十数年ぶりに元ドーミー生が集結!”ドーミーウェルカムバック企画” に密着取材しました!
とある元ドーミー生の「もう一度、思い出のドーミーに泊まってみたい」という思いを実現すべく、当時入居されていた「ドーミー立川」で1泊してもらう企画を立ち上げることに。
今回、その様子をドーミーラボ編集部が密着取材しました!
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きっかけは1本のラジオから
podcast/YouTubeで配信中の『超旅ラジオ』。世界中を旅したライターであるSatoruさん、岡田 悠さんのお2人が、旅について話す番組です。
2023年7月27日の配信回、出演者のSatoruさんがお気に入りのホテル『ドーミーイン』について語ります。途中、ドーミーインのルーツになったのは、同じ会社(共立メンテナンス)が運営する学生寮『学生会館ドーミー』であった、という話題に。
すると、もう1人の出演者である岡田さんが、学生時代になんとドーミーに住んでいたことがあると判明。話題は、岡田さんのドーミー生活の思い出へと移っていきます。
番組中「もう一度、思い出のドーミーに泊まってみたい」という岡田さんの発言が。それを聞いたドーミーラボ編集部は、同番組にラブコールを送り、岡田さん・番組スタッフさんと対面。当時岡田さんが入居されていた「ドーミー立川」で1泊してもらう企画を立ち上げました。
そして2024年1月、岡田さんと、当時一緒にドーミーに住んでいた友人の方も招き、およそ15年ぶりの「ドーミーウェルカムバック」が実現。今回、その様子に密着させて頂きました。
岡田 悠(おかだ・ゆう)さん プロフィール
1987年生まれ、兵庫県出身、会社員兼作家。旅行記を中心に、様々なメディアで執筆活動を行う。著書に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)、『1歳の君とバナナへ』(小学館)など。一橋大学在学中、ドーミー立川に入居されていた。
十数年ぶりに立川に集まった仲間たち
当時、ドーミー立川に入居されていた、岡田さんとご友人3名。現在でも交流があり、定期的に一緒に旅行に行くなどする間柄だそう。
(左から)
石見(いしみ)さん 山口県出身。現在は地元で公務員として働く。
田島さん 新潟県出身。石見さんと同じく、現在は地元で公務員として働く。
岡田さん
役野さん 埼玉県出身。現在は鉄道会社に勤務。
企画当日、『昼過ぎに集合し、学生時代によく通った「伝説のすた丼屋」でランチをした後、立川駅周辺をめぐってきました』と岡田さんが笑顔で語ってくれました。
ドーミー立川に到着
夕方、ドーミー立川に到着。
「懐かしい。館内の雰囲気はほとんど当時と変わってないですね」
「そうそう、こんな部屋でした。家具の色も同じですね。」
久しぶりのドーミーでの夕食
それぞれの部屋に入ったあと、4人はダイニングルームへ。久しぶりのドーミーでの夕食です。
「この食堂のにおいですよ!懐かしい!昔はこの奥にテレビがありましたよね」
当時と同じように、食事を受け取り、ご飯と味噌汁をセルフでよそいます。
「そうそう、この感覚ですよ!ご飯をよそう時のわくわく感ですよね」
「食事を受け取るとき、食堂のおばちゃんがひと声掛けてくれましたよね」
この日のメニューは、さんまのかば焼きと、鶏とペンネのガーリック風味、厚揚げと根菜の煮物、ご飯、味噌汁。
「あらためて見ると、バランスの整った食事ですよね。」と田島さん。
岡田さんいわく、「味噌汁の味は、当時とほとんど同じな気がします」とのこと。
「一緒に住んでいた当時も、夕食の時間になると部屋にノックしにいったり、内線電話で呼んだりして誘い合って、こうして一緒にご飯を食べていた」と役野さん。
Q.好きだった、あるいは印象に残っているメニューはありますか?
石見さん「生姜焼きとか、肉系のメニューですかね。」
岡田さん「朝食の納豆ですね。私は朝は和食派だったので。あと、デザートがある日は嬉しかったなぁ。牛乳寒天とか。」
役野さん「食事は本当に楽しみでした。掲示されているメニュー表をいつもチェックしてました。」
田島さん「クリスマスとか、ケーキが出た日があったような。」
夕食のあと、当時の思い出などを振り返って頂きました
岡田さん「たしか、僕と田島くんが同じ日に入寮したんです。夕方の食事の時に、寮長が『彼も今日から入ったんだよ』って紹介してくれたんです」
役野さん「岡田くんたちとは別のグループと仲がよかったんですが、何かのきっかけで自分が声をかけて、いつの間にか一緒のグループになりましたね。」
田島さん「仲の良いみんなでいっしー(石見さん)の部屋に集まって、ゲームをしたり、ジャンプを読んだりしてました。いっしーが使っていた枕がとても良いやつで使い心地が良くて、みんなで使ってました」
岡田さん「桃鉄(=ゲーム「桃太郎電鉄」)100年プレイとかやってたよね笑。プレイヤーはその時にいるメンバーで交代しながら。」
田島さん「そうそう、その100年目のラストの時だけ、俺バイトで居なかったんだよ!感動のフィナーレを味わいたかったんだけど笑」
石見さん「岡田くんはよく僕の部屋に来ていて、僕の枕と布団で寝ちゃうんですよね。仕方なく、自分はジャンプを枕にして床で寝てたんですよ。僕の部屋なのに・・・笑」
岡田さん「あの枕、すげー良かったよね」
石見さん「実は、今でも使ってるんですよ笑」
ここで、役野さんが、当時の写真を持ってきました!と見せてくれました。
右側が当時大学1年生の役野さん。
「ほら、このハンガーレールとカーテン、まさにドーミーの部屋で撮ったんです」
左手前 岡田さん、左中 役野さん、右中 田島さん、右奥 石見さん
田島さん「これは立川駅の近くの居酒屋ですね。」
石見さん「駅近くで飲んで、明け方までカラオケして、朝ドーミーに帰る。そんな日もよくありましたね。笑」
岡田さん「今日集まってくれた3人、今日来れなかったメンバーも居るんですが、今でも年に1回くらいのペースで集まって、皆で旅行に行くんですよ。みんなそれぞれの仕事があったり、結婚して自分の家庭があったりしますが、この集まりは皆とても大切にしています。実は、通っていた大学は全員ばらばら。だけど、大学の友達とは違う、何か特別なつながりがあるといいますか。一生の付き合いができる、かけがえのない友達ができた。ドーミーに入ったからこそですよね。」
役野さん「実は、私は途中で別の大学に入りなおしたので、ドーミー立川に住んでいたのは1年だけだったんですよ。だけど、これだけ記憶に残る濃密な1年間を過ごしました。今でもこうしてつながっている友達がいるのは、本当にありがたいですよ。」
当時さながらに、部屋へ集合!
食事を終え、久々の大浴場とサウナも満喫された皆さん。
その後、当時のように部屋に集合されるとのことで、おじゃまさせて頂きました。
岡田さん「当時の雰囲気を再現しようと思って、駅前のビックカメラで色々買ってきちゃいました。ゲームやミニ四駆、ジャンプまで。モニターがちょっと小さいですけど笑、まさにこんな風に過ごしてました。」
役野さん「ゲームしたり、ジャンプ読んだり、みんな思い思いに過ごしてたよね」
十数年の時を経て、部屋のおともはジュースとお菓子から、ビールとおつまみに変わりました。
ですが、友人たちとともに部屋で過ごすその景色は、まさに「あの頃」そのものに感じられました。
当時を再現して持ち寄った、思い出の品とともに。
取材スタッフが引き上げた後も、ゲームをしたり、思い出を語り合ったり。
気が付けば、朝4時を回っていたそうです・・・笑。
翌朝、皆さんはそれぞれの帰路へ。まさにあっという間のひと時でした。
ウェルカムバック企画を終えて
後日、岡田さんからメッセージを頂きました。
岡田さん「ドーミー立川での週末、最高の体験でした。食堂に入った瞬間の香り、廊下の雰囲気、浴室とサウナなど、細部に至るまでノスタルジーを感じ、深夜に皆で部屋で集まってゲームをしている時などは、一瞬本当に15年前にタイムスリップをしたような錯覚を覚えました。友人たちも口々に『夢のような時間だった』と言っておりました。このような機会をセッティング頂き、ありがとうございました。」
ドーミーでの青春の思い出、そのものがまさによみがえる。
そんな貴重な機会に、私たちも立ち会わせて頂きました。
ドーミーラボ編集部が岡田さん出演のPodcast『超旅ラジオ』にゲスト出演!
ドーミーラボ編集部が岡田さん出演のPodcast『超旅ラジオ』に”ドーミーの中の人”としてゲスト出演させていただきました!
ドーミーとは何なのか、についてじっくりと語っておりますので、ぜひご覧ください!
また、岡田さんによる企画当日のレポート記事がデイリーポータルZで公開されています。
「学生時代に戻りたい」という夢を実現するまでの話が面白可笑しく紹介されています!
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16年前に住んでいた学生寮に泊まる|岡田悠/デイリーポータルZ
岡田 悠さん出演『超旅ラジオ』のご紹介
旅ライターのSatoruさん、岡田悠さんのお2人が、旅の話と、日常から旅を生み出す話をするPodcast。
YouTube、Spotify、AmazonのオーディオブックAudibleなど各メディアでお聴きいただけます。
取材・撮影・制作/Totty 編集/ドーミーラボ編集部