東北医科薬科大生が語る寮生活。「まともな人はいない(笑)」刺激的な仲間と、薬学部の忙しい日々を乗り越える方法。

東北医科薬科大学 薬学部1年生の冨岡さんは、そう恥ずかしそうに笑います。
初めての一人暮らし。朝起きられるか、ハードな勉強についていけるか……。
そんな入学前の不安を解消したのは、大学から徒歩約5分の学生寮「ドーミー仙台小松島」でした。
生活リズムを整える「温かいご飯」と、すぐそばにいる「仲間」の存在。 苦手なことを環境と仕組みでカバーし、夢に向かって走り続ける彼女の、リアルで充実した寮生活に迫ります。
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プロフィール
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冨岡 さん
秋田県出身・東北医科薬科大学薬学部薬学科1年。大学徒歩約5分のドーミー仙台小松島に居住し、学生会・学術部・ソフトテニス部での活動や趣味の散歩を楽しみながら、寮内ではRA(レジデント・アシスタント)としてイベント企画なども担当しています。
親が選んだ「安心感」と、私が選んだ「近さ」

――まずは、ドーミーに入居を決めた理由を教えてください。
最初は大学周辺のマンションも見ていたんです。でも、両親から「セキュリティがしっかりしている所がいい」と勧められたのがドーミーでした。
私としては、大学まで徒歩5分という近さが決め手でしたね。実際に住んでみると、部屋から大学が見えるくらいの距離感。勉強や実験で忙しい薬学部生にとって、通学時間が短いのは本当に楽です。
――入居前、寮生活(集団生活)への不安はありませんでしたか?
正直、少しありました。「人間関係が大変なんじゃないか」って。でも、実際は全然違いました。

誰かと話したい時は1階のラウンジに行けば誰かしらいるし、一人になりたい時は自分の部屋にいればいい。その距離感がすごく自由なんです。
「寂しくない一人暮らし」という感じで、想像以上に快適でした。

「3つのアプリ」と「寮のご飯」が私のペースメーカー
――薬学部は勉強が大変なイメージですが、時間管理はどうしていますか?
実は私、自己管理がすごく苦手なんです(笑)。「1時間勉強しよう」と思ったら3時間散歩しちゃったり、スマホを見始めたら止まらなくなったり……。

だからこそ、「3つのアプリ」を使い分けて強制的に管理しています。
1つ目は「スケジュール帳」で全体の予定を、2つ目は「リマインダー」で提出物の通知を、3つ目は「時間割アプリ」でテスト日程を管理して、スマホに通知が来るようにしているんです。
――徹底していますね! 生活リズムはどうですか?
それも寮に助けられています。夜遅くまで勉強して朝起きるのが辛い時でも、「朝食の提供時間(8時15分頃まで)」が決まっているから、「ご飯があるから行かなきゃ!」って起きられるんです。

一人暮らしだったら、朝食を抜いたり、そもそも起きられなかったりしたと思います。食堂に行けば温かいご飯が出てくるありがたさは、住んでみて初めて実感しました。
「まともな人はいない(笑)」個性爆発の仲間たち
――同じ大学の学生が多いと聞きました。どんな仲間がいますか?
ドーミー仙台小松島は、9割以上が同じ大学の学生なんですが……正直言って、まともな人は一人もいないです(いい意味で!)。

化学を極めている人、英語がペラペラな人、台湾出身の留学生、授業に出ないのにテストの点数が抜群に良い天才肌の人など、みんな何かしらの才能が突き抜けていて(笑)。
高校時代には出会えなかったような面白い人ばかりなので、毎日刺激をもらえます。
――勉強面でも助け合うことはありますか?
あります! 薬学部の試験は一つ落とすと大変なことになるので、みんな必死です。
でも、ラウンジに行けば先輩がいて「この先生のテストはどう対策したらいい?」って聞けるし、同級生とも「やばいね、勉強しよう」って励まし合える。
「周りも頑張っている」と感じられる環境だからこそ、私も自然とスイッチが入ります。

休日限定の「四角い鍋」と、家の中での「夏祭り」
――息抜きはどのようにしていますか?
日曜や祝日など、食事が出ない日は自炊も楽しんでいます。

最近買ったんですけど「四角い鍋」。これ一つで、この前はトマトリゾットを作りました! 友達がシチューを作ったりすることもあります。毎日は大変だけど、たまにやる料理は楽しいですね。
――寮内のイベントもあるとか。
はい、この前はRAの企画で「夏祭り」をやりました。

実家だったら、家の中で射的やヨーヨー釣りなんて絶対やらないじゃないですか(笑)。ここは「家」でありながら、友達と遊ぶ「学校」の延長のような場所でもあって。
遠出する時間がなくても、寮内でパッと遊んでリフレッシュできるのは、忙しい学生にとって最高の環境だと思います。
「薬のプロ」への憧れ。ここなら、きっと頑張れる。

――最後に、将来の夢とメッセージをお願いします。
私は小4の頃から「薬剤師になりたい」と言い続けてきました。それまではお花屋さんやパン屋さんになりたかったんですけど、急に変わったんです(笑)。
きっかけは、中学生の時に入院した経験でした。病室まで来てくれた薬剤師さんが、ただ薬を渡すだけでなく、とても分かりやすく説明してくれて。
「薬のプロでありながら、コミュニケーションで患者さんを安心させられる仕事なんだ。かっこいい!」と感動したのを今でも覚えています。
そんな憧れの仕事に就くために、今は必死に勉強する毎日です。
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――これから入学する皆さんへ。
私のように夢を持っていても、同時に「勉強についていけるかな」「一人暮らしで自分に甘くなってしまわないかな」という不安がある人もいると思います。
もしそう思っているなら、ドーミーは最高の環境です。
ここには、生活を支えてくれる寮長・寮母さんがいて、同じ目標に向かって切磋琢磨できる「ヤバくて面白い」仲間がいます。「今からコンビニ行かない?」と気軽に誘える友達がすぐそばにいる生活は、心強いし、何より楽しいですよ。
夢に向かって走るための最強の拠点がここにはあると、自信を持っておすすめします!

(取材・西泰宏/撮影:白浜哲)






