活用しようと寮監と相談し、昨年は留学生の送別会を企画しました。学生時代に習った茶道の作法や点て方を思い出しながら、卒業生にお祝いのお茶を点てました。学位授与式のためにマレーシアから来日されたお母様には、卒業生ご本人がお茶を点てて、5年間の留学生活で習得したものの1つとして披露してもらいました。その様子を見ていた日本人の寮生が「僕は茶道なんてやったことも触れたこともない。日本人として知っておきたいから勉強したいです」と話してくれました。新しいことに目が行きがちですが、世界に出る前に、日本の古き良き文化を伝えることも、私たちに出来ることなのだと気付かされましたね。

Q.最後に検討されている方にメッセージをお願いします。

ぜひ寮生活が提供する「安心感」と「あたたかさ」を感じていただきたいです。

寮監ご夫妻はいつも笑顔で本当に仲睦まじいんです。家庭と一緒で、、その空気感が寮生の安心感に繋がっているように思います。また、私たち職員も、寮の雰囲気づくりに何ができるか、寮生にどんなフォローができるかを日々考えています。寮生活の中で、異なる文化や価値観に触れ、新しい自分を発見できています。これから住まいを検討される皆さん、成長の場として、国際学生寮も検討してみてください。

ーー 貴重なお話、ありがとうございました!

東京都市大学とは

東京都市大学世田谷キャンパス(写真:東京都市大学webサイトより)

東京都市大学は、1929年創立、1949年に設置された日本の私立大学で、東京都世田谷区玉堤に本部を置いています。略称は「都市大」。8つの学部を持つ総合大学で、理工学部、建築都市デザイン学部、情報工学部、環境学部、メディア情報学部、デザイン・データ科学部、都市生活学部、人間科学部があり、幅広い分野をカバーしています。産学官連携に重点を置き、多くの企業や研究機関と連携しており、国際交流にも力を入れています。教育機関として初めて国際環境規格 ISO14001 の認証を受けた通称”エコ・キャンパス”、横浜キャンパスもあります。

「東京都市大学」公式サイト:https://www.tcu.ac.jp/

東京都市大学 国際学生寮とは

2019年4月に東京都市大学の世田谷キャンパス近くに開設された東京都市大学生専用の国際学生寮です。留学生と日本人学生の国際交流を促進する目的で設けられ、東京都市大学の国際化戦略の一環として重要な役割を果たしています。鉄筋コンクリート造の地上4階建てで、定員は50名、50室の寮室(個室)に加え、1Fに共用リビング、ダイニング、和室などがあり、寮室のあるフロアには各階にコミュニケーションラウンジ、キッチンなどの共用スペースが設けられています。この寮は、寮監の常駐管理体制で、学生会館ドーミーを展開する株式会社共立メンテナンスが運営管理を行っています。

「東京都市大学国際学生寮」公式サイト:https://dormy-ac.com/page/t-toshi/kokusai.html

併せて読みたい

寮生とRAの声で紐解く、東京都市大学国際学生寮の魅力。- 学寮潜入!大学寮レポート


転載元:日本最大級の学生寮・大学専用寮ライブラリー「dorm」
※この記事は、「dorm」の許可を得て転載したものです。

ライター
大学寮ライブラリーDorm編集部

日本全国の大学(短期大学・専門職大学等含む)の専用寮である学寮・寄宿舎を見つけられるライブラリーです。それぞれの大学や地域の特徴や思想が色濃く反映される大学寮の魅力を、より多くの方に知っていただくこと、また「大学寮」の文化発展と普及を目的としています。本サイトのコンセプトは、「見つかる!出会える!大学寮ライブラリー」。書庫のように探しやすく、また図書館のように出会えるきっかけとなるサイトを目指しています。大学名や地域だけでなく、多種多様な特徴などの様々な切り口を発掘・提案して行きます。