食事を止めてはならない!ー東日本大震災の現場から
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地震が起きた瞬間、何が起きたか分かりませんでした。まず家族のことが心配でしたが、同時に「入居者さんは大丈夫か?」と思い、情報が集まる仙台支店に戻りました。
仙台市内は電話が通じなかったので、支店メンバーで手分けをして各ドーミーへ向かいました。建物内にいた入居者さんの安全確保は、各マネージャーがしっかりと対応していたので、少しだけホッとしました。しかし時間が経つにつれ、「不在者の安否」「寒さ対策」「家具の転倒」「保護者様への連絡」「食糧の確保」など次々と問題が出てきました。あの時は頭で考えるより体が先に動いていました。「入居者さんに寒い思いや、ひもじい思いをさせてはならない」と。
震災翌日には、本社の応援スタッフが到着。2日後には、大量の食糧や燃料とともに次の応援スタッフが、そして3日後には大勢の応援スタッフと必要物資が到着しました。正直、現場と支店スタッフだけでは、どうにもならないところもあったので、本社の迅速なサポート体制がとても心強く感じたことをよく覚えています。
入居者様や保護者様からの感謝のお言葉と、事業所・本社・支店の全員がひとつの心で動けたことは、震災の辛い経験の中で得た私の大事な宝物です。
※この記事は、2015年2月発行『BASE』vol.1の記事を転載・再編集したものです。
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- ライター
- 『BASE』編集部
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