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【対談】「船上BBQ」から「高級シャンプー」まで!? ドーミー関西が仕掛ける“本気すぎる”イベントの裏側を直撃取材!

【対談】「船上BBQ」から「高級シャンプー」まで!? ドーミー関西が仕掛ける“本気すぎる”イベントの裏側を直撃取材!
ひとり暮らしを検討する学生や親御様にとって、ドーミーの魅力といえば「食事付き」や「安心」が定番かもしれません。しかし今、関西エリアのドーミーが「イベント」でとんでもない盛り上がりを見せていることをご存知でしょうか?

淀川をクルーズする船上パーティーから、エリアを巻き込んだ合同フェス、そして日常の満足度を高める細やかな仕掛けまで。 なぜ、そこまでやるのか? その先に見据えるものは?

今回は、この熱狂の仕掛け人である共立メンテナンス関西支店の曽根さんと、入社2年目で現場の空気を肌で感じる丸山さんに、ドーミーラボ編集部がロングインタビューを敢行。「関西のドーミー、面白すぎるぞ!」という噂の真相に迫ります。

⏱この記事は約12分で読めます

登場人物紹介

曽根|共立メンテナンス 関西支店
前職は不動産の賃貸仲介。「とにかく話題性のある面白いことを!」という上司のオーダーを、驚きの企画力で実現するアイデアマン。
丸山|共立メンテナンス 関西支店
昨年9月入社。自身の学生時代のイメージとは違う「今のドーミー」の楽しさに驚きつつ、若手社員チームの一員としてプロジェクトを支える。
編集部
ドーミーラボ編集担当。今回はインタビュアーとして、関西の熱気を深掘りします!

第1章:コロナ明け、「大・中・小」の3段構えで攻める!

ドーミー関西支店でのインタビュー風景。笑顔で語る曽根氏と丸山氏
関西支店にて、イベント戦略について語るプロジェクトチーム

編集部:本日はよろしくお願いします! 最近、関西エリアのドーミーが何やら熱いと小耳に挟みました。具体的にどのような動きがあるのでしょうか?

曽根:よろしくお願いします。そうですね、今年は関西エリア全体で「寮生イベントをプロジェクトとして、チームでしっかり取り組もう」という号令がかかりまして。そこで策定したのが、イベントを「大・中・小」の3つの規模に分けて展開するという戦略です。

イベントの立案・企画・事前準備・当日の運営は、学生チームだけでなく事務メンバー西岡さん、小川さん、福島さんにも加わっていただき、関西支店として取り組みました。

編集部: 大中小、ですか?

曽根:はい。コロナ禍の3〜4年は、どうしてもイベント自粛ムードが続いていました。それが昨年あたりからようやく解禁されまして。 まず「大規模イベント」として昨年実施したのが、「船上バーベキュー」です。

動画:大阪・淀川での貸切船上バーベキューイベントの様子

編集部: いきなり船上ですか!? 規模が大きいですね(笑)。

曽根: 大阪の淀川を航行する観光船を貸し切りにしまして。船の上にバーベキューコンロがついているので、クルージングしながらお肉を食べられるんです。昨年は定員50名で募集したんですが、すぐに満員になって大好評でした。 「これは次年度もやるしかない!」ということで、今年はさらに規模を拡大し、店舗貸切で80名規模のバーベキュー大会を企画しました。

丸山: 私は昨年9月に入社したばかりだったんですが、入ってすぐに「船でバーベキューするよ!」と聞いて、「えっ、寮なのにそんなイベントがあるの!?」と本当に驚きました(笑)。私の持っていた寮のイメージとあまりに違ったので、そのギャップにびっくりしましたね。

編集部: 確かに、ただ住むだけの場所だと思っていると驚きますよね。では、「中規模」「小規模」というのは?

曽根: 「中規模イベント」の代表例が、大阪の江坂エリアで行った「サマーフェスタ in 江坂」というイベントです。

動画:江坂エリアの複数ドーミー合同で開催されたサマーフェスタ

江坂は専門学校が多く、ドーミーが密集している地域なんですね。 そこで、近隣のドーミー合同で「お祭り」をやろうと。「ドーミー江坂」ではアニメをテーマにコスプレをしてチェキを撮る写真館、「ドーミー江坂豊津」では射的やヨーヨー釣りの縁日、「ドーミー江坂コミュニティハウス(女子寮)」ではアフタヌーンティー……といった具合に、各寮を回遊できるようにしたんです。

サマーフェスタ in 江坂で縁日やゲームを楽しむ学生たちの様子
提供写真:寮をまたいで開催されたサマーフェスタの様子

丸山: 最後はみんなで寮に戻ってカレーを食べて、ゲームをして。すごく盛り上がりましたよね。

曽根: そして「小規模イベント」は、各寮ごとの満足度向上施策です。 例えば、お部屋にお風呂がないタイプの寮(大浴場利用)を対象に、女性寮には「ReFa(リファ)などの高級シャンプー」や「フェイスパック」を用意し、男性寮には「夏に嬉しい冷感シャンプー(冷シャン)」や「香りにこだわったシャンプー」を設置しました。普段自分では買わないようなちょっといいものを使う体験と引き換えに、アンケートに答えてもらったんです。

第2章:イベントは「楽しさ」だけじゃない。「安心」を可視化する仕掛け

インタビューに応じる曽根氏と丸山氏。真剣な眼差しでイベントの裏側を語る

編集部: なるほど。派手なイベントだけでなく、日常のケアもされているんですね。でも、なぜそこまで力を入れるのですか?

曽根: もちろん「楽しんでもらいたい」が一番ですが、実はその裏に「ドーミーの魅力を可視化する」という狙いもあります。 先ほどの小規模イベントで実施したアンケートですが、入居者さんに「ドーミーに入ってよかったこと」を一言ずつ書いてもらったんです。それを回収するだけでなく、あえて寮内の目立つ壁にペタペタと貼り出しました。

寮の壁一面に貼られた、学生からの感謝の言葉や口コミが書かれたアンケートカード
壁一面に貼られた学生からの「リアルな声」

編集部: 貼り出すことに意味がある、と。

曽根: そうなんです。そうすると、見学に来られた学生さんや親御様の目に留まるんですよね。「ご飯が美味しい」「寮母さんが優しい」「友達ができた」……そんな生の声(リアルな口コミ)が壁一面にあるわけです。それを見た親御様が「こんなにいい雰囲気なら安心して預けられるね」と感じてくださいますし、何より嬉しかったのは寮長・寮母さんの反応です。

編集部: 現場の寮長・寮母さんですか?

曽根: はい。寮長・寮母さんは住み込みで、毎日、学生さんのために奔走してくれています。でも、直接感謝の言葉をもらう機会って意外と少ない。 壁に貼られた「寮母さんが優しかった」というカードを見て、「モチベーションが上がった」と言ってくださる方が何人もいました。 学生さんの満足度が、見学者の安心に繋がり、さらにスタッフのやりがいにも還ってくる。 イベントを通じて、そんな好循環が生まれています。

編集部: まさに「三方よし」ですね。学校の先生方の反応はいかがですか?

丸山: 学校訪問をした際にイベントの話をすると、すごく好感触ですね。「寮って、今はこんなに楽しそうなことをやっているんですね!」と驚かれます。

曽根: そうそう。「厳しい・古い・汚い」みたいな昔ながらの寮のイメージを持たれている方もまだいらっしゃるんですが、イベントの様子をお伝えするだけでガラッと印象が変わります。「これなら学生に自信を持って薦められます」と言っていただけることが増えました。

第3章:社員が本気で楽しむから、学生も楽しい

ドーミー関西支店の若手プロジェクトメンバーたちの笑顔
若手社員が中心となって企画・運営を楽しんでいる

編集部: 話を聞いていると、企画しているお二人がすごく楽しそうなんですよね(笑)。運営側の熱量が高いというか。

曽根: あ、バレましたか?(笑) 実はこのプロジェクトチーム、学生にわりと近い年齢の若手社員が中心なんですが、昨年の段階では全員が「イベント運営未経験」だったんです。コロナ禍でノウハウが途切れていたので、集客方法ひとつとっても手探りでした。 でも、チームのメンバーが若くて仲が良いので、「どうせやるなら自分たちも楽しめるものにしよう!」という空気がありました。まるで学生時代の文化祭の準備みたいに、わいわい言いながら企画して。

丸山: そうですね! 準備は大変でしたけど、それも含めて楽しかったです。 当日は、私たちが勝手に盛り上がっていたら、学生さんも自然と乗ってきてくれて(笑)。最初は緊張していた新入生同士も、気づけば勝手に仲良くなっていました。「こちらで用意したゲーム、いらなかったかな?」と思うくらいの盛り上がりでしたね。

編集部: 運営側が楽しんでいる空気って、伝播しますよね。

曽根: 本当にそうです。そもそもドーミーを選んでくれる学生さんって、心のどこかで「人と関わりたい」「友達がほしい」と思っている子が多いんです。だから、誰かがトリガー(きっかけ)にさえなれば、あとは自然に化学反応が起きていく。 私たちスタッフは、その「最初の着火剤」になれればいいのかなと思っています。

編集部: ちなみに、昨年の「船上バーベキュー」という大胆なアイデアはどこから?

丸山: あれは完全に曽根さんの発案です。「バーベキュー」から「船上」に飛躍するのが、曽根さんのすごいところなんですよ(笑)。

曽根: いやいや、お恥ずかしい(笑)。 支店長から「話題性のあるすごいことをやってくれ」とオーダーがありまして。「ただのバーベキューじゃダメだ……」と必死に探して、たまたま見つけたのがあの船だったんです。「せっかくやるなら面白いもの、話題になるものを」という会社の後押しがあったおかげで実現できました。

第4章:ドーミーの「つながり」は、エリアを超えていく

インタビュー中に手振り身振りで熱く語る曽根氏

編集部: イベントを経験した学生さんたちに、何か変化はありましたか?

曽根: ありますね。イベント当日に仲良くなって、終わったあとに「二次会行こうぜ!」って学生たちだけで遊びに行ったりしているのを見ると、「あぁ、醍醐味だな」と感じましたね。

丸山: あと、面白い現象もありました。大阪のイベントの様子を知った福岡のドーミーに住む学生さんから、「大阪は楽しそうでいいな、羨ましい!」という声が届いたんです。

編集部: 福岡から!?

丸山: そうなんです。ドーミーのネットワークってすごいなと思いました。 エリアを超えて「ドーミーって楽しい場所なんだ」という認識が広がっていくのは嬉しいですね。

曽根: ゆくゆくは「関西のドーミーが一番面白いぞ」と言われたいですし、それが刺激になって全国のドーミーが盛り上がれば最高ですよね。例えば受験生が進路を迷っているときに、「東京もいいけど、関西のドーミーはイベントが楽しそうだから関西に行こうかな」なんて思ってもらえたら勝ちだな、と(笑)。

編集部: 「イベントコンサルタント」として全国行脚する日も近いかもしれませんね(笑)。

曽根: いいですね! そういう部署ができるなら、ぜひやらせていただきたいです(笑)。

第5章:これからのドーミー生へメッセージ

ドーミー関西支店 イベントプロジェクトメンバーの集合写真
「ドーミーでお待ちしています!」と笑顔のスタッフたち

編集部: 最後に、これからひとり暮らしを始める学生さんや、ドーミーを検討している親御様へメッセージをお願いします。

丸山: 関西支店は、企画する私たちが全力で楽しんでいるチームです。 最初は緊張するかもしれませんが、イベントが終わる頃には「みんな友達」みたいな空気になっています。私たちが、そして先輩たちが温かく迎えますので、ぜひ安心して、ワクワクしながら飛び込んできてほしいです。

曽根: ドーミーの良さは、イベントのような「非日常」の楽しさと、日々の「日常」の温かさ、その両方があることです。 大きなイベントで友達を作るのもいいですし、毎日の食堂で「いただきます」と挨拶する中で顔馴染みを作るのもいい。 住まいの中で自然と友達ができたり、人との繋がりを感じられたりするのがドーミーの一番の魅力です。そんな温かい場所を用意して、皆さんをお待ちしています。

編集部: 曽根さん、丸山さん、熱いお話をありがとうございました!


【編集後記】

「学生に楽しんでもらいたい」だけでなく、「その楽しさが、親御様の安心やスタッフのやりがいにも繋がる」という視点が非常に印象的でした。 関西エリアのドーミーには、世話焼きで愉快なスタッフと、それに応える元気な学生たちが作る「あたたかい熱気」があります。

もし進学先で住まいを迷っているなら、「楽しむことに本気な大人たち」がいる関西のドーミーを、候補に入れてみてはいかがでしょうか?

(取材・戸谷和宏、西泰宏/撮影・白浜哲)

ライター
ドーミーラボ編集部

「夢中になれる学生生活」を探求するウエブマガジンです。進学や進路のあり方、充実した学生生活をおくるために実践できる知恵やヒントを発信していきます。