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合格祈願は本人以外が行っても大丈夫?代参りのポイントについて解説

合格祈願は本人以外が行っても大丈夫?代参りのポイントについて解説
志望校合格を目指して毎日勉強に勤しむなか、「合格祈願はどうしようか」と悩む受験生、親御さんもいるでしょう。勉強を第一に考えると、「正直、合格祈願に行くより勉強を優先したい」「代わりに自分の家族に合格祈願に行ってもらうのはOK?」という考えが出てくるのも当然です。

実は、本人以外の人が代わりに合格祈願へ行っても、失礼にあたることはなく、問題はありません。

今回は、自分以外の人が代わりに合格祈願をする「代参り」について解説します。ぜひ参考にしてください!

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合格祈願は本人以外が行ってもOK

合格祈願は、本人以外が行っても大丈夫です。

「受験するのは自分なのに、合格祈願を他の人に頼んでいいの?」と考えていた方にとっては、意外に感じられるでしょう。

本人以外の代理の人が神社に参拝しお願いごとをするのを「代参り」と呼びます。実は、代参りは古代からも日常的に行われてきた参拝方法です。

代参りでの合格祈願をした場合も、気持ちを込めて参拝すれば、本人の思いを託す形として十分とされています。

自分で合格祈願に行くか、代参りをお願いするかは自分自身で決めて大丈夫です。「良い気分転換になりそう」「絶対に自分自身で合格祈願に行きたい」と考える方は、日にちと場所を決めて神社に向かいましょう。その際はきちんと防寒対策をしてくださいね!「1分1秒でも無駄なく勉強に時間を充てたい」と考える方は、親御さんなど身近な人に代参りをお願いしても良いでしょう。

代参りをするのはどんなケース?

そもそも代参りをするのは、下記のようなケースです。

  1. すぐに参拝したいが時間的余裕がない
  2. 自宅から参拝したい神社までの距離が遠すぎる
  3. 病気や怪我などの致し方ない事情で参拝に行けない

受験生の皆さんにおいても、上記の1番か2番に該当してしまい、自分で合格祈願に行けないことは往々にしてあるでしょう。

そのため、代参りによる合格祈願を行っても問題はないのです。

代参りをする際のポイント

代参りは、形式に決まりがあるものではありません。ただし、気持ちよく参拝するために、意識しておきたい考え方がいくつかあります。

誰のための参拝かを意識して伝える

代参りでは、「誰のための参拝なのか」が伝わることが大切です。

とはいえ、決まった言い回しや細かい形式があるわけではありません。代わりに参拝する人が、受験生との関係を意識しながら、「この人のためにお願いしている」という気持ちを込めて参拝すれば十分です。

細かい言葉よりも、受験生を思う気持ちが何より大切です。親や家族として、普段どおりの気持ちで手を合わせれば問題ありません。

合格祈願以外のお願いごとをしない

代参りでは、「誰のために、何を願う参拝なのか」を意識しておくと安心です。

神社に足を運ぶと、つい自分のこともお願いしたくなるかもしれませんが、合格祈願の代参りの場合は、受験生に一番に気持ちを向ける、という考え方が一般的です。

形式や細かい決まりを気にする必要はありませんが、代参りの主旨を意識して参拝することで、気持ちよく手を合わせることができるでしょう。

お礼参りは本人が行く

お礼参りは本人が行きましょう。

お参りは、お願いをするだけでなく「お礼をすること」も重要です。

結果が出たあとに感謝の気持ちを伝えることで、ひとつの区切りをつける意味もあります。

代参りをしてもらった場合でも、受験が終わったタイミングで、本人があらためて手を合わせることで、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。きちんとお礼を伝えることで、神様は受験が終わってからもあなたのことを見守ってくれます。

合格祈願のお守りはどうする?

自分で合格祈願に行く場合は自身でお守りを選ぶのが一般的ですが、代参りの場合はお守りはどうするのか気になる方もいるでしょう。

代参りの場合は、代わりに合格祈願をする人にお守りも選んできてもらうのがおすすめです。

そもそもの話、古来からお守りは参拝に行くことができない人に配るものでした。昔は特に、神社は限られたエリアにしかなくアクセスも良くなかったので、参拝に行きたくても行けない人がたくさんいました。そこで、代表して参拝した人が神のご利益をそのような人たちへ配るためにつくられたのが「お守り」です。

したがって、「代参り」と「お守り」は切り離せないものなのです。

合格祈願の代参りでも、参拝に行けない受験生のために、代わりに参拝した人がお守りを選んで渡す、という形で問題ありません。

合格祈願のお守りが人気の神社を別の記事で紹介しているので、気になる方はそちらも見てみてください!

合格祈願は、自分に合った形で考えよう

合格祈願は、必ず本人が行かなければならないものではありません。受験期の状況によっては、代参りという選択肢を取っても問題ないのです。

大切なのは形式よりも、今の自分や家族にとって無理のない形を選ぶこと。合格祈願を、気持ちを整えるひとつのきっかけとして取り入れてみてください!

ライター
ドーミーラボ編集部

「夢中になれる学生生活」を探求するウエブマガジンです。進学や進路のあり方、充実した学生生活をおくるために実践できる知恵やヒントを発信していきます。